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第二章
遠征前の風呂
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ここのところの訓練後よりは早く、セリーヌの町と同じくらいに片付けも済ませられた。でもこの後ゆっくりとってわけには、行かないんだろうなぁ。だって訓練の後ですら、軽くは毎日してたわけだし。
「で、キオ、先に一緒に風呂にするか?それとも上に行くか?」
「う、今日はお風呂場にしようか。」
「そうか。」
これは先にやるのか後にやるのかと聞いて来てるんじゃなく、ベットの上でやるかお風呂場でやるかと聞いて来てるんだろう。ベットの上だと背中は柔らかいけど、中に出された後入れたまま運ばれる。お風呂場は床ですることになるけど、そのまま洗える。
疲れてるときはむしろベットの上のほうが楽だけど、今日は疲れてないしここのところはずっとベットだったし、たまにはお風呂でもいいだろう。
「しばらくできねぇってのに風呂ってのもちょっとあれだが、まぁいいか。」
「あ、そうか。ベットのほうがよかった?」
「いや、先に風呂でいいだろ。」
「そ、そう?」
なんか違和感を感じたけどまぁガロが良しとするならそれでいいか。王都のガロの家の脱衣所は結構狭い。その分をリビングとお風呂場に裂いてるわけだけど。
もともと一人で使うようだったみたいで、2人で入ると体がくっつくほどではないけど大きく手を広げたりするとぶつかる。脱ぐときにちょっと僕の手がぶつかってしまった。
「あ、ごめん。」
「あぁ、きにするな。服に当たっただけだ。」
最近ずっと上にも服を着ているから、その脱いだ服に手が当たったようだ。そういえば王都にきてから一緒にお風呂入るのも先に服脱いだ状態だった。
ふと脱いだガロの上体が目に入る。あぁ、いつ見てもあのモフモフに膨らんだ胸毛は気持ちよさそうだ。僕のもなかなかにもふもふになってるけど、ガロに比べるとやっぱ違う気がする。おっと、変なこと考えてないでさっさと脱いじゃわないと!
すべてを脱いでさっさとお風呂場に入る。ガロは石鹸が入ってる瓶の横に潤滑油を置いてた。いつ持ってきてたんだろ、さっきは持ってなかったと思ったんだけど。
すぐにするのかななんてちょっとドキドキしてたけど、ガロはシャワーの魔道具を使ってお湯を浴び始めた。せっかくのふわふわ毛がしなっちゃうのは少しもったいない気もするけど、ふわふわを保つにも洗うのは大事だよね。
全裸のガロを見てると、ほぼ無意識にガロの下に目が行ってしまう。まだふくらみの中に隠れているけど、中の赤黒く大きなものでいつも毎日・・・
あぁ、変なこと考えちゃったせいで僕のほうが膨らみから軽く顔を出しちゃった。ガロは体を洗うみたいだし、僕も先に体を洗って落ち着こう。
それにしてもほんとスポンジとかタオルいらず、便利で泡立ちやすい体だ。もしゃもしゃと顔と体を洗ううちに少し落ち着いてたけど、ふと背中に手が当たる。
「背中を洗ってやろう。」
「え、あ、うん。おねがい。」
「あぁ、あとで俺の背中も頼む。」
泡まみれでちょっと目を開けるのが大変で、触れられてるのがわかるだけだけど、ちょっと下が反応してしまう。ただ背中を洗われてるだけなのに。いや、確かに洗い方は強すぎず優しすぎずで気持ちいいんだけど、そういう気持ちよさとは違うのに。
ちょっとそのあたりを洗うことで反応したかのように見せたりできないかななんて卑怯なことをちょっとしつつ、ガロに洗われながら自分自身も洗う。
「いつも思うけど、洗うのうまいよね。」
「ん?そうか。特に意識してやってるつもりはなかったんだけどな。それにしても俺が背中洗っただけで少し反応するとは、よっぽど気持ちよかったんだな。」
「うぇ!?き、気がついてたの?」
「キオが急にそこを洗い始めなきゃ気が付かなかっただろうがな。」
うわ、墓穴。恥ずかしい。でも洗ってるし洗われてるから逃げたりもできない。そして恥ずかしさで余計に下が反応しちゃうわけで。はぁ・・・
僕が洗い終えるとガロと場所交代で、僕がガロの大きな背中を洗い始める。泡立ちがいいからとちょっと緩めに洗ってるとガロがこっち向いてきた。
「もう少し強いほうが俺はありがたいな。」
「おっと、緩すぎた?このくらい?」
「あぁ、そうだ、いいぞ。」
ちょっと力を入れてごしごしし始めたら目をつぶって気持ちよさそうにし始めてくれた。そりゃ僕だって気持ちよくしたいからうれしい。ガロが満足するまで背中の隅から隅、ちょっと脇に至るまで洗ってあげた。
ちょっと背中洗われたくらいで自分のが反応した場面はあったけど、それ以上のふれあいもなく、一緒に湯船にと浸かる。
「はぁ、やっぱ湯はいい。しばらく浸かれないのが残念だ。」
「そっか、旅だもんね。当然風呂もなしか。」
「濡れタオルを瓶詰めして拭くために持ちあるくやつもいるがな。特に鱗肌の奴に多い。」
「へぇー、ガロはやらないの?」
「俺は長旅した後風呂に入ってゆっくりする心地よさも好きだからな。」
「なるほど、我慢した後の風呂かぁ。」
僕は元の世界で毎日のように入ってて、こっちに来てからもガロのおかげで毎日はいれたからそんな風に意識したことはなかったけどそういうのもまた乙なのかもしれない。誰でもみんな毎日風呂入ってるわけじゃないようだし、そういうところでもこっちになれないとね。
「で、キオ、先に一緒に風呂にするか?それとも上に行くか?」
「う、今日はお風呂場にしようか。」
「そうか。」
これは先にやるのか後にやるのかと聞いて来てるんじゃなく、ベットの上でやるかお風呂場でやるかと聞いて来てるんだろう。ベットの上だと背中は柔らかいけど、中に出された後入れたまま運ばれる。お風呂場は床ですることになるけど、そのまま洗える。
疲れてるときはむしろベットの上のほうが楽だけど、今日は疲れてないしここのところはずっとベットだったし、たまにはお風呂でもいいだろう。
「しばらくできねぇってのに風呂ってのもちょっとあれだが、まぁいいか。」
「あ、そうか。ベットのほうがよかった?」
「いや、先に風呂でいいだろ。」
「そ、そう?」
なんか違和感を感じたけどまぁガロが良しとするならそれでいいか。王都のガロの家の脱衣所は結構狭い。その分をリビングとお風呂場に裂いてるわけだけど。
もともと一人で使うようだったみたいで、2人で入ると体がくっつくほどではないけど大きく手を広げたりするとぶつかる。脱ぐときにちょっと僕の手がぶつかってしまった。
「あ、ごめん。」
「あぁ、きにするな。服に当たっただけだ。」
最近ずっと上にも服を着ているから、その脱いだ服に手が当たったようだ。そういえば王都にきてから一緒にお風呂入るのも先に服脱いだ状態だった。
ふと脱いだガロの上体が目に入る。あぁ、いつ見てもあのモフモフに膨らんだ胸毛は気持ちよさそうだ。僕のもなかなかにもふもふになってるけど、ガロに比べるとやっぱ違う気がする。おっと、変なこと考えてないでさっさと脱いじゃわないと!
すべてを脱いでさっさとお風呂場に入る。ガロは石鹸が入ってる瓶の横に潤滑油を置いてた。いつ持ってきてたんだろ、さっきは持ってなかったと思ったんだけど。
すぐにするのかななんてちょっとドキドキしてたけど、ガロはシャワーの魔道具を使ってお湯を浴び始めた。せっかくのふわふわ毛がしなっちゃうのは少しもったいない気もするけど、ふわふわを保つにも洗うのは大事だよね。
全裸のガロを見てると、ほぼ無意識にガロの下に目が行ってしまう。まだふくらみの中に隠れているけど、中の赤黒く大きなものでいつも毎日・・・
あぁ、変なこと考えちゃったせいで僕のほうが膨らみから軽く顔を出しちゃった。ガロは体を洗うみたいだし、僕も先に体を洗って落ち着こう。
それにしてもほんとスポンジとかタオルいらず、便利で泡立ちやすい体だ。もしゃもしゃと顔と体を洗ううちに少し落ち着いてたけど、ふと背中に手が当たる。
「背中を洗ってやろう。」
「え、あ、うん。おねがい。」
「あぁ、あとで俺の背中も頼む。」
泡まみれでちょっと目を開けるのが大変で、触れられてるのがわかるだけだけど、ちょっと下が反応してしまう。ただ背中を洗われてるだけなのに。いや、確かに洗い方は強すぎず優しすぎずで気持ちいいんだけど、そういう気持ちよさとは違うのに。
ちょっとそのあたりを洗うことで反応したかのように見せたりできないかななんて卑怯なことをちょっとしつつ、ガロに洗われながら自分自身も洗う。
「いつも思うけど、洗うのうまいよね。」
「ん?そうか。特に意識してやってるつもりはなかったんだけどな。それにしても俺が背中洗っただけで少し反応するとは、よっぽど気持ちよかったんだな。」
「うぇ!?き、気がついてたの?」
「キオが急にそこを洗い始めなきゃ気が付かなかっただろうがな。」
うわ、墓穴。恥ずかしい。でも洗ってるし洗われてるから逃げたりもできない。そして恥ずかしさで余計に下が反応しちゃうわけで。はぁ・・・
僕が洗い終えるとガロと場所交代で、僕がガロの大きな背中を洗い始める。泡立ちがいいからとちょっと緩めに洗ってるとガロがこっち向いてきた。
「もう少し強いほうが俺はありがたいな。」
「おっと、緩すぎた?このくらい?」
「あぁ、そうだ、いいぞ。」
ちょっと力を入れてごしごしし始めたら目をつぶって気持ちよさそうにし始めてくれた。そりゃ僕だって気持ちよくしたいからうれしい。ガロが満足するまで背中の隅から隅、ちょっと脇に至るまで洗ってあげた。
ちょっと背中洗われたくらいで自分のが反応した場面はあったけど、それ以上のふれあいもなく、一緒に湯船にと浸かる。
「はぁ、やっぱ湯はいい。しばらく浸かれないのが残念だ。」
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「濡れタオルを瓶詰めして拭くために持ちあるくやつもいるがな。特に鱗肌の奴に多い。」
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