50 / 94
50.
しおりを挟む
「…は?」
錦織はまるで意味が分からないというように、怪訝な表情をしている。
「先程…遠回しではありますが、目立つ事は極力控えたいと申しましたが」
俺は彼女に向き直って、
「馬鹿言え。ただでさえ、俺達は特別候補生で目立つんだ。今回の一件でより極まったと言っていい。だから、"逆に目立ちにいく"んだよ。部活動という肩書を持って」
腕組みしながら俺は自信満々に言った。いいぞ。いつもの調子、空気感が戻ってきた。
錦織は顳顬に手をやると、ため息一つしながら言う。
「毎回、どこからその過剰なまでの自信が満ち溢れるんだか…」
その声音は呆れ気味だ。
「俺は自分が好きだからな」
豪語して言うと錦織はその透き通った目を細めて、冷淡な目つきをした。
全然怖くねー。
普段起きてる音もなくフードに物を入れられる現象の方がよっぽど怖い。あと、首とられそうだし。彼女アサシンだし。
「貴方のそれは大言壮語にしか聞こえませんが…まあ、いいです。仮に部活動を立ち上げるとしても方針は?それに加えて学校の規定により、部員数は最低三人以上ですよ?今の私達に近づく人が居るとでも?」
俺は視線をうわに向けて、スボンのポケットにそれぞれ手を突っ込んだ。
「実は一人、俺的に目星をつけている奴がいる。これが今回の件とは別にして、厄介そうではあるんだが」
錦織はまるで意味が分からないというように、怪訝な表情をしている。
「先程…遠回しではありますが、目立つ事は極力控えたいと申しましたが」
俺は彼女に向き直って、
「馬鹿言え。ただでさえ、俺達は特別候補生で目立つんだ。今回の一件でより極まったと言っていい。だから、"逆に目立ちにいく"んだよ。部活動という肩書を持って」
腕組みしながら俺は自信満々に言った。いいぞ。いつもの調子、空気感が戻ってきた。
錦織は顳顬に手をやると、ため息一つしながら言う。
「毎回、どこからその過剰なまでの自信が満ち溢れるんだか…」
その声音は呆れ気味だ。
「俺は自分が好きだからな」
豪語して言うと錦織はその透き通った目を細めて、冷淡な目つきをした。
全然怖くねー。
普段起きてる音もなくフードに物を入れられる現象の方がよっぽど怖い。あと、首とられそうだし。彼女アサシンだし。
「貴方のそれは大言壮語にしか聞こえませんが…まあ、いいです。仮に部活動を立ち上げるとしても方針は?それに加えて学校の規定により、部員数は最低三人以上ですよ?今の私達に近づく人が居るとでも?」
俺は視線をうわに向けて、スボンのポケットにそれぞれ手を突っ込んだ。
「実は一人、俺的に目星をつけている奴がいる。これが今回の件とは別にして、厄介そうではあるんだが」
0
あなたにおすすめの小説
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?
ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ラン(♂)の父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリー(♀)だった。
ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。
学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。
当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。
同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。
ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。
そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。
まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。
その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。
こうしてジュリーとの同居が決まった。
しかもジュリーの母親、エリカも現われ、ランの家は騒然となった。
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
「ただの経費削減ですが?」 銀河最弱の補給艦隊が、俺の「在庫管理」で最強になったようです
空木 架
SF
日本の企業で総務として働く星野明日虎(32歳)は、ある日突然、見知らぬ宇宙の帝国へと転移してしまう。彼が配属されたのは、整理整頓もままならない「銀河最弱」の補給艦隊だった!
ひょんなことから戦艦の艦長に任命されてしまった明日虎だが、宇宙の戦い方など全く分からない。そこで彼が武器にしたのは、長年の社畜生活で培った「経費削減」と「在庫管理」のスキルだった。
「弾薬の無駄遣い禁止!」「エンジンはこまめに切れ!」――ただ徹底的なコストカットと業務効率化を推し進めただけなのに、それがなぜか「天才的な軍事戦略」として周囲に大勘違いされていく。
個性豊かな仲間たちと共に、最弱だった倉庫部門を最強の組織へと育て上げる、痛快・お仕事&成り上がりSFファンタジー!
※この作品は、「小説家になろう」「カクヨム」でも連載しています
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
おっさん冒険者のおいしいダンジョン攻略
神崎あら
ファンタジー
冒険者歴20年以上のおっさんは、若い冒険者達のように地位や権威を得るためにダンジョンには行かない。
そう、おっさんは生活のためにダンジョンに行く。
これはそんなおっさんの冒険者ライフを描いた生活記である。
蒼き樹海の案内人
蒼月よる
ファンタジー
辺境の森で育った少年ユーリには、不思議な目がある。魔素の流れが光の粒として見えるのだ。
蒼の樹海——人を喰らう巨大な森に足を踏み入れた彼は、遺跡屋の青年カイと出会い、冒険者として歩み始める。樹海の奥に眠る遺跡、港街の裏に潜む陰謀、灰に覆われた滅びの国、そして首都に隠された世界の秘密。
仲間と共に世界を巡るうちに、ユーリは気づいていく。この世界の「魔法」も「神」も、すべてが何かの残骸なのではないか——と。
冒険・バトル・素材経済・食文化を軸に、ファンタジーの裏に潜むSF的真実へと辿り着く、全4巻の冒険ファンタジー。
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる