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第2章 少年期 邂逅編
第三十四話 「尾行作戦」
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「まずは、奴を見つけなければならん」
「観光ガイドをやっているというのが本当なら、普通に街を歩いていそうですが」
「ふむ……どちらにせよ、早くナルシスを見つけるぞ。
だが、絶対に気づかれてはならん」
俺達に対しては友好的だったから、俺達の姿を見つけたら寄ってくるに違いない。
どうせまた付きまとってくるだろうし、あいつを見つけたら今日は終わりだな。
ちなみに、今は夕方だ。
犯行するなら、人の目が徐々に少なくなってくるこの時間帯にやるはず。
でも、もうこの誘拐事件は今や街中で話題になっているから、
女の子がいる家庭は外出させたりしないんじゃないか。
どうやって犯行を繰り返しているのだろうか。
「エリーゼ達は宿で待たせていますが、ちょっと心配ですね」
「追跡装置を壊した後に宿を変えたから、大丈夫だろう」
シャルロッテがついているからそう簡単に負けることはないだろうが、
万が一の時が怖いな。
なるべく早く片を付けよう。
「一応、戦える準備だけはしておけ。
戦いにならんとは限らん」
「分かりました」
ナルシスと、ってことか。
いや、そうとも限らないか。
ナルシスが単独犯である可能性もあるが、
何人も攫われているというなら複数犯の可能性が高い。
あるいは、組織的な犯行か。
人間と本気でやり合うことは、今までなかったな。
魔物と戦うことがほとんどだったから、上手く戦えるか不安だ。
戦いにはなりませんように。
穏便に済ませられますように。
……まあ、ランスロットが槍を持っているということは、そういうことなんだろうな。
「あれ、違いますかね」
「あれだな」
見つけた。
旅行者らしき四人組と一緒に歩いている。
大人の男女に、子供が二人。
一人は、女の子か。
「奴の狙いは、もう分かるな」
「あの女の子ですね」
俺と同年代くらいの少女は、笑顔でピョンピョンと飛び跳ねている。
あんなに健気な女の子を攫おうとしているのか。
許せねえ。
今すぐに飛び出して問い詰めてやりたいところだが、今はまだその時ではない。
俺一人だったら、飛び出してただろう。
「あっ、行っちゃいます」
「追うぞ」
そそくさと、家族とナルシスの後を追う。
ただ、露骨に物陰に隠れながらだと周りから怪しまれる。
完全に夜になるまではさりげなく追うしかない。
ガラウスの街は、夜になると人通りが全くなくなる。
完全に人通りがなくなったら、ストーカームーブをしても大丈夫なはずだ。
「奴の動きをよく見ておけ」
昨日、俺達が寄った店の前で立ち止まった。
その店を紹介するような素振りを見せた後、ナルシスは一歩引いた。
店に夢中になっている家族の後ろに着き、周りを見渡し始めた。
そして、少女の背中に手を伸ばした。
――これで、確定した。
奴は誘拐犯だ。
「あいつっ……!」
「まだだ」
「何でですか! 今目の前で装置をつけたのに!」
「今出て行って奴を問い詰めたところで、状況は何も変わらん」
そうは言っても……
あの女の子が攫われるかもしれないのに、じっと見てろっていうのかよ。
クソ、体がムズムズする。
「奴があの装置を使ってどのようにあの少女を攫うのか、その手口が見たい」
「じゃあ、あの子には犠牲になってもらうってことですか?」
「必ず、あの少女も助ける」
まだあんまり納得はいってないが、ランスロットが言うなら大丈夫なんだろう。
俺もどういう手口で犯行に及ぶのか気になる所ではある。
「どうやって観察するんですか?」
「ナルシスがあの家族と別れた後、今度はあの家族を追うぞ」
「そうなってくると、いよいよ不審者ですけどね」
「事件の解決のためなら、手段は選ばん」
あの家族に見つかったらどうするつもりなのだろうか。
「娘さんを守るためです」なんて言っても、絶対信じてもらえないぞ。
かくれんぼをしている気分だ。
隠れる側だと、妙に尿意を催すのは何故なのだろうか。
今もちょっと膀胱がくすぐったい。
「動き出した。 行くぞ」
「はい」
思えば、昨日俺達が歩いたルートとほとんど同じだ。
まるでプログラミングされているかのように、決まったルートを案内しているのか。
もしかしたら、観光ガイドをしているというのは本当なのかもしれない。
表向きには観光ガイドで、裏では誘拐犯。
とんでもない人間だ。
捕まえたら、あの髪の毛を全部毟り取ってやる。
---
辺りはすっかり暗くなった。
というより、もう夜中だ。
ナルシスが家族と別れた後、今度は家族の後を追った。
やはり家族は旅行客だったらしく、家ではなく宿に入った。
よくよく見ると、昨日俺達が泊まってた宿じゃないか。
俺達は今、道の植え込みの草の中に隠れている。
傍から見たらマジの変人じゃねえか。
あの少女を助けるため、
そしてこれ以上の被害の拡大を防ぐため、多少は我慢しなければ。
それに、まだ攫われた少女たちは無事なはずだ。
ナルシスの家かどこかに監禁されているのか、はたまた別の場所か。
全員助けだして、無事に家に帰してあげよう。
「来たぞ」
極限まで抑えた声で、ランスロットは俺に知らせた。
ランスロットの視線の先には、ナルシスの姿があった。
皆が寝静まったこの時間帯を狙っての犯行か。
つくづく腹が立つ野郎だ。
ナルシスは念入りに周りを見渡し、ゆっくりと建物に近づく。
そして、右手を前に出した。
何やってんだ、あれ。
「出てきてください」ってまじないでもかけてんのか。
そんなわけないか。
「――!」
瞬きをした瞬間だった。
少女は、ナルシスの胸の中にいた。
何が起きた?
あの一瞬で、どうやったんだ。
「恐らく、あの装置だ。
対象の位置を特定できる装置であることは知っていたが、まさかあんなことまでできるとは」
「どうしますか?
もうそろそろ出ますか?」
「まだだ。
引き続き奴を追うぞ」
ナルシスが、攫った少女をどこに連れて行っているのかを突き止めなきゃだな。
なんて巧妙な手口だ。
手慣れてるところを見ると、組織的犯行だろうがなんだろうがあいつが主犯格だろう。
敵があいつ一人ならいいが、大きな組織が動いているとなるとかなり厄介だ。
ランスロットがいるからまず負けることはないだろうけど。
「どこへ行くつもりなんだ?」
ナルシスは街を外れ、森に入っていった。
こんな森にナルシスの家があるとは考えにくい。
となると、やっぱり組織があるのだろうか。
「見失ったか……」
木々が生い茂っている森で、ナルシスは姿を眩ませてしまった。
せっかくここまで来たのに。
「ベル。 俺は奴を追って奥へ行く。
お前は戻っていろ」
「え、でも……」
「これ以上、子供であるお前に無理はさせられない。
エリーゼ達にも、俺は少し帰りが遅くなると伝えてくれ」
「……はい、分かりました」
俺は渋々頷いた。
ランスロットなら大丈夫だと自分にいい聞かせつつも、
心のどこかで心配な自分がいる。
俺も同行したいところだが、仕方ないか。
ランスロットは草むらから出て、槍を構えて歩いて行った。
夜の森って怖いな。
あまり幽霊とか信じない質だったが、雰囲気がある。
魔物が出てきたら面倒だな。
大きな音を立てれば、それこそナルシスに感づかれてしまうかもしれない。
とっとと森を出て、宿に戻ろう。
今日は疲れたし、ゆっくり休んで――
「――何をしているのかな、ベル君」
耳元で、聞き覚えのある声がした。
した、だけだった。
「観光ガイドをやっているというのが本当なら、普通に街を歩いていそうですが」
「ふむ……どちらにせよ、早くナルシスを見つけるぞ。
だが、絶対に気づかれてはならん」
俺達に対しては友好的だったから、俺達の姿を見つけたら寄ってくるに違いない。
どうせまた付きまとってくるだろうし、あいつを見つけたら今日は終わりだな。
ちなみに、今は夕方だ。
犯行するなら、人の目が徐々に少なくなってくるこの時間帯にやるはず。
でも、もうこの誘拐事件は今や街中で話題になっているから、
女の子がいる家庭は外出させたりしないんじゃないか。
どうやって犯行を繰り返しているのだろうか。
「エリーゼ達は宿で待たせていますが、ちょっと心配ですね」
「追跡装置を壊した後に宿を変えたから、大丈夫だろう」
シャルロッテがついているからそう簡単に負けることはないだろうが、
万が一の時が怖いな。
なるべく早く片を付けよう。
「一応、戦える準備だけはしておけ。
戦いにならんとは限らん」
「分かりました」
ナルシスと、ってことか。
いや、そうとも限らないか。
ナルシスが単独犯である可能性もあるが、
何人も攫われているというなら複数犯の可能性が高い。
あるいは、組織的な犯行か。
人間と本気でやり合うことは、今までなかったな。
魔物と戦うことがほとんどだったから、上手く戦えるか不安だ。
戦いにはなりませんように。
穏便に済ませられますように。
……まあ、ランスロットが槍を持っているということは、そういうことなんだろうな。
「あれ、違いますかね」
「あれだな」
見つけた。
旅行者らしき四人組と一緒に歩いている。
大人の男女に、子供が二人。
一人は、女の子か。
「奴の狙いは、もう分かるな」
「あの女の子ですね」
俺と同年代くらいの少女は、笑顔でピョンピョンと飛び跳ねている。
あんなに健気な女の子を攫おうとしているのか。
許せねえ。
今すぐに飛び出して問い詰めてやりたいところだが、今はまだその時ではない。
俺一人だったら、飛び出してただろう。
「あっ、行っちゃいます」
「追うぞ」
そそくさと、家族とナルシスの後を追う。
ただ、露骨に物陰に隠れながらだと周りから怪しまれる。
完全に夜になるまではさりげなく追うしかない。
ガラウスの街は、夜になると人通りが全くなくなる。
完全に人通りがなくなったら、ストーカームーブをしても大丈夫なはずだ。
「奴の動きをよく見ておけ」
昨日、俺達が寄った店の前で立ち止まった。
その店を紹介するような素振りを見せた後、ナルシスは一歩引いた。
店に夢中になっている家族の後ろに着き、周りを見渡し始めた。
そして、少女の背中に手を伸ばした。
――これで、確定した。
奴は誘拐犯だ。
「あいつっ……!」
「まだだ」
「何でですか! 今目の前で装置をつけたのに!」
「今出て行って奴を問い詰めたところで、状況は何も変わらん」
そうは言っても……
あの女の子が攫われるかもしれないのに、じっと見てろっていうのかよ。
クソ、体がムズムズする。
「奴があの装置を使ってどのようにあの少女を攫うのか、その手口が見たい」
「じゃあ、あの子には犠牲になってもらうってことですか?」
「必ず、あの少女も助ける」
まだあんまり納得はいってないが、ランスロットが言うなら大丈夫なんだろう。
俺もどういう手口で犯行に及ぶのか気になる所ではある。
「どうやって観察するんですか?」
「ナルシスがあの家族と別れた後、今度はあの家族を追うぞ」
「そうなってくると、いよいよ不審者ですけどね」
「事件の解決のためなら、手段は選ばん」
あの家族に見つかったらどうするつもりなのだろうか。
「娘さんを守るためです」なんて言っても、絶対信じてもらえないぞ。
かくれんぼをしている気分だ。
隠れる側だと、妙に尿意を催すのは何故なのだろうか。
今もちょっと膀胱がくすぐったい。
「動き出した。 行くぞ」
「はい」
思えば、昨日俺達が歩いたルートとほとんど同じだ。
まるでプログラミングされているかのように、決まったルートを案内しているのか。
もしかしたら、観光ガイドをしているというのは本当なのかもしれない。
表向きには観光ガイドで、裏では誘拐犯。
とんでもない人間だ。
捕まえたら、あの髪の毛を全部毟り取ってやる。
---
辺りはすっかり暗くなった。
というより、もう夜中だ。
ナルシスが家族と別れた後、今度は家族の後を追った。
やはり家族は旅行客だったらしく、家ではなく宿に入った。
よくよく見ると、昨日俺達が泊まってた宿じゃないか。
俺達は今、道の植え込みの草の中に隠れている。
傍から見たらマジの変人じゃねえか。
あの少女を助けるため、
そしてこれ以上の被害の拡大を防ぐため、多少は我慢しなければ。
それに、まだ攫われた少女たちは無事なはずだ。
ナルシスの家かどこかに監禁されているのか、はたまた別の場所か。
全員助けだして、無事に家に帰してあげよう。
「来たぞ」
極限まで抑えた声で、ランスロットは俺に知らせた。
ランスロットの視線の先には、ナルシスの姿があった。
皆が寝静まったこの時間帯を狙っての犯行か。
つくづく腹が立つ野郎だ。
ナルシスは念入りに周りを見渡し、ゆっくりと建物に近づく。
そして、右手を前に出した。
何やってんだ、あれ。
「出てきてください」ってまじないでもかけてんのか。
そんなわけないか。
「――!」
瞬きをした瞬間だった。
少女は、ナルシスの胸の中にいた。
何が起きた?
あの一瞬で、どうやったんだ。
「恐らく、あの装置だ。
対象の位置を特定できる装置であることは知っていたが、まさかあんなことまでできるとは」
「どうしますか?
もうそろそろ出ますか?」
「まだだ。
引き続き奴を追うぞ」
ナルシスが、攫った少女をどこに連れて行っているのかを突き止めなきゃだな。
なんて巧妙な手口だ。
手慣れてるところを見ると、組織的犯行だろうがなんだろうがあいつが主犯格だろう。
敵があいつ一人ならいいが、大きな組織が動いているとなるとかなり厄介だ。
ランスロットがいるからまず負けることはないだろうけど。
「どこへ行くつもりなんだ?」
ナルシスは街を外れ、森に入っていった。
こんな森にナルシスの家があるとは考えにくい。
となると、やっぱり組織があるのだろうか。
「見失ったか……」
木々が生い茂っている森で、ナルシスは姿を眩ませてしまった。
せっかくここまで来たのに。
「ベル。 俺は奴を追って奥へ行く。
お前は戻っていろ」
「え、でも……」
「これ以上、子供であるお前に無理はさせられない。
エリーゼ達にも、俺は少し帰りが遅くなると伝えてくれ」
「……はい、分かりました」
俺は渋々頷いた。
ランスロットなら大丈夫だと自分にいい聞かせつつも、
心のどこかで心配な自分がいる。
俺も同行したいところだが、仕方ないか。
ランスロットは草むらから出て、槍を構えて歩いて行った。
夜の森って怖いな。
あまり幽霊とか信じない質だったが、雰囲気がある。
魔物が出てきたら面倒だな。
大きな音を立てれば、それこそナルシスに感づかれてしまうかもしれない。
とっとと森を出て、宿に戻ろう。
今日は疲れたし、ゆっくり休んで――
「――何をしているのかな、ベル君」
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