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第一章
*から揚げの夕食
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器と皿に盛られたから揚げを持ってちょっと歩幅大きめで机に向かう。だってあんなにうまいんだ。早く食べたいと思ってもしょうがないだろ?
口直しのパンのほうはキオが持ってきてくれるから、さすがにちゃんとキオが席に着くまでくらいは待つ。だけど目の前にから揚げがあると、ついつまみたくもなる。
「ごめん、ちょっとおまたせ!それじゃあ食べよっか。いただきます。」
「あぁ、いただきますだな。」
キオが来てからすっかり俺もこの食べる前にいただきますというのが主流になっちまったな。食べ物への感謝だっけか、そういうのは教会関係者もやってたりするんだろうか?
おっと、今はそんなことよりも早くキオの作ったから揚げを手でつまんで口に放り込む。いつもの肉の大きさに比べたら俺にっては小さめのものなるが、噛む瞬間にカリッとした食感、そしてジュワッと広がる鶏肉の味。あぁ、やばい、これがたまらない。
味見させてもらった時も思ったが、肉の味ががっつり閉じ込められてる感じだ。表面もただ焼いた時以上にカリッとしてるのがいい。
少し大きめのコンソメの方も口に放りこむ。これでも俺にはまだ小さいと感じるが、こっちはコンソメの味も肉の味と一緒に広がるだけじゃなく、噛むと出てくる汁がすごいんだよな。
「うーん、やっぱから揚げ美味しいや。コンソメで煮込んだのもなかなか行けるし。」
「あぁ、どっちもすさまじくうめぇよ。小さいのがちょっと残念だが、そこ以外は最高だな。」
「あー。そっか、ガロには小さかったか。これ以上大きく切ると中まで熱が通らないかもしれないから、やるなら二度揚げになっちゃうんだよね。そうすると油の量倍は絞ってもらわないとだし、今回はこの大きさで勘弁してね?」
「なに!?もっと大きくできたのかよ!?なら先に聞いときゃよかったな・・・」
やっぱり俺としては大きいほうが嬉しくなる。この大きさだと二つ一緒に食っても口の中が物足りなく感じちまう。もっとも一つ一つ味わいたいからそんな風には食わないが。
「あはは、油は中の余計なのこしてとっておいたでしょ?やるなら次の時に同じ量絞ってくれれば大きく揚げてみるよ。」
「あぁ、楽しみにしておく。」
あぁ、またキオとの食事に一つ楽しみができちまった。キオといるといろいろ楽しみができちまう。このままずっと一緒にいたいんだがな。おっと、そういうことを考えるのは食事中にはやめておくか。
「はぁ、でもパンもいいけどから揚げだとさすがにご飯のほうがいい気もするんだよね。僕はどっちでも気にしないけど。」
「ん?ごはん?それって飯のことだろ?そうよんでるやつもいるぞ?」
「いや、僕の言ったご飯っていうのは米っていう元の世界の食材で作ったもののことだよ。米があれば他の物もいろいろ作れるんだけどね。」
「今以上にいろいろ作れるのか!?うーん、だけどコメってのは聞いたことがねぇな。ダイズってのもなかったしな。」
キオの世界とここでの食材名はほとんど一緒のようだが、俺はあんまりこだわってなかったせいなのもあって聞いたことないのが出てきちまう。こんなことなら俺ももっといろいろ考えておくんだったと今更ながら後悔してる。
だけど、キオが狼の姿になれるようになった。俺と絡んだらなるっていうのも何というか、俺に染めているみたいでいいとおもっちまう。あぁ、まだ少しから揚げが残ってるってのに下が持ち上がっちまった。
また一つつまんで頭をリセットしよう。とにかくだ、キオは最低でも昼頃までは狼になれるんだから買い物にも連れ出せる。まずは明日はギルドに行くけどな。
「とりあえず他の食材も見たいから、僕が狼の姿の時に買い物行ってみてみたいけどね。」
「あぁ、そうだな。明日ギルドの帰りに行けばいいさ。」
キオも考えることは同じか。明日の楽しみができちまったな。まぁギルドでちょっと面倒なことしなきゃいけねぇからそっちが不安だが。
「そういえば今日はちょっと食べるのゆっくりだね?」
「ん?あぁ、このから揚げってのはなんかより味わって食いたくなっちまったんだよ。吊ってもいつもも味わって食ってるんだぜ?」
「その辺は大丈夫、わかってるよ。不安ごとがないならいいんだ。」
何だ?顔に出ちまったか?そんなことはないはずだが気にしてくれたならありがたい。これはキオの為でもあるが、キオに言えることじゃねぇからな。
「そういうキオはいつもよりも早い気がするな?」
「あ、えっと、その、唐揚げ好きだから、つい食べるの早くなっちゃうんだよね。」
ほぉ、なるほど、好物は速く食べちまうってことか。ってことは俺とは逆タイプなのか?いや、俺は今日のこのから揚げはすこしゆっくり食いたい気分なだけだな。
でもこの速さ同士なら同じくらいには食い終わりそうだな。いつもは俺のほうが全然早く食べ終わっちまうって、食べてるキオを見るのはいいんだが、食い終わりが一緒じゃないのもすこし残念な気もしていたからたまにはいいだろ。
口直しのパンのほうはキオが持ってきてくれるから、さすがにちゃんとキオが席に着くまでくらいは待つ。だけど目の前にから揚げがあると、ついつまみたくもなる。
「ごめん、ちょっとおまたせ!それじゃあ食べよっか。いただきます。」
「あぁ、いただきますだな。」
キオが来てからすっかり俺もこの食べる前にいただきますというのが主流になっちまったな。食べ物への感謝だっけか、そういうのは教会関係者もやってたりするんだろうか?
おっと、今はそんなことよりも早くキオの作ったから揚げを手でつまんで口に放り込む。いつもの肉の大きさに比べたら俺にっては小さめのものなるが、噛む瞬間にカリッとした食感、そしてジュワッと広がる鶏肉の味。あぁ、やばい、これがたまらない。
味見させてもらった時も思ったが、肉の味ががっつり閉じ込められてる感じだ。表面もただ焼いた時以上にカリッとしてるのがいい。
少し大きめのコンソメの方も口に放りこむ。これでも俺にはまだ小さいと感じるが、こっちはコンソメの味も肉の味と一緒に広がるだけじゃなく、噛むと出てくる汁がすごいんだよな。
「うーん、やっぱから揚げ美味しいや。コンソメで煮込んだのもなかなか行けるし。」
「あぁ、どっちもすさまじくうめぇよ。小さいのがちょっと残念だが、そこ以外は最高だな。」
「あー。そっか、ガロには小さかったか。これ以上大きく切ると中まで熱が通らないかもしれないから、やるなら二度揚げになっちゃうんだよね。そうすると油の量倍は絞ってもらわないとだし、今回はこの大きさで勘弁してね?」
「なに!?もっと大きくできたのかよ!?なら先に聞いときゃよかったな・・・」
やっぱり俺としては大きいほうが嬉しくなる。この大きさだと二つ一緒に食っても口の中が物足りなく感じちまう。もっとも一つ一つ味わいたいからそんな風には食わないが。
「あはは、油は中の余計なのこしてとっておいたでしょ?やるなら次の時に同じ量絞ってくれれば大きく揚げてみるよ。」
「あぁ、楽しみにしておく。」
あぁ、またキオとの食事に一つ楽しみができちまった。キオといるといろいろ楽しみができちまう。このままずっと一緒にいたいんだがな。おっと、そういうことを考えるのは食事中にはやめておくか。
「はぁ、でもパンもいいけどから揚げだとさすがにご飯のほうがいい気もするんだよね。僕はどっちでも気にしないけど。」
「ん?ごはん?それって飯のことだろ?そうよんでるやつもいるぞ?」
「いや、僕の言ったご飯っていうのは米っていう元の世界の食材で作ったもののことだよ。米があれば他の物もいろいろ作れるんだけどね。」
「今以上にいろいろ作れるのか!?うーん、だけどコメってのは聞いたことがねぇな。ダイズってのもなかったしな。」
キオの世界とここでの食材名はほとんど一緒のようだが、俺はあんまりこだわってなかったせいなのもあって聞いたことないのが出てきちまう。こんなことなら俺ももっといろいろ考えておくんだったと今更ながら後悔してる。
だけど、キオが狼の姿になれるようになった。俺と絡んだらなるっていうのも何というか、俺に染めているみたいでいいとおもっちまう。あぁ、まだ少しから揚げが残ってるってのに下が持ち上がっちまった。
また一つつまんで頭をリセットしよう。とにかくだ、キオは最低でも昼頃までは狼になれるんだから買い物にも連れ出せる。まずは明日はギルドに行くけどな。
「とりあえず他の食材も見たいから、僕が狼の姿の時に買い物行ってみてみたいけどね。」
「あぁ、そうだな。明日ギルドの帰りに行けばいいさ。」
キオも考えることは同じか。明日の楽しみができちまったな。まぁギルドでちょっと面倒なことしなきゃいけねぇからそっちが不安だが。
「そういえば今日はちょっと食べるのゆっくりだね?」
「ん?あぁ、このから揚げってのはなんかより味わって食いたくなっちまったんだよ。吊ってもいつもも味わって食ってるんだぜ?」
「その辺は大丈夫、わかってるよ。不安ごとがないならいいんだ。」
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