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ララの秘密
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リーフが目を覚ましたのは、朝ではなく,まだ夜だった。
体がすごく軽くて、気分がスッキリしている。
心配そうにのぞき込んでいるのは、スカーレット。
その横には、見知らぬ大柄な女性がいた。
「気が付かれましたか、リーフ様!だれか、マーリン王子をお呼びしろ!」
兵士に指示を出すと、スカーレットはリーフに向き直って髪をなでた。
「よかった・・・、リーフ様。あなたは本当にすごいお方だ・・・!」
尊敬と愛しさが混ざったようなスカーレットの瞳。
「えっ・・・?」
「リーフ!」
すごい勢いでマーリン王子がやって来た。
目を開けているリーフを確認して抱きしめる。
「リーフ・・・。無事でよかった・・・。」
「お前は二日間目を覚まさなかったんだ。みな、どれほど心配したか。」
「あ、そういえばボクはどうなったんだっけ。。。じゃなくて、ララは?!ララはどうなったの?!」
起き上がろうとするリーフをマーリンが優しく止めた。
「ララは、大丈夫だよリーフ。あとで合わせてあげるから、今は落ち着きなさい。」
その様子を見ていた大柄な女性が、感極まった様子で泣き始めた。
「このお方が、このお方がララ様をお救い下さったのですね・・・・!
ありがとうございます、ありがとうございます!」
女はリーフの手を取りひざまずいてむせび泣く。
リーフはいろんなことが分からなくて混乱してきた。
「あの、王子、説明してくれる・・・・?」
「そうだね、リーフには知る権利がある。
お茶でも飲みながら話そう」
しばらくして、泣いていた女がお茶を運んできてくれた。
薄いグリーンの綺麗な色のお茶。ふんわりと優しい香りがする。
「これは我が城にある薬草の園のお茶なんだよ。
体を内側から直し、精霊の気を取り入れてくれる作用がある、パーズ・パーヅの葉っぱから出来ているんだ。」
リーフがコクンと一口飲むと、口の中一杯にお茶の甘さが広がってきた。
ハチミツと砂糖がミントと仲良くなったみたいな味。
「おいしい・・・!」
体が喜んでいるのが分かる。
「わたくしはソフィアと申します、リーフ様。
まずは、どうしてもお礼を申し上げたくて・・・・・。」
大柄な女はまた涙を流した。
「ソフィアさんって・・・、あ、もしかして、ララのお世話をしてくれているっていう人?」
「さようでございます。」
「ソフィアはララが生まれた時から27年間ずっと世話をしてきてくれたんだ。」と王子。
「もともと私は、ご結婚前のお妃さまの護衛として仕えておりました。ツルギの国の戦士の末裔でございます。ララ様がお生まれになって後は、ララ様をお守りするために生きてまいりました。
しかしこの王家にかけられました恐ろしい悪魔の呪いに苦しむララ様をお助けすることができず、苦しい27年間を過ごしてまいりました。」
「あの・・・どうしてララは男の姿になったの?それも呪いなの?」
リーフが一番知りたかったことだった。
「ララ・・・兄さんは・・・。」マーリンは言葉を絞り出すように話し始める。
「まずは母上の話をせねばなるまい。母上はここ、ホシフルの国の神殿の巫女だった。
巫女といっても日々鍛錬を積む最強の女戦士なんだ。
王である父上は、夜の悪魔の時に半ば無理矢理、巫女だった母上を妻としてめとったというが、
母上は嘆き悲しむような弱い人間ではなかった。
お腹に子供を・・・兄上を身ごもったことがわかると、何とか1000年の呪いから我が子を守ろうと策を練った。
その一つが魔女の返呪だった。」
「魔女の返呪?」
「100人の魔女を集めてかけられた呪いを悪魔に返すというものだった。
99人目までは上手くいったのだが、100人目の魔女が裏切ったんだ。
そして集めた呪いがすべて母上のお腹に降りかかってきたのだ。
お腹にいた兄上は無事に生まれたが・・・・。
生まれたのは、生まれるはずのない女の子だった。」
体がすごく軽くて、気分がスッキリしている。
心配そうにのぞき込んでいるのは、スカーレット。
その横には、見知らぬ大柄な女性がいた。
「気が付かれましたか、リーフ様!だれか、マーリン王子をお呼びしろ!」
兵士に指示を出すと、スカーレットはリーフに向き直って髪をなでた。
「よかった・・・、リーフ様。あなたは本当にすごいお方だ・・・!」
尊敬と愛しさが混ざったようなスカーレットの瞳。
「えっ・・・?」
「リーフ!」
すごい勢いでマーリン王子がやって来た。
目を開けているリーフを確認して抱きしめる。
「リーフ・・・。無事でよかった・・・。」
「お前は二日間目を覚まさなかったんだ。みな、どれほど心配したか。」
「あ、そういえばボクはどうなったんだっけ。。。じゃなくて、ララは?!ララはどうなったの?!」
起き上がろうとするリーフをマーリンが優しく止めた。
「ララは、大丈夫だよリーフ。あとで合わせてあげるから、今は落ち着きなさい。」
その様子を見ていた大柄な女性が、感極まった様子で泣き始めた。
「このお方が、このお方がララ様をお救い下さったのですね・・・・!
ありがとうございます、ありがとうございます!」
女はリーフの手を取りひざまずいてむせび泣く。
リーフはいろんなことが分からなくて混乱してきた。
「あの、王子、説明してくれる・・・・?」
「そうだね、リーフには知る権利がある。
お茶でも飲みながら話そう」
しばらくして、泣いていた女がお茶を運んできてくれた。
薄いグリーンの綺麗な色のお茶。ふんわりと優しい香りがする。
「これは我が城にある薬草の園のお茶なんだよ。
体を内側から直し、精霊の気を取り入れてくれる作用がある、パーズ・パーヅの葉っぱから出来ているんだ。」
リーフがコクンと一口飲むと、口の中一杯にお茶の甘さが広がってきた。
ハチミツと砂糖がミントと仲良くなったみたいな味。
「おいしい・・・!」
体が喜んでいるのが分かる。
「わたくしはソフィアと申します、リーフ様。
まずは、どうしてもお礼を申し上げたくて・・・・・。」
大柄な女はまた涙を流した。
「ソフィアさんって・・・、あ、もしかして、ララのお世話をしてくれているっていう人?」
「さようでございます。」
「ソフィアはララが生まれた時から27年間ずっと世話をしてきてくれたんだ。」と王子。
「もともと私は、ご結婚前のお妃さまの護衛として仕えておりました。ツルギの国の戦士の末裔でございます。ララ様がお生まれになって後は、ララ様をお守りするために生きてまいりました。
しかしこの王家にかけられました恐ろしい悪魔の呪いに苦しむララ様をお助けすることができず、苦しい27年間を過ごしてまいりました。」
「あの・・・どうしてララは男の姿になったの?それも呪いなの?」
リーフが一番知りたかったことだった。
「ララ・・・兄さんは・・・。」マーリンは言葉を絞り出すように話し始める。
「まずは母上の話をせねばなるまい。母上はここ、ホシフルの国の神殿の巫女だった。
巫女といっても日々鍛錬を積む最強の女戦士なんだ。
王である父上は、夜の悪魔の時に半ば無理矢理、巫女だった母上を妻としてめとったというが、
母上は嘆き悲しむような弱い人間ではなかった。
お腹に子供を・・・兄上を身ごもったことがわかると、何とか1000年の呪いから我が子を守ろうと策を練った。
その一つが魔女の返呪だった。」
「魔女の返呪?」
「100人の魔女を集めてかけられた呪いを悪魔に返すというものだった。
99人目までは上手くいったのだが、100人目の魔女が裏切ったんだ。
そして集めた呪いがすべて母上のお腹に降りかかってきたのだ。
お腹にいた兄上は無事に生まれたが・・・・。
生まれたのは、生まれるはずのない女の子だった。」
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