キャンパスライフ

タラ

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最終話『その鍵を閉めて』

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おっさんの想定外の発言に僕の頭は真っ白になった。



タカ「ちょっ!ちゅ!ちょ!!あなた何を…!!」

母「あらまぁ!私ったらあいさつもしないで!初めまして~、タカの母です」

タカ「おぉい!!スルーかよっ!?母さんよく見てよ!この人男だよ!」

母「そんな事見れば分かるわよー!お母さんを馬鹿にしてんの?」

タカ「いや分かってるならいいんだ、うん…。いやいや!!良くないよ!!全然良くない!僕はそんな趣味無いよ!ってかそんな息子を何とも思わないのか!」

母「あなたがどんな相手を選ぼうと、あなたは変わらず私の息子よ」

タカ「いや包容力すごいな!!母性ダダ漏れかよ!!嬉しいけど、こんな場面で聞きたくなかったよ!複雑だよ!」



隣を見るとおっさんはただアルカイックスマイルを浮かべている。



タカ「いや、どんな感情!?気持ち悪いわ!」



その後僕は数時間かけて母に状況を説明した…。



タカ「…って話だよ。分かったよね」

母「分かったわよぉ。だからタカはこの人と一緒に暮らすんでしょ?」

タカ「違うよ!全然分かってないじゃない!」

おっさん「さぁもう夜も更けてきた。今日はもう遅い。続きは明日にしよう」

タカ「うわぁ~もう…結局はそうなるのかよ…!」




翌日…綺麗にたたまれた布団の上には一枚の手紙があった。



『お母さんを借りていきます』



タカ「そうきたか…そうきたかぁぁーーっっ!!!」



その後、おっさんが僕の家に来ることは無かった。だけど僕の胸の中はもう実家には帰れないな…という思いでいっぱいになった。

次に実家に帰った時にいるのは父さんなのかおっさんなのか…。まさか今度会った時には父親に…。

そんな複雑な感情を含んだまま僕のキャンパスライフは続いていくのだった…。





終わり
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