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第十二章
ハッピーウエディング④
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「杏どうした?」
仁が不思議に思い声をかける。
「ま、ま、マコさん」
「えっ?」
「杏、知ってるのか?」
「マコさん~」
泣きながら真琴に抱きつく。
「杏は、真琴さんと知り合い?」
「お母さん覚えてない?何年か前に慣れない電車に乗って貧血で倒れた事があったじゃない」
「ええ。親切に助けてくれて、飲み物を買ってくれて、治まるまで付き添って背中を擦ってくれたお姉さんがって、真琴さんだったの?」
「うん。名前を聞いたらマコって言ってたから、マコさんだと思ってた。マコさんありがとう。お礼が言えないままタクシーに乗せてもらって、しかもお支払いもしてくれてて……」
みんなの視線が、真琴に向く。
「あんちゃんってお名前だったわね。今思い出したわ。すっかりお姉さんになってるからわからなかったわ」
「マコさんが、私の義姉になるのよね?嬉しい~」
真琴の心配は無駄に終わった。真琴の人柄で沢山の人の縁が繋がる。
城之内家に、大歓迎されたのだった。
****
『城之内ドバイリゾート&スパ』のグランドオープンを迎えた。
世界中のセレブ達が集結していると言っても過言ではない。タワーホテルの大ホールと隣接して作られたガーデンは広々とし、沢山の招待客が入っていても余裕がある。
みんなが注目する中、城之内グループ社長でありこのプロジェクトの責任者である仁が挨拶をする。
「本日は、『城之内ドバイリゾート&スパ』のグランドオープンにお越しいただきありがとうございます。城之内が長年に渡り建設して参りましたドバイでのリゾート施設が予定通りオープンを迎えました。一重に皆様のご協力があってこそだと思っております。本日をわがリゾートのスタートとし皆様に喜んでいただけるよう、進化して参る所存です」
拍手が沸き起こる。
「私事ではございますが、グランドオープンを迎えた本日、結婚式を挙げさせていただきます。もしよろしければ、皆様が私達の結婚の証人として、見守っていただけたら幸いです」
割れんばかりの拍手が鳴り響く。
ガーデンにある教会からは、鐘が鳴り響く。
仁が不思議に思い声をかける。
「ま、ま、マコさん」
「えっ?」
「杏、知ってるのか?」
「マコさん~」
泣きながら真琴に抱きつく。
「杏は、真琴さんと知り合い?」
「お母さん覚えてない?何年か前に慣れない電車に乗って貧血で倒れた事があったじゃない」
「ええ。親切に助けてくれて、飲み物を買ってくれて、治まるまで付き添って背中を擦ってくれたお姉さんがって、真琴さんだったの?」
「うん。名前を聞いたらマコって言ってたから、マコさんだと思ってた。マコさんありがとう。お礼が言えないままタクシーに乗せてもらって、しかもお支払いもしてくれてて……」
みんなの視線が、真琴に向く。
「あんちゃんってお名前だったわね。今思い出したわ。すっかりお姉さんになってるからわからなかったわ」
「マコさんが、私の義姉になるのよね?嬉しい~」
真琴の心配は無駄に終わった。真琴の人柄で沢山の人の縁が繋がる。
城之内家に、大歓迎されたのだった。
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『城之内ドバイリゾート&スパ』のグランドオープンを迎えた。
世界中のセレブ達が集結していると言っても過言ではない。タワーホテルの大ホールと隣接して作られたガーデンは広々とし、沢山の招待客が入っていても余裕がある。
みんなが注目する中、城之内グループ社長でありこのプロジェクトの責任者である仁が挨拶をする。
「本日は、『城之内ドバイリゾート&スパ』のグランドオープンにお越しいただきありがとうございます。城之内が長年に渡り建設して参りましたドバイでのリゾート施設が予定通りオープンを迎えました。一重に皆様のご協力があってこそだと思っております。本日をわがリゾートのスタートとし皆様に喜んでいただけるよう、進化して参る所存です」
拍手が沸き起こる。
「私事ではございますが、グランドオープンを迎えた本日、結婚式を挙げさせていただきます。もしよろしければ、皆様が私達の結婚の証人として、見守っていただけたら幸いです」
割れんばかりの拍手が鳴り響く。
ガーデンにある教会からは、鐘が鳴り響く。
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