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プロローグ
太陽の光
しおりを挟む「忘れ物してない?大丈夫?」
高校1年生になってから、もう3ヵ月も経つというのに、まるで小学生や中学生に言うように、私に問いかけてくる母に見送られながら、私は玄関の扉を開けた。
目の前に広がるいつもの風景。
ああ、いつもの日常と変わらない日々。私はそう思い、まるで退屈しているような気がした。それでも私は、こんな日常に安心感を抱いていた。
このまま変わらないで欲しい毎日。何事もなく、平和に過ごせますように。
私を照らす太陽の光は、今日も綺麗だった。
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