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本編
ヨーデルヨーデルヨーデルヨーデル
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馬鹿みたいに早く目が覚めた夜。
こんな日は馬鹿みたいな小説を書くに限るのです。
ちなみに作者は馬鹿ではありません、あのハーバードからも一目置かれていました。
以下、世界的にも偏差値の高い本編
「大きく腕を振って胸の運動~っ! い~ち、に~い!……」
「いぃ~ち、にいぃ~、さん〜っしぃ〜……」
「手を首の後ろに回してイケメンのポーズ~ッ! い~っち、にいいいいいっ!……」
「……ごぉ~ろく、しち、はち」
バキィ!
「ぐほぁ?!」
「なんだそのやる気のない声は! テメェラジオ体操舐めてんのかぁ?!」
「すみません、寝不足でして。サー!」
「そんなんで現世に戻れるとか思ってんの? なに? 地獄舐めてんの?」
「舐めていません! サー!」
ここは地獄の一丁目。右を向けば巨大な剣の山。左を向けば灼熱のマグマ。背後には極寒の氷河。そして足元には低反発の申し子、トゥルースリーパーが敷き詰められていた。腰を痛めてからでは遅いからだ。
あの瞬間、確かに俺は死んだ。と言っても、俺の身体は女神サマから加護を受けている身であるからして、他の有象無象のテンプレチートで吐き気を催すほどに凡個性的な無価値の淘汰されるべきクズ共とは『死ぬ』の意味合いが違ってくる。
俺の頭の上にある残機数が×99から×98になっていることからも分かると思うが、俺にはあと98回分はライフのストックがあるのだ。ストックが減ってきたらノコノコと階段を使って無限1アップするので実質ライフは無限だ。
そんな俺がなぜ地獄にいるのかというと。
『おいテンプレキラー。はやく必殺技でもなんでも覚えなさいですよ。晩御飯の用意が面倒になってきたですよ』
「まだ3日目だろうが。それに作り置きしてたのがあるでしょう、チンして食べなさい」
『チンするのも面倒なんですよー』
「コラァ! 誰と話している! 無駄口を叩くなァ!!」
「サーイエッサー!!」
あの日、妹にあっけなく殺された俺はその屈辱から自主的に地獄に堕ち、このように修行の日々を送っている。修行3日目にして大分ムキムキになってきたが、ここからさらに強くなるべく地獄のラジオ体操に取り組んでいる次第だ。
身体がポカポカして血行が良くなってきた……汗が出てきてちょっと気持ち悪い……クソッこれが、地獄か……ッ負けてたまるか! 特訓コースの料金も払っているのだからここで終わらせるのは余りにもったいない!
「こんなもの……初日の腕立てとスクワット15回に比べれば……」
「その意気だ新人! さぁ……ラストスパートだ!」
「うおおおおおおおおっ!!」
……
「よくやったな!! 今日はここまで!」
ようやく地獄のトレーニングが終わった。まさかあの後アレがこうなってアレするとは思わなかった、それに最後のピーマンなんてもうまさに地獄だった。残機減るかと思った。
「ハァ……ハァ……」
「どうだ? 大分身体も引き締まってきたんじゃないか?」
教官が腕の上がらない俺の代わりに服をまくり上げる。
見ると、不摂生を重ねた俺の腹筋が見事に割れていた。バキバキだ、その数およそ40個。
「この調子で特訓を続ければ、私みたいに腹筋は100個くらいまで割れるぞ!」
「ハァ……ハァ……ハァ……っイエス、サー!」
『かぁーっ、細マッチョが1番モテるのにわざわざゴリラみたいになるとか、どうかしてるですよ』
「ハァ……ハァ……っ教官」
「どうした?」
「モテないらしいんで辞めます!サー!」
こうして俺はつくりすぎた腹筋34個を地獄に寄付して現世に帰還した。
やっぱ時代は細マッチョだぜ。
ということで、2部の後編でした。上手いことフラグを回収できて良かっ たです。
まあでも思ったより簡単に回収できましたね、なにせフラグなんて一つも無かったので。
p.s お気に入りじゃなくて、できればブラウザのブックマークで何とかアルファマッポの監視を掻い潜ってください。
そうしないとこのままじゃランキング乗っちゃうよ、やべーよ作者が小説好きな人達から怒られちゃうよ。
え? めんどくさい? ああそう……
こんな日は馬鹿みたいな小説を書くに限るのです。
ちなみに作者は馬鹿ではありません、あのハーバードからも一目置かれていました。
以下、世界的にも偏差値の高い本編
「大きく腕を振って胸の運動~っ! い~ち、に~い!……」
「いぃ~ち、にいぃ~、さん〜っしぃ〜……」
「手を首の後ろに回してイケメンのポーズ~ッ! い~っち、にいいいいいっ!……」
「……ごぉ~ろく、しち、はち」
バキィ!
「ぐほぁ?!」
「なんだそのやる気のない声は! テメェラジオ体操舐めてんのかぁ?!」
「すみません、寝不足でして。サー!」
「そんなんで現世に戻れるとか思ってんの? なに? 地獄舐めてんの?」
「舐めていません! サー!」
ここは地獄の一丁目。右を向けば巨大な剣の山。左を向けば灼熱のマグマ。背後には極寒の氷河。そして足元には低反発の申し子、トゥルースリーパーが敷き詰められていた。腰を痛めてからでは遅いからだ。
あの瞬間、確かに俺は死んだ。と言っても、俺の身体は女神サマから加護を受けている身であるからして、他の有象無象のテンプレチートで吐き気を催すほどに凡個性的な無価値の淘汰されるべきクズ共とは『死ぬ』の意味合いが違ってくる。
俺の頭の上にある残機数が×99から×98になっていることからも分かると思うが、俺にはあと98回分はライフのストックがあるのだ。ストックが減ってきたらノコノコと階段を使って無限1アップするので実質ライフは無限だ。
そんな俺がなぜ地獄にいるのかというと。
『おいテンプレキラー。はやく必殺技でもなんでも覚えなさいですよ。晩御飯の用意が面倒になってきたですよ』
「まだ3日目だろうが。それに作り置きしてたのがあるでしょう、チンして食べなさい」
『チンするのも面倒なんですよー』
「コラァ! 誰と話している! 無駄口を叩くなァ!!」
「サーイエッサー!!」
あの日、妹にあっけなく殺された俺はその屈辱から自主的に地獄に堕ち、このように修行の日々を送っている。修行3日目にして大分ムキムキになってきたが、ここからさらに強くなるべく地獄のラジオ体操に取り組んでいる次第だ。
身体がポカポカして血行が良くなってきた……汗が出てきてちょっと気持ち悪い……クソッこれが、地獄か……ッ負けてたまるか! 特訓コースの料金も払っているのだからここで終わらせるのは余りにもったいない!
「こんなもの……初日の腕立てとスクワット15回に比べれば……」
「その意気だ新人! さぁ……ラストスパートだ!」
「うおおおおおおおおっ!!」
……
「よくやったな!! 今日はここまで!」
ようやく地獄のトレーニングが終わった。まさかあの後アレがこうなってアレするとは思わなかった、それに最後のピーマンなんてもうまさに地獄だった。残機減るかと思った。
「ハァ……ハァ……」
「どうだ? 大分身体も引き締まってきたんじゃないか?」
教官が腕の上がらない俺の代わりに服をまくり上げる。
見ると、不摂生を重ねた俺の腹筋が見事に割れていた。バキバキだ、その数およそ40個。
「この調子で特訓を続ければ、私みたいに腹筋は100個くらいまで割れるぞ!」
「ハァ……ハァ……ハァ……っイエス、サー!」
『かぁーっ、細マッチョが1番モテるのにわざわざゴリラみたいになるとか、どうかしてるですよ』
「ハァ……ハァ……っ教官」
「どうした?」
「モテないらしいんで辞めます!サー!」
こうして俺はつくりすぎた腹筋34個を地獄に寄付して現世に帰還した。
やっぱ時代は細マッチョだぜ。
ということで、2部の後編でした。上手いことフラグを回収できて良かっ たです。
まあでも思ったより簡単に回収できましたね、なにせフラグなんて一つも無かったので。
p.s お気に入りじゃなくて、できればブラウザのブックマークで何とかアルファマッポの監視を掻い潜ってください。
そうしないとこのままじゃランキング乗っちゃうよ、やべーよ作者が小説好きな人達から怒られちゃうよ。
え? めんどくさい? ああそう……
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