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第一章
一緒にお風呂
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脱衣所であっという間にガロは服を脱いでしまったけど、先に入ってるってことはなくなぜか僕が脱ぐのを待っているようで、ただその上を脱いでからずっと見られててとてつもなく脱ぎづらい。こっちは脱ぐ間目をそらしてたっていうのに。
「さっき着替えてるときにも思ったが、ほんとに全身毛がないんだな。それでいて鱗みたいになってるわけじゃねぇし。」
「あの、ちょっと見続けられると脱ぎにくいんだけど・・・」
「ん?さっきは見られてても着替えてたじゃねぇか。そんな恥ずかしいもんかね。どうせ風呂で全身観ることになるんだし。」
「うっ、それはそうかもしれない。」
というかさっきは恥ずかしくなかったのに今は恥ずかしいと思ったのは何でなんだろうか。上と下別々に脱いだからかな?というか二人きりで風呂なんていつ以来だって話だからか。
なんかそう考えてきたら恥ずかしさもなくなってサッサと服を脱ぐ。脱いだ服はガロに洗濯機魔道具に入れられてしまった。一応さっき試着したガロの昔の服があるからいいけどさ。そして二人でさっそく風呂へ。
「悪いが先シャワー浴びるぜ?ほんとは寝る前に浴びたかったんだが、眠気にまけちまったからな。」
「あ、僕がいろいろ説明させたからだよね、ごめん。」
「いや、それは気にしなくていいんだけどよ。さすがに毛の中があせっぽくてたまらない。」
そういうガロの全身の黒い毛をシャワーっぽい魔道具で濡らしていく。風呂棚の瓶から白い液体せっけんぽいのを取り出して、体いっぱいを泡立てていく。毛でおおわれてるからタオルとかで泡立てる必要ないのか。
「あぁ、ようやくさっきお前が行ってたことわかったぜ、確かにじっと見られると少し気になるな。恥ずかしいってわけじゃないが。」
「え、あ、ご、ごめん。その珍しくて。」
「そうか、こっちでは毛のあるやつはみんなこんなもんだけど、キオみたいに毛のないのばっかじゃ珍しいか。」
「犬とか狼の動物はいたんだけど、僕は飼ったことなかったからね。」
「あー、よくわからないけど俺を見て狼といっていたし、似たような生き物はいたってことだな。」
そんなはなしをしつつも全身丁寧に泡泡に洗った後、また洗い流していく。長めの毛が濡れてペットりくっついてるけど、体格が変わった感じはあんまりしないな。
「悪い、待たせたな。」
「ううん、大丈夫、先お湯に浸かってたら?」
「いや、せっかくだし一緒に入ろうぜ?待ってるから。」
まぁ待ってるというなら気にせる洗っちゃうしかないか。まずはガロの設定した温度のままシャワーを浴びる。うん、丁度いい温度だ。毛があるからぬるかったりするかと思ったんだけど。
で、石鹸は瓶の白い液体石鹸しかないっぽいんだけど、これ多分毛のある種族用だよね?僕の肌は強いほうだけどあれたりするかも。でもこれしかないしとりあえず髪の毛から。
石鹸の感じはあんまりべたついてなくて意外といい感じ。おかげで髪の毛はわしゃわしゃと普通に洗えた。
「不思議だよな、頭だけ黒い毛が生えてるんだもんな。まぁ量は多くないみたいだが。」
「長い人は長いよ、女性とかね。僕はかなり短くしてたから。」
そんな話を挟んでちょっとためらいながらも体も同じ石鹸で洗う。タオルとかないから泡立ちはしないけど、とりあえずは洗えてよかったかな。それに体洗っても変な感じはしないし。
「なんか泡立ってないな。よかったら手伝おうか?」
「へ?いや、いいよ別に。」
「遠慮することはない。俺の手ならめっちゃ泡立つぜ?ほら。」
ちょっとだけ石鹸を手に取ると、あっという間に泡泡と泡立つ。僕の髪の毛でも結構泡立ってたし毛で泡立ちやすい石鹸なのかな。
「お、じっと見てるな?で、どうする?」
「・・・背中だけお願いします。」
「そう来なくちゃな!」
たったままだけど背中を預けるとごしごしと洗い始めてくれる。ちょっと力が入ってるけど、痛いって程じゃないからじっとしておく。
そういえばこうして誰かに体を洗ってもらうなんていつ振りだろう?温泉に入ったのだって3年以上前の話だ。そもそも人と一緒にお風呂に入ってなかったんだった・・・
「どうだ、こんなもんでいいか?流しちまうぞ?」
「え、あぁ、待って待って、せっかく泡だったからこの泡で他も洗うから!」
「お、確かにそのほうがいいか。」
そういうとちょっと離れてくれたので改めて体全体を洗っていく。顔ももちろん足の先も股間部も。そういえばガロの股間部はなんというか、パソコンで見た犬のような形だった気がする。凝視したわけじゃないからわからないけど、見るようなもんでもないからわすれよう・・・
「お待たせ、じゃあお湯に浸かろうか。」
「おう、もし熱かったりぬるかったりしたら行ってくれよ。俺はこの温度がちょうどいいんだけどな。」
ガロが足から湯船に入っていくので僕も続く。ちょっと熱めだけどこのくらいの温度は結構僕好みだ。シャワーといいお湯の温度調整は好みが一緒かもしれない。
ただ座り込むと肩どころか頭までつかりそうになるから、少し浮き腰になるのがちょっと辛い。ガロは肩まで深く浸かって足も延ばしていて羨ましい気もしてしまう。
「はぁ、やっぱこの瞬間は最高だよな・・・ってなんか落ち着かなそうだな。そうか深すぎるのか。」
「うん、ちょっとね。でも気持ちいいよ?」
「それじゃあゆったりできないだろ?銭湯だったら種族ごとに入れるようにだんだんになってるけど、これは俺がちょうどいいように作ってもらっちまってるしな。」
「大丈夫だよ。足伸ばせるかなって思ってたけど、正座すればいいし。」
浮き腰の姿勢もつらいから膝を曲げて正座すれば・・・あ、これでもダメか、べったり正座するとだめなら足の部分だけ浮かせて背筋を伸ばせば何とか首元位だ。
「つらそうだな、キオがよければ俺の上に乗るか?そうしたら結構ちょうどよさそうだろ?足も延ばせるだろうし。」
「っ!?さ、さすがにえんりょします。」
なんてこと言うのかと思っちゃったよ。そんな子供みたいなことはさすがにしたくないかな。というか僕を膝の上に乗せるってガロのほうがゆったりできなさそうだし。
「まぁ恥ずかしがってたしそういうのは無理か。」
「そもそも人を膝の上に乗せるって、抵抗ないの?」
「銭湯だと鼠族が他の種族の上に乗せてもらうのはよくあることだけどな。俺も載せたことあるから別に誰か乗せるのは抵抗ないんだよ。」
なるほど、結構普通の文化としてあるわけか。でも僕はちょっと遠慮したいかな。いろいろ世話にはなってるけど今日会ったばかりなわけだし。
それからもいい感じに温まるまで、いいから来いよと誘って近づいてくるガロに、僕は首を横に振りながら離れるという攻防が続いた。
「さっき着替えてるときにも思ったが、ほんとに全身毛がないんだな。それでいて鱗みたいになってるわけじゃねぇし。」
「あの、ちょっと見続けられると脱ぎにくいんだけど・・・」
「ん?さっきは見られてても着替えてたじゃねぇか。そんな恥ずかしいもんかね。どうせ風呂で全身観ることになるんだし。」
「うっ、それはそうかもしれない。」
というかさっきは恥ずかしくなかったのに今は恥ずかしいと思ったのは何でなんだろうか。上と下別々に脱いだからかな?というか二人きりで風呂なんていつ以来だって話だからか。
なんかそう考えてきたら恥ずかしさもなくなってサッサと服を脱ぐ。脱いだ服はガロに洗濯機魔道具に入れられてしまった。一応さっき試着したガロの昔の服があるからいいけどさ。そして二人でさっそく風呂へ。
「悪いが先シャワー浴びるぜ?ほんとは寝る前に浴びたかったんだが、眠気にまけちまったからな。」
「あ、僕がいろいろ説明させたからだよね、ごめん。」
「いや、それは気にしなくていいんだけどよ。さすがに毛の中があせっぽくてたまらない。」
そういうガロの全身の黒い毛をシャワーっぽい魔道具で濡らしていく。風呂棚の瓶から白い液体せっけんぽいのを取り出して、体いっぱいを泡立てていく。毛でおおわれてるからタオルとかで泡立てる必要ないのか。
「あぁ、ようやくさっきお前が行ってたことわかったぜ、確かにじっと見られると少し気になるな。恥ずかしいってわけじゃないが。」
「え、あ、ご、ごめん。その珍しくて。」
「そうか、こっちでは毛のあるやつはみんなこんなもんだけど、キオみたいに毛のないのばっかじゃ珍しいか。」
「犬とか狼の動物はいたんだけど、僕は飼ったことなかったからね。」
「あー、よくわからないけど俺を見て狼といっていたし、似たような生き物はいたってことだな。」
そんなはなしをしつつも全身丁寧に泡泡に洗った後、また洗い流していく。長めの毛が濡れてペットりくっついてるけど、体格が変わった感じはあんまりしないな。
「悪い、待たせたな。」
「ううん、大丈夫、先お湯に浸かってたら?」
「いや、せっかくだし一緒に入ろうぜ?待ってるから。」
まぁ待ってるというなら気にせる洗っちゃうしかないか。まずはガロの設定した温度のままシャワーを浴びる。うん、丁度いい温度だ。毛があるからぬるかったりするかと思ったんだけど。
で、石鹸は瓶の白い液体石鹸しかないっぽいんだけど、これ多分毛のある種族用だよね?僕の肌は強いほうだけどあれたりするかも。でもこれしかないしとりあえず髪の毛から。
石鹸の感じはあんまりべたついてなくて意外といい感じ。おかげで髪の毛はわしゃわしゃと普通に洗えた。
「不思議だよな、頭だけ黒い毛が生えてるんだもんな。まぁ量は多くないみたいだが。」
「長い人は長いよ、女性とかね。僕はかなり短くしてたから。」
そんな話を挟んでちょっとためらいながらも体も同じ石鹸で洗う。タオルとかないから泡立ちはしないけど、とりあえずは洗えてよかったかな。それに体洗っても変な感じはしないし。
「なんか泡立ってないな。よかったら手伝おうか?」
「へ?いや、いいよ別に。」
「遠慮することはない。俺の手ならめっちゃ泡立つぜ?ほら。」
ちょっとだけ石鹸を手に取ると、あっという間に泡泡と泡立つ。僕の髪の毛でも結構泡立ってたし毛で泡立ちやすい石鹸なのかな。
「お、じっと見てるな?で、どうする?」
「・・・背中だけお願いします。」
「そう来なくちゃな!」
たったままだけど背中を預けるとごしごしと洗い始めてくれる。ちょっと力が入ってるけど、痛いって程じゃないからじっとしておく。
そういえばこうして誰かに体を洗ってもらうなんていつ振りだろう?温泉に入ったのだって3年以上前の話だ。そもそも人と一緒にお風呂に入ってなかったんだった・・・
「どうだ、こんなもんでいいか?流しちまうぞ?」
「え、あぁ、待って待って、せっかく泡だったからこの泡で他も洗うから!」
「お、確かにそのほうがいいか。」
そういうとちょっと離れてくれたので改めて体全体を洗っていく。顔ももちろん足の先も股間部も。そういえばガロの股間部はなんというか、パソコンで見た犬のような形だった気がする。凝視したわけじゃないからわからないけど、見るようなもんでもないからわすれよう・・・
「お待たせ、じゃあお湯に浸かろうか。」
「おう、もし熱かったりぬるかったりしたら行ってくれよ。俺はこの温度がちょうどいいんだけどな。」
ガロが足から湯船に入っていくので僕も続く。ちょっと熱めだけどこのくらいの温度は結構僕好みだ。シャワーといいお湯の温度調整は好みが一緒かもしれない。
ただ座り込むと肩どころか頭までつかりそうになるから、少し浮き腰になるのがちょっと辛い。ガロは肩まで深く浸かって足も延ばしていて羨ましい気もしてしまう。
「はぁ、やっぱこの瞬間は最高だよな・・・ってなんか落ち着かなそうだな。そうか深すぎるのか。」
「うん、ちょっとね。でも気持ちいいよ?」
「それじゃあゆったりできないだろ?銭湯だったら種族ごとに入れるようにだんだんになってるけど、これは俺がちょうどいいように作ってもらっちまってるしな。」
「大丈夫だよ。足伸ばせるかなって思ってたけど、正座すればいいし。」
浮き腰の姿勢もつらいから膝を曲げて正座すれば・・・あ、これでもダメか、べったり正座するとだめなら足の部分だけ浮かせて背筋を伸ばせば何とか首元位だ。
「つらそうだな、キオがよければ俺の上に乗るか?そうしたら結構ちょうどよさそうだろ?足も延ばせるだろうし。」
「っ!?さ、さすがにえんりょします。」
なんてこと言うのかと思っちゃったよ。そんな子供みたいなことはさすがにしたくないかな。というか僕を膝の上に乗せるってガロのほうがゆったりできなさそうだし。
「まぁ恥ずかしがってたしそういうのは無理か。」
「そもそも人を膝の上に乗せるって、抵抗ないの?」
「銭湯だと鼠族が他の種族の上に乗せてもらうのはよくあることだけどな。俺も載せたことあるから別に誰か乗せるのは抵抗ないんだよ。」
なるほど、結構普通の文化としてあるわけか。でも僕はちょっと遠慮したいかな。いろいろ世話にはなってるけど今日会ったばかりなわけだし。
それからもいい感じに温まるまで、いいから来いよと誘って近づいてくるガロに、僕は首を横に振りながら離れるという攻防が続いた。
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