俺だけ異世界転生出来なかったので世界で一人、スローライフを送りたいと思います

七瀬ねこ男

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Ⅱ:人族戦争

5:滅国の危機

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俺が特訓をしていた頃。

ヴォルカニカ王国に滅国の危機が訪れていた。

「国王!」

「なんだ?」

「先ほど王都レグルスから緊急の知らせが来ました!

その内容は___

〝ヴォルカ二カの諸君へ。

ただいま状況が変わった。

再びヴォルカ二カ王国と戦争をする事をここに誓う"

と..」

そう。

これは王都レグルスからの宣戦布告である。

現在、王都レグルスは大半の国々を下につけているがそれは演技。

下についた国々全てで王都レグルスを潰そうとしているのだ。

そのことを王都レグルスは見抜いた。

そこでヴォルカ二カ王国に戦争で勝ち、自分達の領土として逃げようとしているのだ。

このことをヴォルカ二カ王国はすでに知っている。

 * * * * * * * * * * * *

まずいな..我が国ヴォルカ二カの文明があれば空中に都市を作ることも可能だ。

もし戦争で負け王都レグルスの領土となったら..

空中都市レグルスとなってしまう。

〝戦争の開始時は明日。

それまでに準備をしておけ"

か。

とりあえず兵を集めなければ..!

「バルト。

兵を集めておけ」

「分かりました!」

さて..

戦争か。

* * * * *  * * * * * * *

そして戦争当日。

「さぁ..始まる」

俺の鼓動は限界に達していた。

緊張と責任感の圧で手すらも震えていた。

「行けぇぇぇぇぇ!!!」

「ウオォォォォォ!!!」

戦争が始まった。
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