そこは獣人たちの世界

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第一章

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中の刺激するとたまっちまった精液を出しやすくなる場所を刺激してやると、俺の出したのがどんどんあふれ出してくる。押し込む腹はだいぶふくらみがましになったが、さっきまでは孕んだように大きく膨らんでいた。
孕ませるなんて負担も大きければ、お互いしたいこともできなくなるのが多いから避けたほうがいいことなのに、もう一度キオをあの腹にして、撫でてやりたいと思ってしまう。
そもそも俺は子供を育てるなんて興味ないどころかむしろ嫌なことなはずだったのに、キオとの子供なら悪くないかもと思ってしまう。
はぁ、今はやめておこう。俺のはまだ少し元気があるっちゃあるが俺自身が結構疲れちまった。そしてキオのほうは腰は上げてるが、上体を完全に風呂の床にくっつけてダウン状態だ。それにしてもほんとどれだけ出したんだおれ、どこまで出てくるんだか、もう床が白濁まみれだ。

「キオ、大丈夫か?もうそろそろ終わりそうだぞ?」

・・・ん?キオから反応がない?

「おい、キオ!?」

「んにゃぅ・・・」

「っ!な、なんだ、寝ちまっただけか。驚かせやがって。」

寝たというか気絶したという感じか。一瞬最悪のことを考えちまった。種族差で体格が違うのに出しすぎが原因でそうなったって例はないわけじゃない。興奮しすぎてたし途中で止められもしなかったが、次はもうちょい気を付けねぇと。
あぁ、もう次のことを考えちまってるのか俺。最低でも次にコブを入れるのは3日は後だ。まぁそれまでにもキオが本気で断らない限り、絡むつもりっちゃつもりだがな。
キオから迫ってきたのだから、いまでも俺を好きではいてくれてるんだろうが、キオには狼種になるためという理由もある。その弱みに付け込んで絡んじまってる感じもあるんだよな。起きたらその辺もう一度聞いてみるか?

「んん、ガロ・・・」

「はっ、寝言で俺の名前を呼んでくれてるってことは、気にしすぎる必要はねぇか。聞こえてないかもだかこれで終わったぞ。もし中に残ってても孕む前に吸収しちまうだろうから安心しろ。」

腹に残ってる感じがあるかどうかはキオ自身じゃないとはからないだろう。一応軽く体を流す魔道具で中を洗い流してやる。それが終わって体を洗ってやるかと思うと、キオの体が白い光で包まれ始めた。
これは、あれだ。キオがニンゲンの姿に戻る時の光と同じだ。でも今ニンゲンってことは、あれか、狼種の姿になろうとしてるのか?マジか、戻るのに結構な時間光り続けるんだぞ?そりゃ狼種になるのも時間かかるってことだよな?
なんというか、光るキオに触れていいものかどうかもわからないが、このまま風呂に放置するってのはないし、だからといってお互いので汚れちまった体は洗ってやりたいしと悩んでいたら、すぐにあっけなく光は収束していって、少し見慣れてきた狼種の姿のキオになっていた。

「狼種になるのは速いのか?それともコブまで入れて出した濃いほうのだったからか?まぁどっちでもいいか。早い分にはありがたい。こっちの姿なら泡立ちもいいからな。」

悩んでもわからないものはわからない。キオはニンゲンという知らない種族だが、それだけじゃなくいろいろ旅してるこの世界だけでも俺の知らないことは多いのだから。
さて、わしゃわしゃと洗ってやるか。もちろんおぼれたりしないように抱き上げてやったりはするけどな。狼種の姿になっても重さはあんま変わらないもんだな。
だけど毛のおかげで俺の毛と合わさって泡立ちやすさは最高だ。ニンゲンのやわらかい肌も触り心地が好きだが、狼種だからなのか狼種の毛の時のほうがほんのり好きな気もする。ただ髪の毛の触り心地は人間の時のほうがいい気も、って洗ってる最中なのに何考えてるんだおれは。
そういえば狼種の姿に変わっても汚れた姿なのは変わらなかったんだよな。せっかくの毛がかぴちまうと嫌だろうし俺もそうなったら嫌だからな。しっかり洗ってやるが俺自身も洗わないといけない。
洗い終えてもぐっすりと寝続けて、時折何か言葉にならない言葉をつぶやいていたけど、とりあえず浴槽の壁側に寝かせておく。本当は先に柔らかいソファーやベットに運んでやりたいが、俺が洗い終えるまで待っててくれよ?
自分のことはさっさと洗って、全身ドライヤーでお互いの毛がしっかり乾いたのを確認。服は、面倒だな。持ちこんではおくが、別にお互いきてなくてもいいだろ。
むしろ起きたときに同じベットで全らだったらどんな反応をするだろうか?少し楽しみなのもあるが、何よりだるくなってきたから、抱えつつも足早に部屋に向かった。
先にキオをベットに寝かせて、明日の朝の服を取りに一度降りる。一緒にもって来れりゃよかったが、一度抱えちまったらまたキオを床に置くのは何というかいやだった。
ベットに戻ってもぐっすりと寝続けるキオの背中に抱き着いて、抱え込む。柔らかな毛並みが俺の毛越しにも伝わってくる。そっと頭を撫でた後、俺もいざなわれるまま眠りにとついた。
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