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幕間ー01
聖奈「AD兵器について学びましょ」-02
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聖奈「この辺りから、各国もAD兵器の開発、および日本に技術提供を要求。その時は高田重工から防衛装備庁に出向して、技術開発局の局長を務めていたお父さん――城坂修一が、こう発言したの」
修一『AD兵器は、各国の軍事バランスを崩壊させる程のものである』
聖奈「でも、結局日本はAD兵器を手放せない物として認識し始めてたし、各国もそれを分かってるからこそ、どんどん要求してきたわ」
聖奈「そこで出来たシステムが【国家間AD機密協定】――通称・連邦同盟。AD兵器の開発を規律する『規制条約』ね」
聖奈「日本、ドイツ、アメリカの三国が中心となり、AD兵器の開発情報を規制、及び技術独占を禁止する事によって、AD開発自体を規律。こうすることで、適度な軍事バランスを保つ事が出来る」
聖奈「各国で所有できるAD兵器の総量も決められている。その数を超えて生産されないようにも規律されてるのね」
織姫「でも、それに反する国々が【新ソ連】って呼ばれた……」
聖奈「そ。加盟国じゃないから、加盟国から情報開示こそされないものの、好き勝手ADを作る事ができるようになった。技術は幾分か古い物を使うようになってるけどね」
紗彩子「話が逸れましたね――その連邦同盟が作られた事により、日本と米軍によるAD共同開発が、次に行われました」
紗彩子「GIX-026【クライシス】、これには独自OS【礎】に代わるOSの新規格【OMS】が搭載されました」
紗彩子「記憶装置及び制御装置と、さらに並列に処理させるマニピュレートシステム。飛竜で唯一不満点であった『操縦がしにくい』と言う不満を解消すべく生まれた『簡素操縦システム』、それが【OMS】、オペレーティングマニピュレートシステムですね」
紗彩子「まぁ実際には、独自OS【礎】の時点で基礎が生まれていたので、実際には礎の時点でもうOMSと呼べるべき物でしたが。OMSは礎の改良型、と考えて頂いて構いません」
織姫「未だにOMSは研究対象だしな。ウチもOMS科はあまりに人いないし」
聖奈「十メートル台の機体を完璧に操縦できるシステム構築が行える奴なんかたかが知れてるわよ。百人の凡才を量産するより一人の天才作った方が建設的ね」
聖奈「そして、次のAD兵器が【技術革新】と呼ぶべき機体。これも米軍と共同開発された機体なんだけど――初の【プラスデータ搭載型】の機体ね」
織姫「GIX-P1【グレムリン】だよな。俺が一番好きな機体だ」
聖奈「そ。それまで開発されていた【000フレーム(トリプルゼロフレーム)】とは違った、新しいフレーム技術【タイプPフレーム】」
聖奈「今までの000フレームは、機体そのものにカスタマイズを行うのが主流だったけど、それだと整備時間とか汎用性に問題があった」
聖奈「グレムリンに使われたこのタイプPフレームは、機体そのもののカスタマイズは行わずに『プラスデータと呼ばれるバックパックシステムにカスタマイズを施す事により、機体そのものの汎用性の高くする』って試みね」
紗彩子「結果試みは成功。機体に高いポテンシャルを施しながら、なおかつ行う作戦に応じてプラスデータ――バックパックを変更させる事により、局地戦にも対応できるようになりました。今の秋風が標準で搭載できる三つのプラスデータは、この時点で存在しております」
聖奈「未だに米軍ではこのグレムリンが正式配備されてるでしょ」
織姫「まぁ俺ポンプ付き使ってたけど」
聖奈「あー、FH-26X【グレムリン・セコンド】ね。スラスターの増設やブースターバックパックの製造によって、エースパイロット用機体として生まれ変わらせるセコンド仕様型」
聖奈「でも日本はそれだけで済まない――防衛省は、そこから一切高田重工に関与せず、高田重工だけの技術で新型機体を作らせたの」
織姫「それが傑作機――GIX-P4【秋風】だな」
聖奈「そう! 秋風は完璧な作品よ! 機動性、汎用性、素体自体の性能、どれをとっても最新鋭の機体! あ、ちなみに私は試作試験型・秋風に乗ってたテストパイロットなのよ」
織姫「マジで!?」
聖奈「超マジ! だから秋風に関しては誰より詳しい自信あるわよ!」
聖奈「秋風を語る上で肝なのは、開発を全て『高田重工だけが行っている』って点ね! これによって『連邦同盟に加盟している日本が開発したわけでは無く、高田重工が自発的に開発したものを、日本軍が買い取って使っている』って言い訳が出来るのよ!」
織姫「すげー幼稚な言い訳だよな……良くアメリカとドイツ、怒んないな。連邦同盟作った日本が率先して破ってるって」
聖奈「実際、防衛省にも織姫の情報ってブラックボックスになってて分かんないのよ。最低限整備が出来る様になってはいるけど、その生産・改修は完全に高田重工任せね」
聖奈「だから防衛省もメチャクチャ高いライセンス料を払って高田重工から機体を買い取ってるの。小国の国家予算丸々位のお金を高田重工に貢いでるってわけね」
聖奈「おまけに織姫を汎用性高い機体に留めている理由は――日本全体に配備されているAD兵器が全てこの秋風って所!」
聖奈「もう秋風以外は使わない! って事で、今の整備・改修・装備開発は全て秋風用の物になってるから、日本で秋風以外の機体は――姫ちゃんの機体【雷神】だけね」
織姫「そうそう、それが聞きたかったんだよ」
聖奈「雷神は、城坂修一……お父さんが提唱した【戦争無き世界】を生み出す為に、四六が高田重工とアストレイド・ブレイン社の共同で開発を行うように依頼した機体ね」
聖奈「プラスデータ、高速戦パックと高機動パックの性質を併せ持つP000フレームを採用して、OMSもヤス君によって独自開発された」
織姫「ヤス君って、清水先輩?」
聖奈「うん。ヤス君が作ったOMS最大の特徴は、秋風と同様の機体性能と合わせて――処理能力を全て機体制御に回してるって事ね」
聖奈「武装処理を一切行わないから、秋風でリミッターがかけられている稼働の、約三倍を超える高機動・高速処理を可能としていて、まさに【兵器なり得ない兵器】」
聖奈「その代り【AD】としては完璧よ。遺伝子操作された姫ちゃんと、雷神の処理を行う為のコンピュータを埋め込まれた楠ちゃんの二人が揃えば、この機体は無敵になる!」
聖奈「……とまぁ、これが日本のAD兵器事情かしら」
織姫「米軍は未だにグレムリンを使っているし……じゃあドイツは?」
紗彩子「日米で製造された【グレムリン】の情報開示を元として、Pフレームの量産化に成功。ROT-08P【グランツ】と言う機体を制式採用しております」
紗彩子「カタログスペック上はグレムリンと同程度らしいですが、どうもOMSの性能自体が低く、操縦性に難点がある事から、スペックはガタ落ちですね」
紗彩子「よっぽどロシア制式採用のディエチの方が、実際には使いやすそうです」
織姫「ディエチか……あんまりいい思い出ねぇな……」
紗彩子「実際にディエチは良い機体です。ポテンシャルは非常に高く、何より劣悪な環境下でも壊れにくい。おまけに量産性に優れており【ADのAK-47】とも呼ばれております」
紗彩子「実際に、ロシアの豪龍――リントヴルムの搭乗したディエチは、とてつもない性能を誇っていたでしょう?」
織姫「――アイツは別格だよ。アイツと戦って生き残ってる久瀬先輩がどんだけ強いかってのが分かるよな」
聖奈「後は中国とEU諸国だけど――大抵他国から流れてきた機体のフレームだけ使って、それ以外は全部模造って感じね」
聖奈「こんな所かしらね。他にもいろいろ教えたい所はあるけど」
織姫「あるけど?」
聖奈「隣、見てみなさい」
楠「すぅ……すぅ……」
織姫「……よっぽどタイクツだったんだな」
聖奈「生徒会の仕事も、学園島の被害状況確認もあったしね。可哀想だからそのままにしといてあげて」
紗彩子「では、今日はこのまま解散で宜しいでしょうか?」
聖奈「いいんじゃない?
――あ、でもその前に」
聖奈「他にもADとか世界観とかで分かんない事あったら、気軽に聞いて貰っていいからねー! コメントとかあったら超嬉しい♪」
織姫「誰に言ってんの?」
聖奈「ふふん、秘密♪」
修一『AD兵器は、各国の軍事バランスを崩壊させる程のものである』
聖奈「でも、結局日本はAD兵器を手放せない物として認識し始めてたし、各国もそれを分かってるからこそ、どんどん要求してきたわ」
聖奈「そこで出来たシステムが【国家間AD機密協定】――通称・連邦同盟。AD兵器の開発を規律する『規制条約』ね」
聖奈「日本、ドイツ、アメリカの三国が中心となり、AD兵器の開発情報を規制、及び技術独占を禁止する事によって、AD開発自体を規律。こうすることで、適度な軍事バランスを保つ事が出来る」
聖奈「各国で所有できるAD兵器の総量も決められている。その数を超えて生産されないようにも規律されてるのね」
織姫「でも、それに反する国々が【新ソ連】って呼ばれた……」
聖奈「そ。加盟国じゃないから、加盟国から情報開示こそされないものの、好き勝手ADを作る事ができるようになった。技術は幾分か古い物を使うようになってるけどね」
紗彩子「話が逸れましたね――その連邦同盟が作られた事により、日本と米軍によるAD共同開発が、次に行われました」
紗彩子「GIX-026【クライシス】、これには独自OS【礎】に代わるOSの新規格【OMS】が搭載されました」
紗彩子「記憶装置及び制御装置と、さらに並列に処理させるマニピュレートシステム。飛竜で唯一不満点であった『操縦がしにくい』と言う不満を解消すべく生まれた『簡素操縦システム』、それが【OMS】、オペレーティングマニピュレートシステムですね」
紗彩子「まぁ実際には、独自OS【礎】の時点で基礎が生まれていたので、実際には礎の時点でもうOMSと呼べるべき物でしたが。OMSは礎の改良型、と考えて頂いて構いません」
織姫「未だにOMSは研究対象だしな。ウチもOMS科はあまりに人いないし」
聖奈「十メートル台の機体を完璧に操縦できるシステム構築が行える奴なんかたかが知れてるわよ。百人の凡才を量産するより一人の天才作った方が建設的ね」
聖奈「そして、次のAD兵器が【技術革新】と呼ぶべき機体。これも米軍と共同開発された機体なんだけど――初の【プラスデータ搭載型】の機体ね」
織姫「GIX-P1【グレムリン】だよな。俺が一番好きな機体だ」
聖奈「そ。それまで開発されていた【000フレーム(トリプルゼロフレーム)】とは違った、新しいフレーム技術【タイプPフレーム】」
聖奈「今までの000フレームは、機体そのものにカスタマイズを行うのが主流だったけど、それだと整備時間とか汎用性に問題があった」
聖奈「グレムリンに使われたこのタイプPフレームは、機体そのもののカスタマイズは行わずに『プラスデータと呼ばれるバックパックシステムにカスタマイズを施す事により、機体そのものの汎用性の高くする』って試みね」
紗彩子「結果試みは成功。機体に高いポテンシャルを施しながら、なおかつ行う作戦に応じてプラスデータ――バックパックを変更させる事により、局地戦にも対応できるようになりました。今の秋風が標準で搭載できる三つのプラスデータは、この時点で存在しております」
聖奈「未だに米軍ではこのグレムリンが正式配備されてるでしょ」
織姫「まぁ俺ポンプ付き使ってたけど」
聖奈「あー、FH-26X【グレムリン・セコンド】ね。スラスターの増設やブースターバックパックの製造によって、エースパイロット用機体として生まれ変わらせるセコンド仕様型」
聖奈「でも日本はそれだけで済まない――防衛省は、そこから一切高田重工に関与せず、高田重工だけの技術で新型機体を作らせたの」
織姫「それが傑作機――GIX-P4【秋風】だな」
聖奈「そう! 秋風は完璧な作品よ! 機動性、汎用性、素体自体の性能、どれをとっても最新鋭の機体! あ、ちなみに私は試作試験型・秋風に乗ってたテストパイロットなのよ」
織姫「マジで!?」
聖奈「超マジ! だから秋風に関しては誰より詳しい自信あるわよ!」
聖奈「秋風を語る上で肝なのは、開発を全て『高田重工だけが行っている』って点ね! これによって『連邦同盟に加盟している日本が開発したわけでは無く、高田重工が自発的に開発したものを、日本軍が買い取って使っている』って言い訳が出来るのよ!」
織姫「すげー幼稚な言い訳だよな……良くアメリカとドイツ、怒んないな。連邦同盟作った日本が率先して破ってるって」
聖奈「実際、防衛省にも織姫の情報ってブラックボックスになってて分かんないのよ。最低限整備が出来る様になってはいるけど、その生産・改修は完全に高田重工任せね」
聖奈「だから防衛省もメチャクチャ高いライセンス料を払って高田重工から機体を買い取ってるの。小国の国家予算丸々位のお金を高田重工に貢いでるってわけね」
聖奈「おまけに織姫を汎用性高い機体に留めている理由は――日本全体に配備されているAD兵器が全てこの秋風って所!」
聖奈「もう秋風以外は使わない! って事で、今の整備・改修・装備開発は全て秋風用の物になってるから、日本で秋風以外の機体は――姫ちゃんの機体【雷神】だけね」
織姫「そうそう、それが聞きたかったんだよ」
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聖奈「プラスデータ、高速戦パックと高機動パックの性質を併せ持つP000フレームを採用して、OMSもヤス君によって独自開発された」
織姫「ヤス君って、清水先輩?」
聖奈「うん。ヤス君が作ったOMS最大の特徴は、秋風と同様の機体性能と合わせて――処理能力を全て機体制御に回してるって事ね」
聖奈「武装処理を一切行わないから、秋風でリミッターがかけられている稼働の、約三倍を超える高機動・高速処理を可能としていて、まさに【兵器なり得ない兵器】」
聖奈「その代り【AD】としては完璧よ。遺伝子操作された姫ちゃんと、雷神の処理を行う為のコンピュータを埋め込まれた楠ちゃんの二人が揃えば、この機体は無敵になる!」
聖奈「……とまぁ、これが日本のAD兵器事情かしら」
織姫「米軍は未だにグレムリンを使っているし……じゃあドイツは?」
紗彩子「日米で製造された【グレムリン】の情報開示を元として、Pフレームの量産化に成功。ROT-08P【グランツ】と言う機体を制式採用しております」
紗彩子「カタログスペック上はグレムリンと同程度らしいですが、どうもOMSの性能自体が低く、操縦性に難点がある事から、スペックはガタ落ちですね」
紗彩子「よっぽどロシア制式採用のディエチの方が、実際には使いやすそうです」
織姫「ディエチか……あんまりいい思い出ねぇな……」
紗彩子「実際にディエチは良い機体です。ポテンシャルは非常に高く、何より劣悪な環境下でも壊れにくい。おまけに量産性に優れており【ADのAK-47】とも呼ばれております」
紗彩子「実際に、ロシアの豪龍――リントヴルムの搭乗したディエチは、とてつもない性能を誇っていたでしょう?」
織姫「――アイツは別格だよ。アイツと戦って生き残ってる久瀬先輩がどんだけ強いかってのが分かるよな」
聖奈「後は中国とEU諸国だけど――大抵他国から流れてきた機体のフレームだけ使って、それ以外は全部模造って感じね」
聖奈「こんな所かしらね。他にもいろいろ教えたい所はあるけど」
織姫「あるけど?」
聖奈「隣、見てみなさい」
楠「すぅ……すぅ……」
織姫「……よっぽどタイクツだったんだな」
聖奈「生徒会の仕事も、学園島の被害状況確認もあったしね。可哀想だからそのままにしといてあげて」
紗彩子「では、今日はこのまま解散で宜しいでしょうか?」
聖奈「いいんじゃない?
――あ、でもその前に」
聖奈「他にもADとか世界観とかで分かんない事あったら、気軽に聞いて貰っていいからねー! コメントとかあったら超嬉しい♪」
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