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23.悪魔ガルニア
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公爵家の屋外では、騎士と死人達の戦いが繰り広げられている。
力量的には、騎士の方が圧倒的に強いのだが、切っても刺しても動きが止まらず、数が多いため押され気味なのだ。
「団長! 今の所敵を押さえていますが、如何せん数が多いので、どこまで持つか……」
騎士の一人が、傷を負いながら報告に来る。
「公爵家ご家族は私が守る。そなたらは、外の加勢に行け」
「「「はっ」」」
アリス騎士団長の命令で、室内にいた三名の騎士は、外へと加勢にむかった。
公爵家の面々は、メイド達の手伝いを受け、武具を身にまとっている。
「メイド長、ご準備を」
メイド達が武具を持って、アリス騎士団長に着せ始める。
「ありがとう、皆を集めなさい!」
「かしこまりました」
アリス騎士団長は、メイド服の上から防具を身にまとい、一撃の威力がありそうな、アックスを手に持った。
そこへ、武装した五人のメイド騎士が入ってくる。
「メイド長、参りました」
「そなたらは、公爵家の方々の周りを固めよ」
「「「「「はい」」」」」
ボム、バリ-ン!
テラスのガラス戸が、吹き飛ぶ。
そこには、羽が生えカラスのような顔をした、悪魔が立っていた。
「貴様、何者か! 公爵家と知っての狼藉か?」
アリス騎士団長は、アックスを構えながら敵と対峙する。
「まだ、これだけの兵がいるのかぁ。陽動になっていなかったな」
この悪魔、騒ぎを起こして公爵家の警備を、手薄にするつもりだったようだ。
「今回の騒動は、お前の仕業か?」
アリス騎士団長と武装した五人のメイド騎士達は、この悪魔を取り囲み襲撃の機会を伺っている。
その他の、力を持たない一般のメイド達も、短剣を持ち公爵達の盾となっている。
「お前らはどうせ死ぬんだ。教えておいてやろう。我は悪魔ガルニア『秘密結社アーネスト』より、この国ランベル王国に災いをもたらすがため、送られし者。この国を我が主に捧げるため、その方らには消えてもらう」
アリス騎士団長達は、いっせいに悪魔ガルニアに斬りかかる。
アリス騎士団長のアックスが、悪魔ガルニアの首を狙い、メイド騎士達が悪魔ガルニアの隙を狙う。
日頃より攻撃の連携練習をしていたのであろう、その動きは相手の隙を交互に突き、相手からの攻撃を防ぎながら、一撃を狙う。
しかし、悪魔ガルニアは『デス・コントロール』で、死人を召喚する。
「お前達、相手をしてあげなさい」
召喚された死人達は、群れを成して襲い掛かる。
アリシアは、ドレス上から鎧をまとい剣を取って、襲い来る死人達に斬り込んだ。
「皆、公爵様を守れ~!」
アリス騎士団長のその声を聴き、一般のメイド達が短剣を構え、公爵をガードする。
公爵も剣を取り、奥方の前に立った。
「これはこれは……潔い!」
悪魔ガルニアは、逃げない公爵達を見て右手を差し出す。
一瞬見入った公爵達に向けて、その手から『ダ-クショット』が放たれる。
メイド達の胸を肩を貫き、それでもその勢いは衰えず。
公爵そして奥方の胸を貫き、壁に風穴を開けて、その威力を知らしめるのであった。
「父上、母上~」
アリシアは、目の前で倒れた両親に近づこうと、必死で死人と戦っている。
「おのれ!」
公爵に気を取られていた悪魔ガルニアは、アリス騎士団長の一撃を受ける。
だが、その一撃は悪魔ガルニアの、鎧に傷を付けただけで、
「鬱とうしい!」
「うわっ~」
悪魔ガルニアは、その鋭い爪でアリス騎士団長の腕を斬り落とした。
アリス騎士団長は、腕から噴き出す血の上を転がり、その激痛のため意識を失った。
「団長~」
メイド騎士に向けて、また『ダ-クショット』が放たれる。
死人を巻き込み、メイド騎士達がその餌食となる。
アリシアもその風圧で、壁に飛ばされて意識を失った。
「これで終わりですね」
キィーン!
「固いなぁ~」
悪魔ガルニアの首筋に、響の繰り出したサ-ベルの刃が当たるが、刃はかけ切り落とす事は出来なかった。
響は、悪魔ガルニアの繰り出す一撃を避け、飛び退きざまに短剣を投げ付ける。
その短剣は、悪魔ガルニアの顔に突き刺さったように見えたが、実際は口で受け止められていたのであった。
「そうだよなぁ~そんな手が効くわけないか……これならどうだ!」
響は、隠し持っていた小瓶を、悪魔ガルニアに向けて投げ付ける。
「何だこれは、こんな物が我に効くものか!」
ガリガリ!
悪魔ガルニアは、響が投げ付けた小瓶を、かみ砕いた。
「ヒィッ-ぁ~」
悪魔ガルニアは、喉を押さえて、のたうち回り、バルコニーから飛んで逃げだした。
「クロエ、奴を追え!」
「アイよ!」
クロエは、響の命じるがままに、悪魔ガルニアを追いかけて飛び立った。
アイツ素直に言う事を効いたなぁ~
これも、アイツが口を滑らせたお陰か……
先程、響が投げた小瓶は、『MREレ-ション』のタバスコである。
「ティス、息のあるケガ人を回収して、手当をしてくれ」
悪魔ガルニアが去ったため、死人達はことごとく崩れ落ちて行く。
響は、公爵夫婦に近寄り様子を診たが、二人とも既に息はなかった。
その後響は、アリシアに近づき抱き起す。
二度目も意識を失くしているのは、彼女にとって幸いだった、だろう。
力量的には、騎士の方が圧倒的に強いのだが、切っても刺しても動きが止まらず、数が多いため押され気味なのだ。
「団長! 今の所敵を押さえていますが、如何せん数が多いので、どこまで持つか……」
騎士の一人が、傷を負いながら報告に来る。
「公爵家ご家族は私が守る。そなたらは、外の加勢に行け」
「「「はっ」」」
アリス騎士団長の命令で、室内にいた三名の騎士は、外へと加勢にむかった。
公爵家の面々は、メイド達の手伝いを受け、武具を身にまとっている。
「メイド長、ご準備を」
メイド達が武具を持って、アリス騎士団長に着せ始める。
「ありがとう、皆を集めなさい!」
「かしこまりました」
アリス騎士団長は、メイド服の上から防具を身にまとい、一撃の威力がありそうな、アックスを手に持った。
そこへ、武装した五人のメイド騎士が入ってくる。
「メイド長、参りました」
「そなたらは、公爵家の方々の周りを固めよ」
「「「「「はい」」」」」
ボム、バリ-ン!
テラスのガラス戸が、吹き飛ぶ。
そこには、羽が生えカラスのような顔をした、悪魔が立っていた。
「貴様、何者か! 公爵家と知っての狼藉か?」
アリス騎士団長は、アックスを構えながら敵と対峙する。
「まだ、これだけの兵がいるのかぁ。陽動になっていなかったな」
この悪魔、騒ぎを起こして公爵家の警備を、手薄にするつもりだったようだ。
「今回の騒動は、お前の仕業か?」
アリス騎士団長と武装した五人のメイド騎士達は、この悪魔を取り囲み襲撃の機会を伺っている。
その他の、力を持たない一般のメイド達も、短剣を持ち公爵達の盾となっている。
「お前らはどうせ死ぬんだ。教えておいてやろう。我は悪魔ガルニア『秘密結社アーネスト』より、この国ランベル王国に災いをもたらすがため、送られし者。この国を我が主に捧げるため、その方らには消えてもらう」
アリス騎士団長達は、いっせいに悪魔ガルニアに斬りかかる。
アリス騎士団長のアックスが、悪魔ガルニアの首を狙い、メイド騎士達が悪魔ガルニアの隙を狙う。
日頃より攻撃の連携練習をしていたのであろう、その動きは相手の隙を交互に突き、相手からの攻撃を防ぎながら、一撃を狙う。
しかし、悪魔ガルニアは『デス・コントロール』で、死人を召喚する。
「お前達、相手をしてあげなさい」
召喚された死人達は、群れを成して襲い掛かる。
アリシアは、ドレス上から鎧をまとい剣を取って、襲い来る死人達に斬り込んだ。
「皆、公爵様を守れ~!」
アリス騎士団長のその声を聴き、一般のメイド達が短剣を構え、公爵をガードする。
公爵も剣を取り、奥方の前に立った。
「これはこれは……潔い!」
悪魔ガルニアは、逃げない公爵達を見て右手を差し出す。
一瞬見入った公爵達に向けて、その手から『ダ-クショット』が放たれる。
メイド達の胸を肩を貫き、それでもその勢いは衰えず。
公爵そして奥方の胸を貫き、壁に風穴を開けて、その威力を知らしめるのであった。
「父上、母上~」
アリシアは、目の前で倒れた両親に近づこうと、必死で死人と戦っている。
「おのれ!」
公爵に気を取られていた悪魔ガルニアは、アリス騎士団長の一撃を受ける。
だが、その一撃は悪魔ガルニアの、鎧に傷を付けただけで、
「鬱とうしい!」
「うわっ~」
悪魔ガルニアは、その鋭い爪でアリス騎士団長の腕を斬り落とした。
アリス騎士団長は、腕から噴き出す血の上を転がり、その激痛のため意識を失った。
「団長~」
メイド騎士に向けて、また『ダ-クショット』が放たれる。
死人を巻き込み、メイド騎士達がその餌食となる。
アリシアもその風圧で、壁に飛ばされて意識を失った。
「これで終わりですね」
キィーン!
「固いなぁ~」
悪魔ガルニアの首筋に、響の繰り出したサ-ベルの刃が当たるが、刃はかけ切り落とす事は出来なかった。
響は、悪魔ガルニアの繰り出す一撃を避け、飛び退きざまに短剣を投げ付ける。
その短剣は、悪魔ガルニアの顔に突き刺さったように見えたが、実際は口で受け止められていたのであった。
「そうだよなぁ~そんな手が効くわけないか……これならどうだ!」
響は、隠し持っていた小瓶を、悪魔ガルニアに向けて投げ付ける。
「何だこれは、こんな物が我に効くものか!」
ガリガリ!
悪魔ガルニアは、響が投げ付けた小瓶を、かみ砕いた。
「ヒィッ-ぁ~」
悪魔ガルニアは、喉を押さえて、のたうち回り、バルコニーから飛んで逃げだした。
「クロエ、奴を追え!」
「アイよ!」
クロエは、響の命じるがままに、悪魔ガルニアを追いかけて飛び立った。
アイツ素直に言う事を効いたなぁ~
これも、アイツが口を滑らせたお陰か……
先程、響が投げた小瓶は、『MREレ-ション』のタバスコである。
「ティス、息のあるケガ人を回収して、手当をしてくれ」
悪魔ガルニアが去ったため、死人達はことごとく崩れ落ちて行く。
響は、公爵夫婦に近寄り様子を診たが、二人とも既に息はなかった。
その後響は、アリシアに近づき抱き起す。
二度目も意識を失くしているのは、彼女にとって幸いだった、だろう。
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