青春と恋の物語

NISHINO TAKUMI

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4章 柔道恋物語

柔道恋物語4-11

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一哉side
俺は美奈と共に学校をでて、
2人で帰っていた。
美奈『うー…鍵を返すの一緒にいかなきゃよかった…』
俺『だから、外で待ってろって言ったのに…』
美奈『だって怖いじゃないですか!!
よ、夜の学校ですよ!?お、お化けでも出たら…』
俺『だから…お化けなんていないから…』
とは言っても昨日の瑠夏のことがあって
俺は少し警戒していた。
俺『美奈、家まで送るよ』
美奈『え!?私の家!?来てどうするんですか!』
俺『昨日の瑠夏のこともあるし
やっぱ夜に1人で帰らせるのは危ないと思うんだ。とりあえず…美波は昨日なにもなかったからいいけど
今日もなにもないとは言い切れないからさ』
美奈『わ…私は…大丈夫ですからぁぁぁ!!!!』
美奈はそう言いながら走っていってしまった。
俺『あ、おい美奈!俺走れないんだから走るなよ!!ちょい!…はぁ…』

俺がなぜここまで心配するかと言うと…

それは今日の昼間クラスメイトと話していたときのことだった…。

友人A『なぁ、一哉知ってる?』
俺『え、なにが?』
友人B『お前ら柔道部の女子狙ってるやつら多いってこと!』
俺『え、そうなの?』
友人B『新入生の…あの黒帯つけてる子いるじゃん?ファンクラブできたらしい。それだけじゃない…3年にも
水野さんや山下さん狙う連中が多いみたい…』
友人A『きをつけろよ?夜遅くまで練習してるみたいだけど…1人で帰らせたら何が起きるかわからないぞ?』
俺『まじかよ…わかった。
気を付けるわ…サンキュー』

ということをきいたので…危険に晒さないために言ってたんだけどな…?

俺が諦めて自分の家の方へ歩いていると
後ろから服の裾を引っ張られる感覚があった。

俺『ん…?』
美奈『…やっぱ…送ってください…
夜怖いです…寒いし…』
そう…いくら春と言っても夜の空気は普通にまだ冷たい。夏の直前なら涼しいと思えるが夏まではまだ3ヶ月もある。
俺『ほら…言わんこっちゃない…
それと足見してみろ。』
美奈『…セクハラですか?』
そう言いながら足を出す美奈。
俺『やっぱり…走り出したとき捻ったただろ』
美奈が黙ってうなずく。
俺『まったく…試合前に怪我したら
選抜はずされるぞ』
俺は美奈に背中を向けた。
俺『意地張るならここにおいてく。
乗るなら家まで送ってく』
美奈『うぅ…お願い…します…』
俺『よしよし。さあ行こう』
美奈『はい…意外と先輩の背中も筋肉ついてるんですね』
俺『うるせ。意外とは余計だ』
美奈『だってめっちゃガリガリじゃないですか何kgですか?』
俺『最近測ってねぇけど最後測った時は54kgだったかな』
美奈『はあ!?軽すぎでしょ!』
俺『騒ぐな…近所迷惑だ』
美奈『でも…今日聞いた先輩の話はかっこよかったです』
俺『あぁ…瑠夏の話?』
美奈『私…人を守れる人かっこいいなって思うんです』
俺『まあ、そりゃあね…誰でも思うけど…俺のはそんなのじゃ…』
美奈『あ、そこです。その白い家』
俺『え、でかくね?』
美奈『普通ですよ…変わりませんし』
俺『いやいや…でかくね…』
美奈『降ろして下さい』
俺『あ、あぁ』
美奈『痛っ…』
俺『やっぱりね。いいよこのまま
玄関までつれてくから』
美奈『…』
俺は玄関まで連れていき、
御両親に事情説明をして俺はその場を去っていった。

12話につづく
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