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第一章
*触れ合う感触
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あっけなく達してしまったが、それほど量が多いわけじゃないようだ。そういう種族だからなのかもしれない。ただだし終わっても少し体が震えていたので少し待ってから声をかけた。
「いつもこんな早いのか?」
「こ、こんなに早くはなかっし、こんなに量はでなかったよ。その、前の世界では。こっちにきて抜いたのもこんな早くなかった。」
「そうか、やっぱり発情期なのか?そのせいで早くなったか。」
「いや、その、そもそも誰かにこうやって触られたの初めてで、しかもガロの手のふさふさな毛が余計に気持ちよくて。」
あぁ、なるほど、確かに自分でやる快楽と誰かに作られる快楽じゃ全然違う。それにキオの手は一切毛のない手だ。有毛種の手とじゃ感触が全然違いそうだ。
「そうか、もっとやってほしいか?」
「え、あ、その・・・」
「なんだしてほしくないのか?じゃあここで終わりにするか。」
そんなこと言うが、俺のほうもだいぶいきり立っていて止めたいとは思っていない。だが、キオに無理させるのもとは思う。ここで拒絶するなら何とか一人で納める覚悟はある。
「っ、大丈夫、続きして、いいよ。」
恥ずかしそうにはしてるが、拒絶するつもりはないようだ。さっきまでほんのり俺の腕から抜け出そうとしてたのに、完全に抵抗をやめちまった。
「いいのか?ほんとに最後までやるぞ?」
「・・・うん。」
力なくうなずくその姿を見て余計に自分のものがいきり立つのを感じた。背後で腕を回して固めたが、体は引き離してた。だからキオは俺のものの変化には気づいてないだろう。
キオの肌はほんとにどこにも毛が無い。毛のない種族の裸体は見たことはあるが、あれは無毛種の鱗肌というものだった。それとも違う肌の部分が前面に出ているんだ。たしか有毛種でも怪我なんかで完全に毛を剃り上げると、その部分が肌が露出すると聞いたことがある。
「何というか、すべすべしてるんだな。こういう感触は初めてだ。ここにも毛はないようだしな。」
「うっ、だから見せたくなかったんだよって言ってもわからないか。」
俺が触れたままで出したというのに納まりのつかない部分を撫で上げるとふるりとほんのり震えたが、どうやらそこに毛が無いことを見せたくなかったらしい。
「どういうことだ?」
「僕は人間でも結構特異な体質ってこと。今触られてるようなデリケート部分とか、脇とか脛とかにも人間でも短くてまばらにだけど毛が生えるもんなんだよ。見たこともないけど僕のおじいちゃんにあたる人もこういう体質だったらしい。」
ほんとに髪の毛だけはあってよかったよと続けた。髪の毛か、頭の毛の形を髪型という習慣とかはもしかしたら同じなのだろうか。キオには頭と顔の目の上にしか毛がない。まつ毛とか眉毛なら俺にもそれにあたる部分があるからおそらく同じようなもんだろう。
肌の部分もいいが確かに同じように毛の生えている部分も愛着がわく。つかんでいいた腕を離して髪の毛を撫で上げた。
「そうだな、髪の毛だけは俺達と同じように毛のある部分だな。」
「そ、そんな風にされるとなんか子ども扱いされてるみたい・・・」
「いやだったか?じゃあ大人扱いでこっちをいじってやらないとな。」
もう片方の手はキオのものから離したわけじゃない。また撫で上げてやると体中を震わせる。その反応を楽しんで俺自身に気が付く。
完全に俺は発情期のペースになりつつあると思う。むしろまだ発情臭を発していないのが不思議なくらいだ。発情期明けの再発を懸念してたが、そこまでじゃないのだろうか。だとしたらキオをこれほどだいたいと思うのは何なのだろうか。
「ガ、ガロ、その、また出ちゃいそうで・・・」
「なんだ、出せばいいじゃないか?」
「僕、二回連続が結構限界かも、それ以上はきつい。」
「そうか。」
そういうが俺の手は止めない、せつなそうに震えるのに止めるほうが苦しいだろう。さっきよりは耐えていたが、せりあがった欲に耐えきれなかったのか、さっきほどの量じゃないが達したようだ。
「人にされるのって、余計にきついんだね。」
はぁ、はぁと息絶え絶えな感じで快楽に震えているようだ。
「でも気持ちよかっただろ?」
「・・・うん。」
力なくうなづいた。さすがに気持ちよかったはよかったようだが、きつそうなのは目に見えてわかる。さすがに下から手を離してやるが、どことなく名残惜しそうな感じもした。
さて、どうするか。こんな調子でほんとに本番ができるのか?俺だってかなりきてるはきてるが、いくら望まれてもつらい思いをさせたくはない。
「あの、ガロは抜かなくて大丈夫?さっき少し盛り上がってたようだけど。」
「なんだ抜いてくれるのか?」
そんなことを聞くなんてとほんのり期待と股間が膨れたが、キオに俺の完全に勃起させたのを見せて引かれないかという気持ちもある。そもそも同性の知識はあると言ってたが性行為の経験がないと言ってたのにしてくれるのだろうか?
「え、あ、その、やっぱ抜いてほしいよね?抜いてくれたんだし。」
「無理することはないぞ?別に俺は自分で抜いてもいい。」
「そ、それじゃあ僕が抜いてもらって終わりみたいじゃん。最後までするって言ったのに、触るのすら無理だなんて言わないよ。」
そういって俺のほうにと振り向いてきて、そろりと俺の股間部に目を向けた。感覚的にわかってたことだが、頭部分しか出てなかったのが触れてもないのに半分ほどは出てきてる。これじゃほんとに発情期とおなじだ。
「それは俺としては嬉しいけどな、そういえば俺の匂いは大丈夫か?これほど興奮しちまってるんだ。発情期の再発で発情臭がしないか?」
「あ、そういえばそんなのもあったんだね。でも甘い匂いはしないし、ガロの匂いでぼーっとなるような感じもないよ?」
「そうか、ならいい。で、俺のには触れそうか?」
そういわれてびくりと体を震えて、こちらの顔を見る。多分にやついてる俺の顔が見えてるだろうな。店ではこんな表情することはなかったんだが。
「え、えっと、その、座ってくれたら多分、大丈夫。お互い立ってっていうのはちょっと・・・」
・・・まじか、ほんとに俺のと最後までやるっていうつもりってことだな。なら俺は触れやすいように座ってやるだけだ。
「いつもこんな早いのか?」
「こ、こんなに早くはなかっし、こんなに量はでなかったよ。その、前の世界では。こっちにきて抜いたのもこんな早くなかった。」
「そうか、やっぱり発情期なのか?そのせいで早くなったか。」
「いや、その、そもそも誰かにこうやって触られたの初めてで、しかもガロの手のふさふさな毛が余計に気持ちよくて。」
あぁ、なるほど、確かに自分でやる快楽と誰かに作られる快楽じゃ全然違う。それにキオの手は一切毛のない手だ。有毛種の手とじゃ感触が全然違いそうだ。
「そうか、もっとやってほしいか?」
「え、あ、その・・・」
「なんだしてほしくないのか?じゃあここで終わりにするか。」
そんなこと言うが、俺のほうもだいぶいきり立っていて止めたいとは思っていない。だが、キオに無理させるのもとは思う。ここで拒絶するなら何とか一人で納める覚悟はある。
「っ、大丈夫、続きして、いいよ。」
恥ずかしそうにはしてるが、拒絶するつもりはないようだ。さっきまでほんのり俺の腕から抜け出そうとしてたのに、完全に抵抗をやめちまった。
「いいのか?ほんとに最後までやるぞ?」
「・・・うん。」
力なくうなずくその姿を見て余計に自分のものがいきり立つのを感じた。背後で腕を回して固めたが、体は引き離してた。だからキオは俺のものの変化には気づいてないだろう。
キオの肌はほんとにどこにも毛が無い。毛のない種族の裸体は見たことはあるが、あれは無毛種の鱗肌というものだった。それとも違う肌の部分が前面に出ているんだ。たしか有毛種でも怪我なんかで完全に毛を剃り上げると、その部分が肌が露出すると聞いたことがある。
「何というか、すべすべしてるんだな。こういう感触は初めてだ。ここにも毛はないようだしな。」
「うっ、だから見せたくなかったんだよって言ってもわからないか。」
俺が触れたままで出したというのに納まりのつかない部分を撫で上げるとふるりとほんのり震えたが、どうやらそこに毛が無いことを見せたくなかったらしい。
「どういうことだ?」
「僕は人間でも結構特異な体質ってこと。今触られてるようなデリケート部分とか、脇とか脛とかにも人間でも短くてまばらにだけど毛が生えるもんなんだよ。見たこともないけど僕のおじいちゃんにあたる人もこういう体質だったらしい。」
ほんとに髪の毛だけはあってよかったよと続けた。髪の毛か、頭の毛の形を髪型という習慣とかはもしかしたら同じなのだろうか。キオには頭と顔の目の上にしか毛がない。まつ毛とか眉毛なら俺にもそれにあたる部分があるからおそらく同じようなもんだろう。
肌の部分もいいが確かに同じように毛の生えている部分も愛着がわく。つかんでいいた腕を離して髪の毛を撫で上げた。
「そうだな、髪の毛だけは俺達と同じように毛のある部分だな。」
「そ、そんな風にされるとなんか子ども扱いされてるみたい・・・」
「いやだったか?じゃあ大人扱いでこっちをいじってやらないとな。」
もう片方の手はキオのものから離したわけじゃない。また撫で上げてやると体中を震わせる。その反応を楽しんで俺自身に気が付く。
完全に俺は発情期のペースになりつつあると思う。むしろまだ発情臭を発していないのが不思議なくらいだ。発情期明けの再発を懸念してたが、そこまでじゃないのだろうか。だとしたらキオをこれほどだいたいと思うのは何なのだろうか。
「ガ、ガロ、その、また出ちゃいそうで・・・」
「なんだ、出せばいいじゃないか?」
「僕、二回連続が結構限界かも、それ以上はきつい。」
「そうか。」
そういうが俺の手は止めない、せつなそうに震えるのに止めるほうが苦しいだろう。さっきよりは耐えていたが、せりあがった欲に耐えきれなかったのか、さっきほどの量じゃないが達したようだ。
「人にされるのって、余計にきついんだね。」
はぁ、はぁと息絶え絶えな感じで快楽に震えているようだ。
「でも気持ちよかっただろ?」
「・・・うん。」
力なくうなづいた。さすがに気持ちよかったはよかったようだが、きつそうなのは目に見えてわかる。さすがに下から手を離してやるが、どことなく名残惜しそうな感じもした。
さて、どうするか。こんな調子でほんとに本番ができるのか?俺だってかなりきてるはきてるが、いくら望まれてもつらい思いをさせたくはない。
「あの、ガロは抜かなくて大丈夫?さっき少し盛り上がってたようだけど。」
「なんだ抜いてくれるのか?」
そんなことを聞くなんてとほんのり期待と股間が膨れたが、キオに俺の完全に勃起させたのを見せて引かれないかという気持ちもある。そもそも同性の知識はあると言ってたが性行為の経験がないと言ってたのにしてくれるのだろうか?
「え、あ、その、やっぱ抜いてほしいよね?抜いてくれたんだし。」
「無理することはないぞ?別に俺は自分で抜いてもいい。」
「そ、それじゃあ僕が抜いてもらって終わりみたいじゃん。最後までするって言ったのに、触るのすら無理だなんて言わないよ。」
そういって俺のほうにと振り向いてきて、そろりと俺の股間部に目を向けた。感覚的にわかってたことだが、頭部分しか出てなかったのが触れてもないのに半分ほどは出てきてる。これじゃほんとに発情期とおなじだ。
「それは俺としては嬉しいけどな、そういえば俺の匂いは大丈夫か?これほど興奮しちまってるんだ。発情期の再発で発情臭がしないか?」
「あ、そういえばそんなのもあったんだね。でも甘い匂いはしないし、ガロの匂いでぼーっとなるような感じもないよ?」
「そうか、ならいい。で、俺のには触れそうか?」
そういわれてびくりと体を震えて、こちらの顔を見る。多分にやついてる俺の顔が見えてるだろうな。店ではこんな表情することはなかったんだが。
「え、えっと、その、座ってくれたら多分、大丈夫。お互い立ってっていうのはちょっと・・・」
・・・まじか、ほんとに俺のと最後までやるっていうつもりってことだな。なら俺は触れやすいように座ってやるだけだ。
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