19 / 29
第3章 巨大昆虫の生態調査
#4 幼虫の死骸
しおりを挟む
部屋に入るとテカリのあるオレンジ色をした着ぐるみが5つ並んでいた。
カナブンのサナギの着ぐるみだ。
これも当然のようにリアルに作られている。
そして、この部屋には織田香代子こと香織の姿もあった。
サナギの着ぐるみを着た彼女たちはこれから先ほどの幼虫の着ぐるみにも入らなければならない。
香織は経験者として、メンバーにアドバイスするためにこの部屋にいた。
スタッフはメンバー分の5つの幼虫の着ぐるみを見ているメンバーの下へ2匹の色の悪い幼虫が運ばれてきた。
メンバーが首を傾げて幼虫を眺める。
色の悪い幼虫は死骸のようにも見える。
幼虫の死骸の作り物だと思っていたのだが、その幼虫が動いた。
絵里菜が気づく。
「もしかして莉菜と美菜?」
絵里菜の声が届いたのか、幼虫の死骸が動いた。
スタッフが説明する。
この先サナギの着ぐるみを着て、幼虫の着ぐるみを重ね着しての撮影は無理と判断された2人は次のシーンでは脱皮してサナギになることができずになく死んでいく幼虫を演じる事になった事を。
2人にはまだ説明聞されていないが、死んでしまった幼虫は解剖される。
そのため、莉菜と美菜は別室で幼虫の着ぐるみの中に内臓器官のリアルな着ぐるみを着てから死骸っぽく着色されて幼虫へ戻されていた。
別室で莉菜と美菜の2人は全身真っ白なノッペラボウ姿で内臓器官の着ぐるみを見て悲鳴を上げていた。
「うわっ、何?この気持ち悪いの」
「こんなの着るの?超気持ち悪いんですけど!」
内臓器官の着ぐるみはグロテスクな上、手足が使えない状態となる着ぐるみ。
マネージャーの優木に促されて内臓器官の着ぐるみを着る2人。
この期に及んで諦めの悪い2人は、最後まで悲鳴と文句を口にしながら、色の悪い幼虫の中へと押し込められていった。
内臓器官の着ぐるみを着せられた莉奈と美菜の入った幼虫の死骸はこうして他のメンバーの控え室へと運ばれきた。
当然、この様子も全てメイキング映像のため撮影されていた。
カナブンのサナギの着ぐるみだ。
これも当然のようにリアルに作られている。
そして、この部屋には織田香代子こと香織の姿もあった。
サナギの着ぐるみを着た彼女たちはこれから先ほどの幼虫の着ぐるみにも入らなければならない。
香織は経験者として、メンバーにアドバイスするためにこの部屋にいた。
スタッフはメンバー分の5つの幼虫の着ぐるみを見ているメンバーの下へ2匹の色の悪い幼虫が運ばれてきた。
メンバーが首を傾げて幼虫を眺める。
色の悪い幼虫は死骸のようにも見える。
幼虫の死骸の作り物だと思っていたのだが、その幼虫が動いた。
絵里菜が気づく。
「もしかして莉菜と美菜?」
絵里菜の声が届いたのか、幼虫の死骸が動いた。
スタッフが説明する。
この先サナギの着ぐるみを着て、幼虫の着ぐるみを重ね着しての撮影は無理と判断された2人は次のシーンでは脱皮してサナギになることができずになく死んでいく幼虫を演じる事になった事を。
2人にはまだ説明聞されていないが、死んでしまった幼虫は解剖される。
そのため、莉菜と美菜は別室で幼虫の着ぐるみの中に内臓器官のリアルな着ぐるみを着てから死骸っぽく着色されて幼虫へ戻されていた。
別室で莉菜と美菜の2人は全身真っ白なノッペラボウ姿で内臓器官の着ぐるみを見て悲鳴を上げていた。
「うわっ、何?この気持ち悪いの」
「こんなの着るの?超気持ち悪いんですけど!」
内臓器官の着ぐるみはグロテスクな上、手足が使えない状態となる着ぐるみ。
マネージャーの優木に促されて内臓器官の着ぐるみを着る2人。
この期に及んで諦めの悪い2人は、最後まで悲鳴と文句を口にしながら、色の悪い幼虫の中へと押し込められていった。
内臓器官の着ぐるみを着せられた莉奈と美菜の入った幼虫の死骸はこうして他のメンバーの控え室へと運ばれきた。
当然、この様子も全てメイキング映像のため撮影されていた。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる