勇者になるのを断ったらなぜか敵国の騎士団長に溺愛されました

文字の大きさ
33 / 37

31話

しおりを挟む
「ひっ!えっ?嘘っ、やだっ。なんでそんなとこっ、汚いって!」

リベルが後ろの穴に指を当てがい、なんの躊躇もなくぬぷぬぷと埋めてくる。
暴れるのは想定内だったのか既に両脚を押さえられていて身動きがとれない。

挿入はいってくる指にナカを押し広げられ妙な感覚に襲われる。

「リベルっ...!やだって!んっ、抜いてっ...!うぁ!?抜いてって言ってるのにぃ...!」

抜いてと言っているのに指を増やされ、圧迫感が増した。

「はぁ、はぁ...、お前が煽ったんだろ。はぁ...、こっちは、今すぐ突っ込みたいの我慢してんだよ...」

ぐちぐちと指を動かしながら2本の指で穴を広げられ羞恥で涙が滲む。

たしかに煽った自覚はあるけど!まさかそんなとこ触られるとは思ってないし!突っ込みたいってなんだ!今突っ込んでるじゃんか!これ以上なに突っ込むつもり!?

「....っ.......は.......んぁ!?」

異物感を必死に耐えていると節くれだった指が少し膨らみのある部分を掠めた時、ビリっと電気が走ったかのように身体が跳ねた。

「あ....?なに、今の....。んっ!あ、や...、ねえそこなんか変っ...!」

リベルは俺の質問に答えることなく「ここか」とひとりごちたかと思えば先程の膨らみを執拗に擦りだした。
擦られるたびに変な声が漏れ、きゅうっとリベルの指を締め付けてしまう。

ぐちゃぐちゃとかき混ぜられている時はただ違和感しかなかったのに、膨らみに触れられると下半身がじんじんと熱を持ち身体が勝手に動く。

やめてと訴えても全く聞き入れてもらえず、ようやく引き抜かれた時には俺の陰茎はだらしなく透明な蜜を零しながら勃ち上がっていた。

恥ずかしさのあまり顔を隠すと再び後孔に何かが当てがわれ、慌てて見れば凶器のようなリベルの陰茎がぴったりと添えられていた。

「えっ、嘘でしょ...?そんなの入るわけ...、うっ...い...ぁ....。や、やめ....っ...」

静止も虚しくずぶりと挿入ってくるのがわかる。少しの痛み、そしてそれを上回るほどの圧迫感と熱量。だが予想に反して意外にもすんなりと挿入っていく。

「くっ...キツ....」

「ぁ...、むり...ないぞう、でるっ....」

「っ...、もう少し、力を抜け....くっ」

「むり、だって...、そっちこそ...ぬい——んむっ、んっ...ふ...んっ」

まるで嫌だとでも言うように唇で塞がれ、せめてもの抵抗で入ってくる舌を押し返すとそれすらも絡みとられる。
キスをしたことで力が抜けたのか、限界だと思っていたのにさらに奥まで入ってきた。

ゆっくりと入ってくるソレが膨らみを押しつぶしながら奥へ進み、びくりと快感が走る。すでに痛みなどどこかへいっていた。

「ぁっ...まっ...も、くるし....」

「はっ...、全部は無理か....っ....」

え!?こんなに苦しいのに全部入ってないの!?一体どんだけでかいんだよ!
全部入ったらほんとに内臓出るんじゃないか....?

「くっ...、動くぞ....」

「ひっ、ぁ...やだっ....、うごかない、でっ...」

「っ、おいっ、俺の食いちぎるつもりか...?締めすぎだっ...」

「わかんなっ...、う...ぁ、んっ...あっ...」

無意識に締め付けてしまったようで綺麗な顔が苦しげに歪んだ。
そんなことを言われても俺にも余裕など全くなく、息を吸っているはずなのに苦しい。
しかも動かれるたびに膨らみが擦れて言いようのない快感が押し寄せる。

おれ、なんでこんなにきもちよくなってんだ...。

わけもわからす尻にちんこを突っ込まれ、あまつさえそれで悦がっているなんて。
恥ずかしくて涙がぽろぽろと溢れる。それをリベルが指で拭ってくれるが、わけがわからな過ぎて怖い。

「リ、ベルっ...、なんかおれ、へんっ...。んっ、ぁ...」

「っ...、なんだ...?悪いがこれでも手加減してるぞ....くっ...」

「ちがっ...、んっ...。なんでっ...こんなきもちい、のっ...?」

へんだよね?おかしいよね?

「おまっ...!」

「やっ!ぁ...なんで、おっきく...!んぁっ...まっ..!はや...っん!」

すでに後ろはリベルのモノでいっぱいなのに、より大きくなったことで圧迫感が増す。さらにリベルは俺の腰を掴んで律動を速めた。

ずちゅずちゅと卑猥な音を立てながら膨らみを押しつぶし、時にはカリ首でごりごりと抉ってくる。
なんでこんなに音がするんだと思ったら、リベルのものもあるんだろうが自分から溢れる先走りが後ろまで垂れていることに気づいてしまった。

「やだっ、あっ..!まっ...、んぁっ!ぁ...んんっ!」

「はっ...、今のはお前が悪いっ...!」

「ひぅ!んっ...も、むりっ...!やっ...いっちゃうっ..からっ...!」

「ああ...イけよ...っ....は、俺もっ....!」

イきそうだから止まってと言ったつもりだったのに、リベルは止めるどころか容赦なく腰を打ちつけてくる。

「やぁっ、...ぁあっ!あっ、んぅっ...!や、ぁあっ!」

「っ..、は....くっ....!」

休む暇なく与えられる快感に呆気なく達してしまった。白濁液がお腹へ広がるのと同時にナカにも熱いモノがどくどくと注ぎ込まれる。
ようやく動きも止まりほっとしたところで、埋められているリベルの陰茎が未だ硬いままである事に気づいた。

射精したはずである。その感覚が確かにあった。なのになんで?

リベルをちらりと見るとその瞳はなおもギラギラと欲望に満ち溢れている。

「はぁ.....、全然足りない」

耳を疑うような言葉とともに再び腰をゆるゆると動かし始めた。

「んぁっ、やっ...、まって...!いっかい、ぬいてっ...!ひぁっ!んっ...ぁあっ」

一度イって敏感になっているソコは、ゆっくり動かされるだけでも先程より強い快感が押し寄せる。

しかもリベルの吐き出した精液で滑りが良くなったのか、さらに奥へと入ってくる。

これ....、終わる頃には内臓でてるんじゃ....?


結局リベルが満足したのは、外が薄暗くなった頃だった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる

ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。 ・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。 ・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。 ・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話

gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、 立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。 タイトルそのままですみません。

異世界で勇者をやったら執着系騎士に愛された

よしゆき
BL
平凡な高校生の受けが異世界の勇者に選ばれた。女神に美少年へと顔を変えられ勇者になった受けは、一緒に旅をする騎士に告白される。返事を先伸ばしにして受けは攻めの前から姿を消し、そのまま攻めの告白をうやむやにしようとする。

魔王に転生したら幼馴染が勇者になって僕を倒しに来ました。

なつか
BL
ある日、目を開けると魔王になっていた。 この世界の魔王は必ずいつか勇者に倒されるらしい。でも、争いごとは嫌いだし、平和に暮らしたい! そう思って魔界作りをがんばっていたのに、突然やってきた勇者にあっさりと敗北。 死ぬ直前に過去を思い出して、勇者が大好きだった幼馴染だったことに気が付いたけど、もうどうしようもない。 次、生まれ変わるとしたらもう魔王は嫌だな、と思いながら再び目を覚ますと、なぜかベッドにつながれていた――。 6話完結の短編です。前半は受けの魔王視点。後半は攻めの勇者視点。 性描写は最終話のみに入ります。 ※注意 ・攻めは過去に女性と関係を持っていますが、詳細な描写はありません。 ・多少の流血表現があるため、「残酷な描写あり」タグを保険としてつけています。

クズ令息、魔法で犬になったら恋人ができました

岩永みやび
BL
公爵家の次男ウィルは、王太子殿下の婚約者に手を出したとして犬になる魔法をかけられてしまう。好きな人とキスすれば人間に戻れるというが、犬姿に満足していたウィルはのんびり気ままな生活を送っていた。 そんなある日、ひとりのマイペースな騎士と出会って……? 「僕、犬を飼うのが夢だったんです」 『俺はおまえのペットではないからな?』 「だから今すごく嬉しいです」 『話聞いてるか? ペットではないからな?』 果たしてウィルは無事に好きな人を見つけて人間姿に戻れるのか。 ※不定期更新。主人公がクズです。女性と関係を持っていることを匂わせるような描写があります。

モフモフになった魔術師はエリート騎士の愛に困惑中

risashy
BL
魔術師団の落ちこぼれ魔術師、ローランド。 任務中にひょんなことからモフモフに変幻し、人間に戻れなくなってしまう。そんなところを騎士団の有望株アルヴィンに拾われ、命拾いしていた。 快適なペット生活を満喫する中、実はアルヴィンが自分を好きだと知る。 アルヴィンから語られる自分への愛に、ローランドは戸惑うものの——? 24000字程度の短編です。 ※BL(ボーイズラブ)作品です。 この作品は小説家になろうさんでも公開します。

小っちゃくたって猛禽類!〜消えてしまえと言われたので家を出ます。父上母上兄上それから婚約者様ごめんなさい〜

れると
BL
【第3部完結!】 第4部誠意執筆中。平日なるべく毎日更新を目標にしてますが、戦闘シーンとか魔物シーンとかかなり四苦八苦してますのでぶっちゃけ不定期更新です!いつも読みに来てくださってありがとうございます!いいね、エール励みになります! ↓↓あらすじ(?) 僕はツミという種族の立派な猛禽類だ!世界一小さくたって猛禽類なんだ! 僕にあの婚約者は勿体ないって?消えてしまえだって?いいよ、消えてあげる。だって僕の夢は冒険者なんだから! 家には兄上が居るから跡継ぎは問題ないし、母様のお腹の中には双子の赤ちゃんだって居るんだ。僕が居なくなっても問題無いはず、きっと大丈夫。 1人でだって立派に冒険者やってみせる! 父上、母上、兄上、これから産まれてくる弟達、それから婚約者様。勝手に居なくなる僕をお許し下さい。僕は家に帰るつもりはございません。 立派な冒険者になってみせます! 第1部 完結!兄や婚約者から見たエイル 第2部エイルが冒険者になるまで① 第3部エイルが冒険者になるまで② 第4部エイル、旅をする! 第5部隠れタイトル パンイチで戦う元子爵令息(までいけるかな?) ・ ・ ・ の予定です。 不定期更新になります、すみません。 家庭の都合上で土日祝日は更新できません。 ※BLシーンは物語の大分後です。タイトル後に※を付ける予定です。

異世界に転移したら運命の人の膝の上でした!

鳴海
BL
ある日、異世界に転移した天音(あまね)は、そこでハインツという名のカイネルシア帝国の皇帝に出会った。 この世界では異世界転移者は”界渡り人”と呼ばれる神からの預かり子で、界渡り人の幸せがこの国の繁栄に大きく関与すると言われている。 界渡り人に幸せになってもらいたいハインツのおかげで離宮に住むことになった天音は、日本にいた頃の何倍も贅沢な暮らしをさせてもらえることになった。 そんな天音がやっと異世界での生活に慣れた頃、なぜか危険な目に遭い始めて……。

処理中です...