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44 少年天使のお話
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やぁ。初めまして。
どうしたの?
こんな真っ白な部屋に来ても何も無いよ。
あ、君は迷い子だね?
たまに…いるんだ。
ヒトがこの部屋に迷い込んでくること。
あ、ねぇ。
急にだけどさ、僕の話聞いてくれる?
ありがとう!
ヒトが来るのは珍しいから、話したかったんだ。
あ、気が利かなくてごめんね。
こっち座りなよ。
はい、紅茶とケーキ。
リラックスしながら話そうよ。
僕ね。僕自身が不満なんだ。
僕は君と違ってヒトじゃないんだ。
だったら何かって言うと、天使なんだ。
そう。神様と女神様から産まれた小さな子供!
まぁ、大きさはヒトと同じなんだけどね。
それで僕は天使なんだけど…出来損ない天使なんだ。
なんか、上手く出来なくてさ。
僕は歌も下手だし、上手く飛べないし、ヒトの願い事も叶えてあげること出来ないし、ヒトの死を迎え入れてあげることも出来ない。
そう。出来損ない。
だからこの部屋に入れられたんだ。
天使にとっては悲しいことなんだ。
運命を全う事が出来ないんだもん。
神様に毎日怒られて。
でもね。
この部屋は嫌いじゃないんだ。
だって、ヒトと会えるから。
僕だけしか知らないんだ。
ここにヒトが迷い込んでくること。
素敵でしょ?
来たヒト達にはこうやって小さな一時を過ごして、帰すんだ。
それが唯一僕の出来ることなんだ。
ここに暮らしたいってヒトもいたけど、駄目なんだ。
嬉しいんだけど、ここに居すぎるとヒトは穢らわしい対象になって消滅してしまうんだ。
そんなの僕は見たくない。
だから君もここに居たいなんて思わないでね。
て、なんだか殆ど僕の愚痴になっちゃったね。
ごめんね?
さぁて、長話しちゃったし。
そろそろ送るよ。
あ、ケーキ持って帰りなよ。
天使の手作りケーキなんて中々無いでしょ?
さぁ、こっちだよ。
この扉の奥に現実世界が待っているよ。
もう迷い込んだら駄目だからねー!
…久しぶりに楽しかったな。
どうしたの?
こんな真っ白な部屋に来ても何も無いよ。
あ、君は迷い子だね?
たまに…いるんだ。
ヒトがこの部屋に迷い込んでくること。
あ、ねぇ。
急にだけどさ、僕の話聞いてくれる?
ありがとう!
ヒトが来るのは珍しいから、話したかったんだ。
あ、気が利かなくてごめんね。
こっち座りなよ。
はい、紅茶とケーキ。
リラックスしながら話そうよ。
僕ね。僕自身が不満なんだ。
僕は君と違ってヒトじゃないんだ。
だったら何かって言うと、天使なんだ。
そう。神様と女神様から産まれた小さな子供!
まぁ、大きさはヒトと同じなんだけどね。
それで僕は天使なんだけど…出来損ない天使なんだ。
なんか、上手く出来なくてさ。
僕は歌も下手だし、上手く飛べないし、ヒトの願い事も叶えてあげること出来ないし、ヒトの死を迎え入れてあげることも出来ない。
そう。出来損ない。
だからこの部屋に入れられたんだ。
天使にとっては悲しいことなんだ。
運命を全う事が出来ないんだもん。
神様に毎日怒られて。
でもね。
この部屋は嫌いじゃないんだ。
だって、ヒトと会えるから。
僕だけしか知らないんだ。
ここにヒトが迷い込んでくること。
素敵でしょ?
来たヒト達にはこうやって小さな一時を過ごして、帰すんだ。
それが唯一僕の出来ることなんだ。
ここに暮らしたいってヒトもいたけど、駄目なんだ。
嬉しいんだけど、ここに居すぎるとヒトは穢らわしい対象になって消滅してしまうんだ。
そんなの僕は見たくない。
だから君もここに居たいなんて思わないでね。
て、なんだか殆ど僕の愚痴になっちゃったね。
ごめんね?
さぁて、長話しちゃったし。
そろそろ送るよ。
あ、ケーキ持って帰りなよ。
天使の手作りケーキなんて中々無いでしょ?
さぁ、こっちだよ。
この扉の奥に現実世界が待っているよ。
もう迷い込んだら駄目だからねー!
…久しぶりに楽しかったな。
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