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第二章 寸胴一つあれば大抵どうにかなります
野営、そして寸胴切りとは輪切りのことです
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椅子代わりの倒木に腰掛け、木製のコップに注がれた茶で喉を潤した。唇に触れる木の温かみは、これから始まる野営への期待で俄かに昂る神経を撫でつけてくれた。
馬車の後部、荷を括るスペースから騎士団員達が俺やカロリーヌの荷を下ろしている。
「なんか矢鱈と重いなこの箱……うおっ、と」
若い騎士が一抱えもある木箱を取り落とすと、ガシャン、カランカラン……と金属の薄い円盤が転げ落ちて、シンバルのような響きを残して大人しくなった。
「気を付けて扱え、それは俺の大切な鍋だ」
「鍋? え、鍋、ですか?」
「あぁ、鍋だ。正確に言えば寸胴鍋だな」
「なぜマック様が鍋を……」と若騎士が言い終えることを許さず、ボールスが被せる様に報告した。
「野営の準備、概ね整いました。これから如何なさいますか」
辺りを見回すと、其処此処に生木を無理矢理燃やす細い火煙が立っているのが見えた。焚火の傍には、枝に布を張った簡易的なテントが建てられている。
「交代で夜の番に就け。少し早いが、これから食事を摂り、寝る者は寝るように」
「承知しました」
ボールスは端的に答えると、目線と同じ鋭い声で指示を出した。団員が蟻のように規則正しく動く。よく訓練されているようだ。俺が訓練の指揮を執ったわけではないが、なんだか満足である。
「食材はこの森に供出してもらおうか」
「きょうしゅつ?」
「差し出してもらう、って意味よ」
「つまりは狩りですな?」
ボールスは流石に察しが良い。「あぁ、丁度歓迎してくれるみたいだからな」と広場の外縁を俺が指差すと、木立を縫うように森の闇から奇怪な生物が姿を見せた。
寸胴のようにずんぐりむっくりしたクリーム色の胴体に大きな目と鋸のような口、横には取って付けたような腕がにょっきりと生えている。体を支えるには心許ない細い二足。頭部と思われる位置には赤地に白の水玉模様の笠を乗せている。
「キノッピオ・マッシュか。相変わらず権利ギリギリの見た目だな」
ふざけた名前だと心の中で毒づきつつ、俺は外套の胸元に右手を突っ込んだ。
俺達の前に現れたのは”キノッピオ・マッシュ”。巨大なキノコの魔物だ。某ゲーム会社のキノコを擬人化した人気キャラクターの明らかなパクリだ。今風に言うならオマージュと言うのかもしれない。”つる×まほ”制作陣は「着想を得た」と表現していたが、どれも実際は同じだろう。
「複数人で対処するように! 油断するなよ!」
「ボールス、お前は団員達に指示を出しに行け。ここは俺達三人で大丈夫だ」
「しかし……」
「行けと言っている。何度も言わせるな」
ボールスは俺の護衛として随行している以上、離れることに抵抗を示した。キノッピオ・マッシュはゲームにおいては序盤に登場する魔物であり、さして強力な魔物ではない。しかし、今ここにいる者の多くはスキルの無い平民で、ゲームのプレイアブルキャラクターのように強力なスキルを使えるわけではない。誰かが纏め上げ、集団として戦闘にあたる必要がある。
「――ご武運を」
ボールスは俺達三人に精神性が形を成したような完璧な敬礼をすると、背を向け駆け出した。
「マック、三体、来る」
ハティの獣毛が逆立ち、瞳が尖る。タウンハウス裏の林でも見せた狩人の空気を身に纏い、殺意を込めた視線を目前の獲物に向けた。
化物キノコ三匹は、戦略など無いように乱れて雪崩込んできた。
「ハティは左を。俺は中と右を受け持とう」
俺の指示を聞き、エプロンドレスをたくし上げたハティは風のように駆け出した。
「頑張ってください! 師匠、ハティ!」
応援に徹するつもりだろう、カロリーヌは俺に用意された少し豪華なテントに入り、入口から顔だけ出している。
!!
しかし、それが裏目に出た。キノッピオ・マッシュ達が声に釣られて彼女に殺到した。戦場において抵抗しない者は非戦闘要員であることは自明の理だ。キノコの知性が如何ほどのものか知れないが、本能的に獲物を見定めたのかもしれない。
「ひゃぁ」情けない声を上げて、カロリーヌはテントに俯せになった。いつの間にやら寸胴の鍋蓋を拾って盾代わりに頭に乗せて居る。弟子の妙な余裕に呆れつつ、「そのまま伏せていろ」そう言い俺は外套から一本のナイフを取り出した。
刃先は鋭利で、黒檀の柄には緻密な銀の彫刻が入り、それが実用性と芸術性を高めていた。なにも、自棄を起こした訳では無い。この優美でありながら実用品に特有の冷たさを放つナイフこそが、俺の武器なのだ。
!!
形容し難い奇声を上げながら、二体のキノッピオ・マッシュが迫る。俺はテントと奴らの間に立つと、ナイフの切っ先を向け対峙した。
「最終通告だ。それ以上近づけば、容赦なく殺す」
――一回言ってみたかったんだよな、これ。
緊張は無かった。代わりに高揚に頬を染め、口角を持ち上げた。
当然、そう言われて止まるようなら人類は魔物に脅かされてなどいない。土埃を立て迫る擬人化キノコ。背後からは騎士達が結束して戦う声が聞こえる。そのことに気付いた瞬間、恥ずかしい姿を見せることは出来ないと、この戦場で初めて体に緊張が走った。
キノッピオ・マッシュが迫る。右手に持つナイフは、魔物を倒すにはあまりにも頼りなく見えるだろう。騎士団員の持つ大振りな両刃の剣に比べ、小さくて片刃という正反対のものである。しかし、【料理】スキルを活かすには、この大きさこの形状が最適なのだ。
!!
距離が無くなる。俺を肉塊に変えようと二体のキノッピオ・マッシュが腕を振り上げた。しかし、それが振り下ろされることはなかった。次の瞬間には、持ち上げた腕の先と笠の根元、真横に定規で線を引いたように彼等の体は両断されていた。
――【寸胴切り】
俺はナイフを構えてからというもの、一歩も動いていない。動く必要が無かったからだ。ただ、ナイフを一閃、空中にその軌跡を真一文字に残すと、勝負は決着を迎えていた。
「調理終了」
そう呟くと同時に、二体は崩れ落ちた。
森は静寂を取り戻していた。魔物達は既にどれも息絶え、勝者であるはずの騎士達は目前で繰り広げられた異常事態に勝鬨の声を挙げることも忘れて、唯々放心するのだった。
馬車の後部、荷を括るスペースから騎士団員達が俺やカロリーヌの荷を下ろしている。
「なんか矢鱈と重いなこの箱……うおっ、と」
若い騎士が一抱えもある木箱を取り落とすと、ガシャン、カランカラン……と金属の薄い円盤が転げ落ちて、シンバルのような響きを残して大人しくなった。
「気を付けて扱え、それは俺の大切な鍋だ」
「鍋? え、鍋、ですか?」
「あぁ、鍋だ。正確に言えば寸胴鍋だな」
「なぜマック様が鍋を……」と若騎士が言い終えることを許さず、ボールスが被せる様に報告した。
「野営の準備、概ね整いました。これから如何なさいますか」
辺りを見回すと、其処此処に生木を無理矢理燃やす細い火煙が立っているのが見えた。焚火の傍には、枝に布を張った簡易的なテントが建てられている。
「交代で夜の番に就け。少し早いが、これから食事を摂り、寝る者は寝るように」
「承知しました」
ボールスは端的に答えると、目線と同じ鋭い声で指示を出した。団員が蟻のように規則正しく動く。よく訓練されているようだ。俺が訓練の指揮を執ったわけではないが、なんだか満足である。
「食材はこの森に供出してもらおうか」
「きょうしゅつ?」
「差し出してもらう、って意味よ」
「つまりは狩りですな?」
ボールスは流石に察しが良い。「あぁ、丁度歓迎してくれるみたいだからな」と広場の外縁を俺が指差すと、木立を縫うように森の闇から奇怪な生物が姿を見せた。
寸胴のようにずんぐりむっくりしたクリーム色の胴体に大きな目と鋸のような口、横には取って付けたような腕がにょっきりと生えている。体を支えるには心許ない細い二足。頭部と思われる位置には赤地に白の水玉模様の笠を乗せている。
「キノッピオ・マッシュか。相変わらず権利ギリギリの見た目だな」
ふざけた名前だと心の中で毒づきつつ、俺は外套の胸元に右手を突っ込んだ。
俺達の前に現れたのは”キノッピオ・マッシュ”。巨大なキノコの魔物だ。某ゲーム会社のキノコを擬人化した人気キャラクターの明らかなパクリだ。今風に言うならオマージュと言うのかもしれない。”つる×まほ”制作陣は「着想を得た」と表現していたが、どれも実際は同じだろう。
「複数人で対処するように! 油断するなよ!」
「ボールス、お前は団員達に指示を出しに行け。ここは俺達三人で大丈夫だ」
「しかし……」
「行けと言っている。何度も言わせるな」
ボールスは俺の護衛として随行している以上、離れることに抵抗を示した。キノッピオ・マッシュはゲームにおいては序盤に登場する魔物であり、さして強力な魔物ではない。しかし、今ここにいる者の多くはスキルの無い平民で、ゲームのプレイアブルキャラクターのように強力なスキルを使えるわけではない。誰かが纏め上げ、集団として戦闘にあたる必要がある。
「――ご武運を」
ボールスは俺達三人に精神性が形を成したような完璧な敬礼をすると、背を向け駆け出した。
「マック、三体、来る」
ハティの獣毛が逆立ち、瞳が尖る。タウンハウス裏の林でも見せた狩人の空気を身に纏い、殺意を込めた視線を目前の獲物に向けた。
化物キノコ三匹は、戦略など無いように乱れて雪崩込んできた。
「ハティは左を。俺は中と右を受け持とう」
俺の指示を聞き、エプロンドレスをたくし上げたハティは風のように駆け出した。
「頑張ってください! 師匠、ハティ!」
応援に徹するつもりだろう、カロリーヌは俺に用意された少し豪華なテントに入り、入口から顔だけ出している。
!!
しかし、それが裏目に出た。キノッピオ・マッシュ達が声に釣られて彼女に殺到した。戦場において抵抗しない者は非戦闘要員であることは自明の理だ。キノコの知性が如何ほどのものか知れないが、本能的に獲物を見定めたのかもしれない。
「ひゃぁ」情けない声を上げて、カロリーヌはテントに俯せになった。いつの間にやら寸胴の鍋蓋を拾って盾代わりに頭に乗せて居る。弟子の妙な余裕に呆れつつ、「そのまま伏せていろ」そう言い俺は外套から一本のナイフを取り出した。
刃先は鋭利で、黒檀の柄には緻密な銀の彫刻が入り、それが実用性と芸術性を高めていた。なにも、自棄を起こした訳では無い。この優美でありながら実用品に特有の冷たさを放つナイフこそが、俺の武器なのだ。
!!
形容し難い奇声を上げながら、二体のキノッピオ・マッシュが迫る。俺はテントと奴らの間に立つと、ナイフの切っ先を向け対峙した。
「最終通告だ。それ以上近づけば、容赦なく殺す」
――一回言ってみたかったんだよな、これ。
緊張は無かった。代わりに高揚に頬を染め、口角を持ち上げた。
当然、そう言われて止まるようなら人類は魔物に脅かされてなどいない。土埃を立て迫る擬人化キノコ。背後からは騎士達が結束して戦う声が聞こえる。そのことに気付いた瞬間、恥ずかしい姿を見せることは出来ないと、この戦場で初めて体に緊張が走った。
キノッピオ・マッシュが迫る。右手に持つナイフは、魔物を倒すにはあまりにも頼りなく見えるだろう。騎士団員の持つ大振りな両刃の剣に比べ、小さくて片刃という正反対のものである。しかし、【料理】スキルを活かすには、この大きさこの形状が最適なのだ。
!!
距離が無くなる。俺を肉塊に変えようと二体のキノッピオ・マッシュが腕を振り上げた。しかし、それが振り下ろされることはなかった。次の瞬間には、持ち上げた腕の先と笠の根元、真横に定規で線を引いたように彼等の体は両断されていた。
――【寸胴切り】
俺はナイフを構えてからというもの、一歩も動いていない。動く必要が無かったからだ。ただ、ナイフを一閃、空中にその軌跡を真一文字に残すと、勝負は決着を迎えていた。
「調理終了」
そう呟くと同時に、二体は崩れ落ちた。
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