13 / 60
第十三話 お礼は何を?
しおりを挟む
その日の夜中、無事に今日のお仕事を終えたあたしは、イヴァンさんとリシューさんと一緒に、お店の片づけを行っていた。今はホールの片づけを行っている。
「ミシェル。あとの片付けは……俺達がやっておく。だから……帰って休め」
「明日はまた図書館に行くんだろう?」
「そのつもりですけど、お二人に任せっきりは申し訳ないですよ」
「気にするな」
明日はお店がお休みだから、図書館に行って元の世界に帰る方法を調べるつもりだ。
……実は、あたしが図書館に通っていることを、二人には話している。
さすがに異世界から転生してきて、元の世界に帰るために通っていると言うわけにはいかないから、とある場所に行くために、魔法の勉強をしていると話している。
「若いもんが、そんな気を利かせるんじゃないよ。ささっ、帰った帰っ――いたた……」
「お前、あまり……無理をするな。それと……すまなかった。俺が……もっと早く、助けに行っていれば……」
「なーに、その図体の割に臆病なあんたが出てきてくれたこと自体が、あたしにとっちゃ嬉しかったんだよ」
「すまない……」
「謝るんじゃなくて、そこはありがとうだろうが! ほれ、シャキッとしな!」
腰の調子が悪いはずのリシューさんが、イヴァンさんの背中をバシバシと叩く。
いつもイヴァンさんが尻に敷かれているイメージしかないけど、なんだかんだでこの二人は、理想の夫婦をしている気がするよ。
「とにかく、ミシェルちゃんは早く帰りな!」
「あはは……わかりました。それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます。あ、その前に……一つ聞きたいことがあるんですけど」
「……なんだ?」
「アラン様に、助けてもらったお礼がしたいんですけど……どうすれば喜んでくれるか、全然わからないんです。二人は、なにか知りませんか?」
「あのお方は、昔から魔法の研究以外は、ほとんど興味が――ぐふっ」
「い、いやぁ~! 残念だけど私らも知らないねぇ!」
「……? そ、そうですか……残念です」
リシューさんの肘が、イヴァンさんのムキムキな腹筋に突き刺さる。その痛みで、イヴァンさんの顔がほんのりと青ざめている。
あ、明らかに何か知ってるような雰囲気がプンプンするんだけど!? それに、明らかに随分と昔からの知り合いの感じがするし!
……もしかして、二人がお店を開く前に仕えていた家の人とか? さすがにそれは考えすぎ?
うーん、気にならないと言えば嘘だけど、これ以上は聞いても答えてくれ無さそうだね……。
「まああれよ、ミシェルちゃんが感謝の気持ちを込めたものなら、きっとなんでも喜んでくれるさ」
「そうでしょうか?」
それはそうかもしれないけど……やっぱり喜んでもらえるものがいいよね。
「ほれ、いつまでボーっと突っ立ってるんだい! 私達はさっさと片づけをするよ!」
「うぐっ……わ、わかったから……焦らすな……」
「お忍びで来てるアラン様のことを、ペラペラと喋るあんたが悪いのよ! わかったら、シャキッとしな!」
言っちゃってる!リシューさんの方がペラペラ喋っちゃってるよ!? これ、絶対に昔に仕えていた家の人だって!
しかもお忍びって、誰かにここに来ているのがバレたら、多かれ少なかれマズいってことだよね!? いくらここにはあたし達しかいないとはいえ、さすがに口が軽いよー!
「そうだ、すっかり忘れてたよ。ほら、これを持っていきな」
「え、あっ……いいんですか? いつもありがとうございます」
リシューさんは、キッチンからお鍋を持ってきた。中からは、シチューの良い匂いが漂ってくる。
ここで働くようになってから、毎日のようにご飯をいただいてしまっている。今日もその例に漏れず、おいしそうだ。
ちなもに、ご飯以外にも服を買ってくれたり、珍しい本が売っているお店を紹介してくれたり、他にも色々とあたしの面倒を見てくれている。本当に、感謝してもしきれないよ。
「では、お先に失礼しますね」
「ああ、お疲れさん!」
あたしは二人に頭を下げてから、店を出て歩きだす。
既に時間は深夜だからか、外を歩いている人はほとんどいないみたい。
こんな夜に、女の子一人で歩くなんて危険と思われるかもしれないけど、あたしが今住んでいる家は、目と鼻の先にあるから、何の問題もないね。
「ただいま~っと……ふぅ……今日もたくさん働いたなぁ。さて、あの人への贈り物はどうしよう?」
最初のお給料で買った、動きやすい部屋着に着替えながら、ボソッと呟く。
さっきイヴァンさんが言っていた、魔法の研究にしか~って言葉を信じるなら、なにか魔法グッズがいいよね?
「魔法グッズっていっても、色々あるんだよね」
パッと思いつくものでも、あたしが集めている魔法関連の本だったり、魔法を使う補助をしてくれる道具――たとえば杖とか、ホウキとか、水晶とかもある。
研究をしているんだったら、その研究している魔法に対応した魔法グッズは、山のようにある。
「……そもそも、あたしが一方的にお礼をするって言っちゃったけど、もし迷惑だったらどうしよう!? それに、どう考えてもアラン様って、十中八九貴族の人っぽいし……ありきたりのものを渡しても、全然嬉しくないんじゃ!?」
嫌なことを考えたせいで、もし迷惑だった時のイメージが、頭の中をぐるぐるかけめぐる。
ああもう、どうすれば正解なのか、全然わからないよ! とにかく、次のお仕事までに何か考えないと!
****
「う、うぅ……」
あーだこーだ考えている間に、いつの間にか朝になってしまっていた。
結局一晩中考えたけど、どうすればいいかはわからず終い。ただ睡魔と疲れが溜まっただけだった……。
「徹夜は慣れてるはずなのに、異様に眠い……あ、そっか。前世の真琴の時の体では慣れてるけど、今のミシェルの体では、徹夜なんてしたことがないからか……」
精神は前世と同じだけど体が違うというのは、思ったよりも厄介だね。前までと同じ感覚で行動してたら、いつか痛い目を見そうだ。
そんなことを思っていると、玄関の方からコンコンッという音が聞こえてきた。
「……? お客さんかな? はーい、どちら様ですかー?」
「俺だ」
「イヴァンさん? 今開けますねー」
聞き覚えのある声に応えて玄関を開けると、そこにはイヴァンさんと……知らない男女が二人立っていた。
「えっと、そちらの方々は?」
「お初にお目にかかります、ミシェル様。私達は、バーンズ家の使者でございます」
「ミシェル。あとの片付けは……俺達がやっておく。だから……帰って休め」
「明日はまた図書館に行くんだろう?」
「そのつもりですけど、お二人に任せっきりは申し訳ないですよ」
「気にするな」
明日はお店がお休みだから、図書館に行って元の世界に帰る方法を調べるつもりだ。
……実は、あたしが図書館に通っていることを、二人には話している。
さすがに異世界から転生してきて、元の世界に帰るために通っていると言うわけにはいかないから、とある場所に行くために、魔法の勉強をしていると話している。
「若いもんが、そんな気を利かせるんじゃないよ。ささっ、帰った帰っ――いたた……」
「お前、あまり……無理をするな。それと……すまなかった。俺が……もっと早く、助けに行っていれば……」
「なーに、その図体の割に臆病なあんたが出てきてくれたこと自体が、あたしにとっちゃ嬉しかったんだよ」
「すまない……」
「謝るんじゃなくて、そこはありがとうだろうが! ほれ、シャキッとしな!」
腰の調子が悪いはずのリシューさんが、イヴァンさんの背中をバシバシと叩く。
いつもイヴァンさんが尻に敷かれているイメージしかないけど、なんだかんだでこの二人は、理想の夫婦をしている気がするよ。
「とにかく、ミシェルちゃんは早く帰りな!」
「あはは……わかりました。それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます。あ、その前に……一つ聞きたいことがあるんですけど」
「……なんだ?」
「アラン様に、助けてもらったお礼がしたいんですけど……どうすれば喜んでくれるか、全然わからないんです。二人は、なにか知りませんか?」
「あのお方は、昔から魔法の研究以外は、ほとんど興味が――ぐふっ」
「い、いやぁ~! 残念だけど私らも知らないねぇ!」
「……? そ、そうですか……残念です」
リシューさんの肘が、イヴァンさんのムキムキな腹筋に突き刺さる。その痛みで、イヴァンさんの顔がほんのりと青ざめている。
あ、明らかに何か知ってるような雰囲気がプンプンするんだけど!? それに、明らかに随分と昔からの知り合いの感じがするし!
……もしかして、二人がお店を開く前に仕えていた家の人とか? さすがにそれは考えすぎ?
うーん、気にならないと言えば嘘だけど、これ以上は聞いても答えてくれ無さそうだね……。
「まああれよ、ミシェルちゃんが感謝の気持ちを込めたものなら、きっとなんでも喜んでくれるさ」
「そうでしょうか?」
それはそうかもしれないけど……やっぱり喜んでもらえるものがいいよね。
「ほれ、いつまでボーっと突っ立ってるんだい! 私達はさっさと片づけをするよ!」
「うぐっ……わ、わかったから……焦らすな……」
「お忍びで来てるアラン様のことを、ペラペラと喋るあんたが悪いのよ! わかったら、シャキッとしな!」
言っちゃってる!リシューさんの方がペラペラ喋っちゃってるよ!? これ、絶対に昔に仕えていた家の人だって!
しかもお忍びって、誰かにここに来ているのがバレたら、多かれ少なかれマズいってことだよね!? いくらここにはあたし達しかいないとはいえ、さすがに口が軽いよー!
「そうだ、すっかり忘れてたよ。ほら、これを持っていきな」
「え、あっ……いいんですか? いつもありがとうございます」
リシューさんは、キッチンからお鍋を持ってきた。中からは、シチューの良い匂いが漂ってくる。
ここで働くようになってから、毎日のようにご飯をいただいてしまっている。今日もその例に漏れず、おいしそうだ。
ちなもに、ご飯以外にも服を買ってくれたり、珍しい本が売っているお店を紹介してくれたり、他にも色々とあたしの面倒を見てくれている。本当に、感謝してもしきれないよ。
「では、お先に失礼しますね」
「ああ、お疲れさん!」
あたしは二人に頭を下げてから、店を出て歩きだす。
既に時間は深夜だからか、外を歩いている人はほとんどいないみたい。
こんな夜に、女の子一人で歩くなんて危険と思われるかもしれないけど、あたしが今住んでいる家は、目と鼻の先にあるから、何の問題もないね。
「ただいま~っと……ふぅ……今日もたくさん働いたなぁ。さて、あの人への贈り物はどうしよう?」
最初のお給料で買った、動きやすい部屋着に着替えながら、ボソッと呟く。
さっきイヴァンさんが言っていた、魔法の研究にしか~って言葉を信じるなら、なにか魔法グッズがいいよね?
「魔法グッズっていっても、色々あるんだよね」
パッと思いつくものでも、あたしが集めている魔法関連の本だったり、魔法を使う補助をしてくれる道具――たとえば杖とか、ホウキとか、水晶とかもある。
研究をしているんだったら、その研究している魔法に対応した魔法グッズは、山のようにある。
「……そもそも、あたしが一方的にお礼をするって言っちゃったけど、もし迷惑だったらどうしよう!? それに、どう考えてもアラン様って、十中八九貴族の人っぽいし……ありきたりのものを渡しても、全然嬉しくないんじゃ!?」
嫌なことを考えたせいで、もし迷惑だった時のイメージが、頭の中をぐるぐるかけめぐる。
ああもう、どうすれば正解なのか、全然わからないよ! とにかく、次のお仕事までに何か考えないと!
****
「う、うぅ……」
あーだこーだ考えている間に、いつの間にか朝になってしまっていた。
結局一晩中考えたけど、どうすればいいかはわからず終い。ただ睡魔と疲れが溜まっただけだった……。
「徹夜は慣れてるはずなのに、異様に眠い……あ、そっか。前世の真琴の時の体では慣れてるけど、今のミシェルの体では、徹夜なんてしたことがないからか……」
精神は前世と同じだけど体が違うというのは、思ったよりも厄介だね。前までと同じ感覚で行動してたら、いつか痛い目を見そうだ。
そんなことを思っていると、玄関の方からコンコンッという音が聞こえてきた。
「……? お客さんかな? はーい、どちら様ですかー?」
「俺だ」
「イヴァンさん? 今開けますねー」
聞き覚えのある声に応えて玄関を開けると、そこにはイヴァンさんと……知らない男女が二人立っていた。
「えっと、そちらの方々は?」
「お初にお目にかかります、ミシェル様。私達は、バーンズ家の使者でございます」
104
あなたにおすすめの小説
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
悪役令嬢だけど破滅したくないから神頼みしたら何故か聖女になりました
当麻リコ
恋愛
五歳にして前世の記憶に目覚めたライラ。
彼女は生前遊んでいた乙女ゲームの世界に転生していたことを知る。
役どころはヒロインの邪魔ばかりする悪役令嬢ポジション。
もちろん悪役にふさわしく、悲惨な末路が待ち構えている。
どうにかバッドエンドを回避しようと試行錯誤するが、何をやってもゲームの設定からは逃れられなかった。
かくなる上は、最終手段の神頼みしかない。
思いつめたライラは、毎日神殿に通い祈りを捧げ続けた。
ヒロインが登場するまであとわずか。
切羽詰まった彼女の身に、とんでもない奇跡が起きた。
一切魔力を持たなかった彼女に、突如膨大な魔力が宿ったのだ。
呆然とする彼女に、神殿から下された使命は「聖女として神様のお世話をすること」。
神殿の権力は強く、侯爵令嬢という高貴な身の上にも関わらず問答無用で神殿に住み込むことが決められた。
急激に変わり始める運命に、ライラは持ち前の度胸と能天気さで前向きに挑む。
神様と急造聖女の、無自覚イチャイチャ恋愛劇。
出来損ないの私がお姉様の婚約者だった王子の呪いを解いてみた結果→
AK
恋愛
「ねえミディア。王子様と結婚してみたくはないかしら?」
ある日、意地の悪い笑顔を浮かべながらお姉様は言った。
お姉様は地味な私と違って公爵家の優秀な長女として、次期国王の最有力候補であった第一王子様と婚約を結んでいた。
しかしその王子様はある日突然不治の病に倒れ、それ以降彼に触れた人は石化して死んでしまう呪いに身を侵されてしまう。
そんは王子様を押し付けるように婚約させられた私だけど、私は光の魔力を有して生まれた聖女だったので、彼のことを救うことができるかもしれないと思った。
お姉様は厄介者と化した王子を押し付けたいだけかもしれないけれど、残念ながらお姉様の思い通りの展開にはさせない。
断罪中、味方が多すぎて王子が孤立している件について
夏乃みのり
恋愛
バーンスタイン伯爵家の令嬢ラミリアは、魔力も剣の才能もない「ごく普通」の地味な女性。
ある日のパーティーで、婚約者であるジェラルド第二王子から「地味で無能で嫉妬深い」と罵られ、身に覚えのない罪で婚約破棄を突きつけられてしまう。
しかし、断罪劇は予想外の展開へ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる