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第8章 大団円はリベンジの後で
8ー10 残された者の時間3
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『ハリーの遺体は衛生上の理由によりインド入国が許可されず現地で埋葬されました』
義祖父母の遺影の隣に弟アビマニュの遺影も置かれている。
ナンダは真新しい黄色の花の飾りを写真にかけ直した。
ニュース画像には神父と中年男ひとりが墓地に立っている。多分ハリーの父親だ。
第四ゲームで息子を失った母親はどうしてうちの子を殺したのか問い糺したかったと訴えていた。ナンダは違う。その時アビマニュはどんな様子だったかを聞きたかった。
ハリーは偽名で「ゲーム」に潜入し二日間をアビマニュと共に過ごしている。
ロハンと、同じく在米のスンダルというサバイバーはそれぞれカナダまで足を運んで事実を語ってくれた。またナンダは父と共にムンバイ警察まで赴き犯人側が残した記録映像も閲覧している。
自分にとっては甘え上手な可愛い弟だったが、「汝は人狼なりや」を知っていたことでリーダー的存在のひとりとなったようだ。あのカードゲームで遊んでいると高校生の頃聞いたことはあったがそれが弟の運命を変えるとは思わなかった。
おそらくは犯人側にうとまれ「変成狼」との役を押し付けられ、自らそれを告白して処刑された。
『僕は死にたくはない』
『僕は「あいつら」に殺される』
と言い遺して。
その「あいつら」の最後、主犯たちが網にかかった。
ムンバイ警察ではアビマニュが首を吊って動かなくなるまでの映像の他に、裏から作業員が遺体を降ろし死亡確認をする映像も見た。依然遺体は見つかっていないが生存者の証言とこれらを元にカナダ政府はアビマニュの死亡を宣告した。
初めて写真にマリーゴールドの花輪をかけた時のことをナンダは忘れない。
アビマニュの死が確定してから一番変わったのは姉だ。
弟が戻るまで結婚しないと言い張っていた姉は、知らせを聞くと見違えるようにしっかりとした女性となった。
インド系社会においては結婚にはもう年齢がいっていた彼女だが、自分で縁談を見つけてきて、
『正式なお見合いにしたいので』
と両親に回しさっさと結婚した。去年子どもも生まれている。
『どんなことが起こっても必ずアビマニュが何とかしてくれる。そう思ってたの。でももういないから、私が動くしかないでしょ?』
スンダルたちは近々犠牲者のひとり、クリスティーナという女性の故郷に赴くという。
『やっとたどり着きました』
日本帰りで「人狼ゲーム」の知識があり、アビマニュの面倒も見てくれていたらしい大学院生はタミルの村の出身だったそうだ。弟は途中彼女を斬り捨ててでも生き延びようとして、果たせなかった。
ナンダは店からの総意としてこの件で幾ばくかの寄付をした。取りまとめ役のスンダルは戸惑っていたが、
『アビマニュが生き残っていたらきっとそうした』
言えば納得して受け取った。
笑顔の遺影の前にジャスミンの香りが広がる。
インド直輸入、自店取り扱い中でも最上級ブランドのお香らしく品の良い匂いだ。その分現地で嗅ぐ時の熱された空気と共に立ち上がる官能的な側面は薄い。
この世を去った魂にはちょうどいいだろう。
前途洋々たる未来を断ち切られたアビマニュは今も母なるインドの大地のどこかで眠っている。この現実がナンダには未だに納得出来ない。
ーーーーー
『ハリーの遺体は衛生上の理由によりインド入国が許可されず現地で埋葬されました』
砂地の上に延々と続く十字架。
アフリカの大地に広がるキリスト教徒の墓地の映像を見て、彼はチャパティをダルに浸す手を一瞬止めたがすぐ食事に戻った。工場の休み時間は短く無駄に出来ない。
兄サラージを殺そうとした男は異国の病で苦しみ抜いて死に現地で埋葬された。
『おれが稼ぐから、お前は学校へ行け』
言葉通り、兄の行方がわからなくなって彼は学校を辞めた。
工場の雑用係から入りーと食堂の隅でチャパティにかぶりつくあの頃の自分のような子どもをちらりと見るー組立工に変わり成人して今ではあの時の兄と同い年だ。
(僕は何も知らなかった)
力自慢の兄がその腕を買われ悪い世界に足を踏み入れていたこと。
家族には警備員だと言っていたが裏社会絡みだったということ。
自分の体の一部と引き換えにしてでも知りたいと願った兄の行方はわからず年月が過ぎ、やがてリアル人狼ゲーム事件で誘拐され既に殺されていると刑事に教えられた。
少し前まで近所でやっているボランティアの学習センターに通っていた。
学校に行けない若者に大学生や若い社会人たちが色々教えてくれる場所で彼は英語とコンピューターのクラスに出席していた。
パソコンは小学校で、
『他の州から来た人にムンバイを紹介してみましょう!』
との指定でスライドを作った程度で終わっていたが、いじり始めると面白い。
工場でも在庫管理やエンジニアの図面の修正にとパソコンは使われている。頑張ったならそのような仕事に変われるかも、と考え始めた時に彼と同じ年の人々が高校を卒業して職場に入ってきた。
どれほど頑張っても、小学校を終えるのにも苦労した人間においしい仕事は回ってこない。高卒どころか十年生の修了試験を受けた人たちにも負ける。
自分がゴミと墨と油にまみれて這いずり回っている間に、彼らは高校でレベルの高い教育を受けてきたのだ。
失ったものが大き過ぎて、それを見るのが嫌で彼は学習センターに行かなくなった。
ボランティアたちは一生懸命だ。彼らの悲しい顔は見たくない。だから黙って姿を消すつもりだった。
だがー
(兄ちゃんは負けなかった)
病院から運び出されたハリーの遺体の顔には目立つ傷跡と盛り上がりがあった。あれはサラージが付けたものだ。ゲームに投入されたハリーは人狼としてサラージを襲い返り討ちに合って尻尾を丸めて逃げ出した。その後の兄の死は嵌められていた首輪の針からの毒殺だ。さすがにこれは防げない。
いや。
第四ゲームの高校生たちは食用の肉と骨を入れてそれを防いだと告白本にあった。
(兄ちゃんは戦った。ラクナウの高校生たちも戦った)
ここで自分が人生をあきらめたら奴らに負けたことにならないか?
もう一度学習センターに行ってみよう。
相談に乗ってくれる人がいたはずだ。事件のことなど言わなくていいから、兄が死んで学校を止めて、今更勉強してももう取り返しがつかないと思っている。
でも、負けたくない。
今からでも何か出来るんでしょうか、って聞いてみよう!
ステンレスの弁当箱の端に最後に残ったダルをチャパティで拭って口にする。
兄と一緒に食べた頃から変わらない母の味だった。
義祖父母の遺影の隣に弟アビマニュの遺影も置かれている。
ナンダは真新しい黄色の花の飾りを写真にかけ直した。
ニュース画像には神父と中年男ひとりが墓地に立っている。多分ハリーの父親だ。
第四ゲームで息子を失った母親はどうしてうちの子を殺したのか問い糺したかったと訴えていた。ナンダは違う。その時アビマニュはどんな様子だったかを聞きたかった。
ハリーは偽名で「ゲーム」に潜入し二日間をアビマニュと共に過ごしている。
ロハンと、同じく在米のスンダルというサバイバーはそれぞれカナダまで足を運んで事実を語ってくれた。またナンダは父と共にムンバイ警察まで赴き犯人側が残した記録映像も閲覧している。
自分にとっては甘え上手な可愛い弟だったが、「汝は人狼なりや」を知っていたことでリーダー的存在のひとりとなったようだ。あのカードゲームで遊んでいると高校生の頃聞いたことはあったがそれが弟の運命を変えるとは思わなかった。
おそらくは犯人側にうとまれ「変成狼」との役を押し付けられ、自らそれを告白して処刑された。
『僕は死にたくはない』
『僕は「あいつら」に殺される』
と言い遺して。
その「あいつら」の最後、主犯たちが網にかかった。
ムンバイ警察ではアビマニュが首を吊って動かなくなるまでの映像の他に、裏から作業員が遺体を降ろし死亡確認をする映像も見た。依然遺体は見つかっていないが生存者の証言とこれらを元にカナダ政府はアビマニュの死亡を宣告した。
初めて写真にマリーゴールドの花輪をかけた時のことをナンダは忘れない。
アビマニュの死が確定してから一番変わったのは姉だ。
弟が戻るまで結婚しないと言い張っていた姉は、知らせを聞くと見違えるようにしっかりとした女性となった。
インド系社会においては結婚にはもう年齢がいっていた彼女だが、自分で縁談を見つけてきて、
『正式なお見合いにしたいので』
と両親に回しさっさと結婚した。去年子どもも生まれている。
『どんなことが起こっても必ずアビマニュが何とかしてくれる。そう思ってたの。でももういないから、私が動くしかないでしょ?』
スンダルたちは近々犠牲者のひとり、クリスティーナという女性の故郷に赴くという。
『やっとたどり着きました』
日本帰りで「人狼ゲーム」の知識があり、アビマニュの面倒も見てくれていたらしい大学院生はタミルの村の出身だったそうだ。弟は途中彼女を斬り捨ててでも生き延びようとして、果たせなかった。
ナンダは店からの総意としてこの件で幾ばくかの寄付をした。取りまとめ役のスンダルは戸惑っていたが、
『アビマニュが生き残っていたらきっとそうした』
言えば納得して受け取った。
笑顔の遺影の前にジャスミンの香りが広がる。
インド直輸入、自店取り扱い中でも最上級ブランドのお香らしく品の良い匂いだ。その分現地で嗅ぐ時の熱された空気と共に立ち上がる官能的な側面は薄い。
この世を去った魂にはちょうどいいだろう。
前途洋々たる未来を断ち切られたアビマニュは今も母なるインドの大地のどこかで眠っている。この現実がナンダには未だに納得出来ない。
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『ハリーの遺体は衛生上の理由によりインド入国が許可されず現地で埋葬されました』
砂地の上に延々と続く十字架。
アフリカの大地に広がるキリスト教徒の墓地の映像を見て、彼はチャパティをダルに浸す手を一瞬止めたがすぐ食事に戻った。工場の休み時間は短く無駄に出来ない。
兄サラージを殺そうとした男は異国の病で苦しみ抜いて死に現地で埋葬された。
『おれが稼ぐから、お前は学校へ行け』
言葉通り、兄の行方がわからなくなって彼は学校を辞めた。
工場の雑用係から入りーと食堂の隅でチャパティにかぶりつくあの頃の自分のような子どもをちらりと見るー組立工に変わり成人して今ではあの時の兄と同い年だ。
(僕は何も知らなかった)
力自慢の兄がその腕を買われ悪い世界に足を踏み入れていたこと。
家族には警備員だと言っていたが裏社会絡みだったということ。
自分の体の一部と引き換えにしてでも知りたいと願った兄の行方はわからず年月が過ぎ、やがてリアル人狼ゲーム事件で誘拐され既に殺されていると刑事に教えられた。
少し前まで近所でやっているボランティアの学習センターに通っていた。
学校に行けない若者に大学生や若い社会人たちが色々教えてくれる場所で彼は英語とコンピューターのクラスに出席していた。
パソコンは小学校で、
『他の州から来た人にムンバイを紹介してみましょう!』
との指定でスライドを作った程度で終わっていたが、いじり始めると面白い。
工場でも在庫管理やエンジニアの図面の修正にとパソコンは使われている。頑張ったならそのような仕事に変われるかも、と考え始めた時に彼と同じ年の人々が高校を卒業して職場に入ってきた。
どれほど頑張っても、小学校を終えるのにも苦労した人間においしい仕事は回ってこない。高卒どころか十年生の修了試験を受けた人たちにも負ける。
自分がゴミと墨と油にまみれて這いずり回っている間に、彼らは高校でレベルの高い教育を受けてきたのだ。
失ったものが大き過ぎて、それを見るのが嫌で彼は学習センターに行かなくなった。
ボランティアたちは一生懸命だ。彼らの悲しい顔は見たくない。だから黙って姿を消すつもりだった。
だがー
(兄ちゃんは負けなかった)
病院から運び出されたハリーの遺体の顔には目立つ傷跡と盛り上がりがあった。あれはサラージが付けたものだ。ゲームに投入されたハリーは人狼としてサラージを襲い返り討ちに合って尻尾を丸めて逃げ出した。その後の兄の死は嵌められていた首輪の針からの毒殺だ。さすがにこれは防げない。
いや。
第四ゲームの高校生たちは食用の肉と骨を入れてそれを防いだと告白本にあった。
(兄ちゃんは戦った。ラクナウの高校生たちも戦った)
ここで自分が人生をあきらめたら奴らに負けたことにならないか?
もう一度学習センターに行ってみよう。
相談に乗ってくれる人がいたはずだ。事件のことなど言わなくていいから、兄が死んで学校を止めて、今更勉強してももう取り返しがつかないと思っている。
でも、負けたくない。
今からでも何か出来るんでしょうか、って聞いてみよう!
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