191 / 191
エピローグ
最後の想い-10
しおりを挟む
最後に立ち寄る場所がある。
私はもうそろそろ面会時間も終わる夕方の時間に、商業区画に存在する大型病院へと立ち寄り、顔見知りの看護師さんたちに挨拶をしながら、一つの病室へと向かう。
そこでは、一人の少年が、ベッドで横になっている。
――もう、二年も目を覚ましていない、私の兄である城坂織姫が。
私とお兄ちゃんは、城坂修一と言う男と城坂加奈という女の遺伝子を分けた、別々の受精卵から生まれた存在だ。
そして私達は普通の人間ではなく、受精卵の段階で遺伝子を組み替えられ、常人よりも優れた身体を有している。
だからお兄ちゃんは、あの城坂修一との決戦や、リントヴルムとの戦いで傷を負い、多量の血液を流しても常人よりは生き残りやすく、また確かに死を免れ、命を繋ぎ止めた事に間違いはない。
けれど、お兄ちゃんは目を覚まさない。
医者は、脳へ酸素を送る血液の不足が、長く続いた結果だという。
回復するかは本人次第。そしてもし、目を覚ましたとしても、脳に障害を負っていたり、記憶を無くしていたりするかもしれないし――回復する見込み自体、とても低いのだという。
私は時間が許す限り、毎日ここで、お兄ちゃんの手を、私の震える手で、握りしめている。
目を覚ました時、お兄ちゃんが困らない様に――いや、違う。
そんな大義名分なんかいらない。正直になれ、私。
私は、ただ一秒でも早く、お兄ちゃんに目を覚まして欲しいんだ。
「おはよう」って、言って欲しいんだ。
私達は、普通の兄妹として生まれる事は出来なかった。
生まれてから四歳になるまでは会う事も出来ず、初めて出会った時にカッコいいと思えたけれど、すぐに別れる事となった自慢のお兄ちゃん。
二年前の五月、大きくなったお兄ちゃんと再会した時、お兄ちゃんの心は酷く傷ついていた。
けれど、哨さんや紗彩子、そして今日会って来た人達と触れ合う事で傷を癒して、私とも笑い合えるようになっていったよね?
「……お兄ちゃん、今でも皆、お兄ちゃんの事、信じてるんだよ」
久世先輩も、梢さんも、清水先輩も、のどかも、村上さんも、お姉ちゃんも、藤堂さんも、エミリーさんも、天城先輩も、ズーウェイも、哨さんも、神崎紗彩子も。
皆、お兄ちゃんが目を覚ましてくれる事を、何時だって信じてる。
「だからお願い……目を覚まして……」
手を、握りながら。
私はあの時、お兄ちゃんがしてくれたように――触れるだけのキスをする。
「私はお兄ちゃんと一緒に、残りの一年……たった一度の高校生活を……青春をしたいんだよ……っ」
**
声が聞こえた気がして、彼は目を開いた。
そこは一面の雪景色。
その光景は彼――城坂織姫には、見覚えがあった。
――初めて、リントヴルムと争った場所、雪化粧の施された、ワシントン基地だ。
ミィリスの前身組織【ヴォーロス】へ攻撃を仕掛ける為に出撃準備を整えていたアーミー隊へ、先制攻撃を仕掛けて来た彼らの攻撃により、AD部隊はリントヴルムと織姫を除き、全員が撃墜される事となった、彼にとっての傷跡だ。
『ここは……』
雷神のパイロットスーツを着たままの彼は、これが夢か幻か、それとも走馬灯の様な物かを知ろうともせず、ただその景色を目に焼き付ける。
『オリヒメ』
声が、聞こえた。
ふと振り返ると、そこには笑みを浮かべた義父――レビル・ガントレットの姿があって、思わず彼は二歩ほど後ずさり、怯えた。
ガントレットは苦笑しつつ、彼へと歩み寄って、その頭を撫でた。
『そうか……ここは、お前にとって傷の場所だったな』
傷は、二つ。
一つは、リントヴルムというパイロットがいるという恐怖を植え付けられた場所であるという事。
もう一つは――このレビル・ガントレットが、そんな恐怖に怯えていた彼へ「恐怖を捨てろ。でなければ死ぬだけだ」と一喝し、彼を抱き寄せる事もしなかった事。
それが分かったからこそ、ガントレットは彼の小さな体を抱き寄せ、力いっぱい、目一杯彼の体温を感じるように、強く、強く抱き締めた。
『ダディ……』
『ごめんな、オリヒメ。私は不器用だった。お前を正しく育てる術を知らなかった。でも私は、お前の事を、一人の父親として、愛していた』
『うん……オレも、ダディの事、大好き……っ。
ああ、ちゃんと言えた……言えたんだ……っ!
最後に、お別れ……言えなかった……っ、ダディが、死んだって親父から聞いて……最後の最後まで、後悔したんだ……っ』
『お前には、伝えてやれなくて、ごめんな』
『いいよ、ダディ。オレ、もう心残り、無いもん……リントヴルムとも、楠とも、哨とも、神崎とも、お別れのキス、できたから……これで安心して、死ねるよ……ダディと、一緒の所に、逝けるよね……?』
『それはダメだ、オリヒメ』
『え――』
『お前はもっと、沢山の事を知りなさい。
戦いだけじゃなくて、他人を殺す術だけじゃなくて、ADなんていう金属の塊だけじゃなくて……
もっと、こうして触れ合う、他人との営みを』
『ヤダ……置いてかないで、ダディ……っ』
『置いていかないよ。何時までも、お前が何時か、幸せに死んでいけるその時まで……私はずっと、ここでお前を待っているから。
ちょっとの間、お別れだ』
何時もの彼らしからぬ、ニッコリとした笑みを見て。
城坂織姫は――安心した。
ダディは、ずっと待ってくれると。
織姫が幸せになって、何時か死ぬその時まで、ずっと待ってくれると。
――その、ちょっとの間、お別れをしよう。
『いってらっしゃい、オリヒメ』
『うん……ごめん。
行ってきます、パパっ』
――昔、呼んで欲しいと願ってくれた言葉で、あの人と別れよう。
何せここから、どれだけ待たせるかわからないのだから――少しくらいの家族サービスをして。
**
今、僅かにお兄ちゃんの手が、震えた気がした。
最初は、私の手が震えているだけなんじゃないかと思ったけど、それは違うのだと分かる。
恐る恐る、顔を上げる。
ずっと握りしめていた手の向こう側。
何時も目を閉じて、開かれる事のないその目は、看護師さんによって何時も綺麗にして貰っているから、目ヤニなども無いまぶたが、起き上がる。
開かれる目。
キョロキョロと、視線を泳がす姿を――溢れる涙のせいで、上手く見ている事が出来ない事が残念だけれど、すぐに拭う。
「……おにいちゃん?」
呼びかけると、僅かに顔を動かした、城坂織姫……私のお兄ちゃん。
彼は、私の存在に気付くと、声をあげようとするけれど、筋肉の劣化で上手くしゃべる事が出来なかったようで……。
でも、確かに瞳から僅かに涙を流し、笑顔を向けてくれた。
私の手は、何時の間にか――震えが止まっていた。
了
私はもうそろそろ面会時間も終わる夕方の時間に、商業区画に存在する大型病院へと立ち寄り、顔見知りの看護師さんたちに挨拶をしながら、一つの病室へと向かう。
そこでは、一人の少年が、ベッドで横になっている。
――もう、二年も目を覚ましていない、私の兄である城坂織姫が。
私とお兄ちゃんは、城坂修一と言う男と城坂加奈という女の遺伝子を分けた、別々の受精卵から生まれた存在だ。
そして私達は普通の人間ではなく、受精卵の段階で遺伝子を組み替えられ、常人よりも優れた身体を有している。
だからお兄ちゃんは、あの城坂修一との決戦や、リントヴルムとの戦いで傷を負い、多量の血液を流しても常人よりは生き残りやすく、また確かに死を免れ、命を繋ぎ止めた事に間違いはない。
けれど、お兄ちゃんは目を覚まさない。
医者は、脳へ酸素を送る血液の不足が、長く続いた結果だという。
回復するかは本人次第。そしてもし、目を覚ましたとしても、脳に障害を負っていたり、記憶を無くしていたりするかもしれないし――回復する見込み自体、とても低いのだという。
私は時間が許す限り、毎日ここで、お兄ちゃんの手を、私の震える手で、握りしめている。
目を覚ました時、お兄ちゃんが困らない様に――いや、違う。
そんな大義名分なんかいらない。正直になれ、私。
私は、ただ一秒でも早く、お兄ちゃんに目を覚まして欲しいんだ。
「おはよう」って、言って欲しいんだ。
私達は、普通の兄妹として生まれる事は出来なかった。
生まれてから四歳になるまでは会う事も出来ず、初めて出会った時にカッコいいと思えたけれど、すぐに別れる事となった自慢のお兄ちゃん。
二年前の五月、大きくなったお兄ちゃんと再会した時、お兄ちゃんの心は酷く傷ついていた。
けれど、哨さんや紗彩子、そして今日会って来た人達と触れ合う事で傷を癒して、私とも笑い合えるようになっていったよね?
「……お兄ちゃん、今でも皆、お兄ちゃんの事、信じてるんだよ」
久世先輩も、梢さんも、清水先輩も、のどかも、村上さんも、お姉ちゃんも、藤堂さんも、エミリーさんも、天城先輩も、ズーウェイも、哨さんも、神崎紗彩子も。
皆、お兄ちゃんが目を覚ましてくれる事を、何時だって信じてる。
「だからお願い……目を覚まして……」
手を、握りながら。
私はあの時、お兄ちゃんがしてくれたように――触れるだけのキスをする。
「私はお兄ちゃんと一緒に、残りの一年……たった一度の高校生活を……青春をしたいんだよ……っ」
**
声が聞こえた気がして、彼は目を開いた。
そこは一面の雪景色。
その光景は彼――城坂織姫には、見覚えがあった。
――初めて、リントヴルムと争った場所、雪化粧の施された、ワシントン基地だ。
ミィリスの前身組織【ヴォーロス】へ攻撃を仕掛ける為に出撃準備を整えていたアーミー隊へ、先制攻撃を仕掛けて来た彼らの攻撃により、AD部隊はリントヴルムと織姫を除き、全員が撃墜される事となった、彼にとっての傷跡だ。
『ここは……』
雷神のパイロットスーツを着たままの彼は、これが夢か幻か、それとも走馬灯の様な物かを知ろうともせず、ただその景色を目に焼き付ける。
『オリヒメ』
声が、聞こえた。
ふと振り返ると、そこには笑みを浮かべた義父――レビル・ガントレットの姿があって、思わず彼は二歩ほど後ずさり、怯えた。
ガントレットは苦笑しつつ、彼へと歩み寄って、その頭を撫でた。
『そうか……ここは、お前にとって傷の場所だったな』
傷は、二つ。
一つは、リントヴルムというパイロットがいるという恐怖を植え付けられた場所であるという事。
もう一つは――このレビル・ガントレットが、そんな恐怖に怯えていた彼へ「恐怖を捨てろ。でなければ死ぬだけだ」と一喝し、彼を抱き寄せる事もしなかった事。
それが分かったからこそ、ガントレットは彼の小さな体を抱き寄せ、力いっぱい、目一杯彼の体温を感じるように、強く、強く抱き締めた。
『ダディ……』
『ごめんな、オリヒメ。私は不器用だった。お前を正しく育てる術を知らなかった。でも私は、お前の事を、一人の父親として、愛していた』
『うん……オレも、ダディの事、大好き……っ。
ああ、ちゃんと言えた……言えたんだ……っ!
最後に、お別れ……言えなかった……っ、ダディが、死んだって親父から聞いて……最後の最後まで、後悔したんだ……っ』
『お前には、伝えてやれなくて、ごめんな』
『いいよ、ダディ。オレ、もう心残り、無いもん……リントヴルムとも、楠とも、哨とも、神崎とも、お別れのキス、できたから……これで安心して、死ねるよ……ダディと、一緒の所に、逝けるよね……?』
『それはダメだ、オリヒメ』
『え――』
『お前はもっと、沢山の事を知りなさい。
戦いだけじゃなくて、他人を殺す術だけじゃなくて、ADなんていう金属の塊だけじゃなくて……
もっと、こうして触れ合う、他人との営みを』
『ヤダ……置いてかないで、ダディ……っ』
『置いていかないよ。何時までも、お前が何時か、幸せに死んでいけるその時まで……私はずっと、ここでお前を待っているから。
ちょっとの間、お別れだ』
何時もの彼らしからぬ、ニッコリとした笑みを見て。
城坂織姫は――安心した。
ダディは、ずっと待ってくれると。
織姫が幸せになって、何時か死ぬその時まで、ずっと待ってくれると。
――その、ちょっとの間、お別れをしよう。
『いってらっしゃい、オリヒメ』
『うん……ごめん。
行ってきます、パパっ』
――昔、呼んで欲しいと願ってくれた言葉で、あの人と別れよう。
何せここから、どれだけ待たせるかわからないのだから――少しくらいの家族サービスをして。
**
今、僅かにお兄ちゃんの手が、震えた気がした。
最初は、私の手が震えているだけなんじゃないかと思ったけど、それは違うのだと分かる。
恐る恐る、顔を上げる。
ずっと握りしめていた手の向こう側。
何時も目を閉じて、開かれる事のないその目は、看護師さんによって何時も綺麗にして貰っているから、目ヤニなども無いまぶたが、起き上がる。
開かれる目。
キョロキョロと、視線を泳がす姿を――溢れる涙のせいで、上手く見ている事が出来ない事が残念だけれど、すぐに拭う。
「……おにいちゃん?」
呼びかけると、僅かに顔を動かした、城坂織姫……私のお兄ちゃん。
彼は、私の存在に気付くと、声をあげようとするけれど、筋肉の劣化で上手くしゃべる事が出来なかったようで……。
でも、確かに瞳から僅かに涙を流し、笑顔を向けてくれた。
私の手は、何時の間にか――震えが止まっていた。
了
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
昔好きだったお姉さんが不倫されたので落としに行ったら後輩からも好かれていた
九戸政景
恋愛
高校三年生の柴代大和は、小学校一年生の頃からの付き合いである秋田泰希の姉である夕希に恋心を抱いていたが、夕希の結婚をきっかけに恋心を諦めていた。
そして小学生の頃の夢を見た日、泰希から大和は夕希の離婚を伝えられ、それと同時にある頼みをされる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる