47 / 53
第四十七話 復讐完了?
「そ、そんなことをされたら、我が学園に傷が付いてしまう!」
「あたしだって冗談じゃない! これ以上あたしを惨めにさせるつもり!?」
今まで基本的に黙って聞いていた校長先生と、プライドや未来をズタズタにされたシャーロットが、レオ様に詰め寄っていく。
「言っておきますが、これも全てあなたがたが自ら蒔いた種ですよ」
「……レオ、私は彼女に謝罪をする。許してもらえるかはわからないが……」
「きっとその心は伝わりますよ、セシル様」
集まった人達の中で唯一、すぐに素直に謝罪を受け入れたのはセシル様だけだった。
その一方で、シャーロットとフローラ、そしてお母様は謝罪を受け入れることはなかった。
「冗談じゃないわ……あたしがあんな無能に謝罪をするなんて、ありえないって!」
「シャーロット、あまり彼を刺激するんじゃないわよ! これでアメリアの婚約が無くなったら、どうなると思ってるわけ!? こんなところまで来て、私の足を引っ張るんじゃないわよ!」
「媚びを売っても意味が無いって、わかりませんの? 母娘揃って愚かですこと」
「伯爵令嬢程度の分際で、侯爵子息様のことを偉そうに語ってるんじゃないわよ!」
……お母様、それは自分が伯爵家よりも身分が低い、男爵家だってわかっての発言なのかしら? 頭に血が上り過ぎて、その辺りの判断も出来ていなさそうだわ。
「醜い争いは後にしてもらえると助かります。そうそう、謝らないのなら……俺も父にこの件を話して、相応の対処を取ってもらうつもりです」
「そ、相応の対処とは……?」
「さあ、それは俺にはわかりません。一応伝えておくと、父は怒ると誰よりも恐ろしいとだけは言っておきます」
レオ様は、フフッと不敵に小さく笑いながら忠告をする。
ローガン様が怒ったら、確かに恐ろしいだろう。普通に振舞ってる時ですら、威厳があって少し恐ろしいくらいだもの。
「くっ……わかりましたわ。私は受け入れますわ」
「はぁ!? あんた、馬鹿なんじゃないの!?」
「私のせいで、家に迷惑をかけるわけにはいきませんわ……甚だ不本意ではありますが、致し方ないです」
「フローラ様は物分かりが良いようですね。後はあなた達母娘だけですよ?」
話を振られたシャーロットとお母様は、強く握り拳を作りながら、顔中に深いシワを刻み込んでいた。
「……わかり、ました」
「お母様まで!? あたしは絶対に嫌よ!」
「いつまで子供みたいなことを言っているの! ここで謝って許してもらえないようなら、家から追い出すわよ!」
「そ、それこそ冗談じゃないって!」
「それが嫌なら、謝るのよ!」
お母様に詰め寄られて逃げ場が無くなったシャーロットは、悔し涙を流しながら、ほんの僅かに頷いた。
……昔から私のことを見下して、嫌がらせを続けてきたシャーロットにとって、私に謝る屈辱は、想像を絶するものなんでしょうね。
「受け入れてもらえて安心しました。とはいえ、本人に会ったら何をするかわからないので、これで記録させてもらったものを彼女に見せます」
そう言うと、レオ様は再び手のひらの上に魔方陣を作ると、例の虫を出現させた。あの虫で記録を取って、私に見せるつもりだろう。
「アメリア、あなたに辛く当たってごめんなさい。お願いだから、うちに帰ってきてちょうだい……!」
「アメリア様、酷いことをずっとしてきて……申し訳ございませんでしたわ」
すごく嫌そうではあったものの、フローラは深々と頭を下げて謝罪をし、お母様に至っては、よほどレオ様に逆らいたくないのか、なんと土下座をして謝罪をした。
そんな中、シャーロットだけは立ったまま何も言わず、行動も起こさなかった。
「シャーロット! 早く謝罪をしなさい!」
「ぐっ……うっ……わ、悪かったわ……」
「あなたの謝罪は随分と面白いですね。俺が笑っているうちに、もう一度ちゃんとした謝罪をしてくれませんか?」
「ぐぐっ……も、もうしわけ、ありません……でし、た……」
シャーロットは、まるで錆びた金属のようにカクカクした動きではあったけど、確かに頭を下げて私に謝罪をした。
うん……なんていうか、全身から謝りたくないのにやらされてるって感じが凄いわね。レオ様が言いたくなる気持ちもわかる。
でも、私としては別に今後関わってこないのなら、謝罪なんていらない。だって、謝られたところで、彼女達から受けた傷は、治ることは無いもの。
「皆さんの意志はとても伝わりました。ですが残念ながら、既にもうこの情報は、他の貴族や報道機関に渡しているんですよ」
レオ様の衝撃の言葉に、その場にいた全員どころか、覗いている私まで固まってしまっていた。
今の言葉が正しいなら、レオ様は集める前から記録を流していたってことよね? だったら、この集まり自体をする必要は無かったんじゃ……?
「なっ……!? は、謀ったわね!?」
「随分な言いようですね、シャーロット様。俺は謝らないと流すとは言いましたが、謝ったら流さないなんて言ってませんよ?」
「ふざけんじゃないわよ!! あんた、頭おかしいんじゃないの!!」
「シャーロットの言う通りですわ! 私達は、謝りたくもないのに脅されて謝ったんですのよ!?」
「ふざけんな? ふざけるな、か……ふふっ、はははははっ!!」
鬼のような形相で詰め寄るシャーロットとフローラとお母様に対して、レオ様は何故か部屋の外にまで聞こえるくらい、大きな笑い声を上げ始めた。
きゅ、急に一体どうしちゃったのかしら……いつも良く笑う人なのは間違いないけど、この笑い方は明らかに普通じゃない。なんていうか、雰囲気がおかしいのよ。
「その台詞、そっくり返してやるよ! てめえら、アメリアが優しい性格なのを良いことに、やりたい放題しやがって、何様のつもりだ!? 天才男爵子女? 天才伯爵子女? アメリアの母? 名門の学園? 全部ふざけんな! どれだけ俺の大切なアメリアを虐めれば気が済むんだ!!」
乱暴な言葉でまくし立てるレオ様の姿は、あの森で出会った子供の時の姿と重なって見えた。
……自分のことじゃなくて、私のことであんなに怒ってくれるなんて……この気持ちをどう表現すればいいかわからない。嬉しいっていうのもおかしいけど、それに近い感情だ。
「……失礼、つい熱くなってしまった。恐らくですが、すぐに拡散され……スフォルツィ家とノビアーチェ家、アドミラル学園は多かれ少なかれ落ちぶれるでしょうね。でも仕方がありません。全て自分が蒔いた種……アメリアを虐めなければ起こらなかったこと。そんな残念なあなた達に、俺から最後に言っておきたいことが」
いつもの調子に戻ったレオ様は、全員の顔を見てから、会議室に置かれているテーブルに勢いよく手をついた。
「あんまり俺の女を舐めんなよ? 俺の世界一大切な女にまた手を出したら、これ以上のことをするからな。いいか、その腐りきった頭の中に刻み込んでおけ。二度と俺達の……アメリアの幸せの邪魔をするな。二度とだ!!」
その言葉が最後だったのか、レオ様は全員に背を向けて部屋を後にしようとした。その際に、覗いていた私と目が合ってしまった。
「え、アメリア……? どうして……!?」
「し、しまった……あっ!!」
「ふー……ふー……!!」
レオ様が私に気が行っていた一瞬の隙に、レオ様の背後でシャーロットが怒りで鼻息を荒くさせながら、杖を取り出していた。
「許さない……あんただけは、絶対に許さない! 死ねぇぇぇぇ!!!!」
シャーロットは、魔力を込めに込めた水の槍を作り出すと、それを思い切り突き出してきた。
不幸にも、私とレオ様は直線状にいるせいで、このままでは二人揃って貫かれてしまう。
別に私なんて、どうなったっていい。それよりも、レオ様を助けなければ――それしか頭になかった私は、無意識に体が動いていた。
「レオ様ぁぁぁぁ!!!!」
「あ、アメリアっ!!」
私は、レオ様の名前を叫びながら彼の所に飛び込むと、少しでも槍の軌道からずれるように、横に行くように押し倒した。レオ様も瞬時にそれをわかってくれたのか、私を抱きしめながら、横に倒れた。
……しかし。
「がはっ……」
現実はあまりにも無常だった。私の判断が一瞬遅かったのか、それともそもそも間に合わなかったのか。シャーロットの水の槍は、レオ様の背中に突き刺さっていた。
「あたしだって冗談じゃない! これ以上あたしを惨めにさせるつもり!?」
今まで基本的に黙って聞いていた校長先生と、プライドや未来をズタズタにされたシャーロットが、レオ様に詰め寄っていく。
「言っておきますが、これも全てあなたがたが自ら蒔いた種ですよ」
「……レオ、私は彼女に謝罪をする。許してもらえるかはわからないが……」
「きっとその心は伝わりますよ、セシル様」
集まった人達の中で唯一、すぐに素直に謝罪を受け入れたのはセシル様だけだった。
その一方で、シャーロットとフローラ、そしてお母様は謝罪を受け入れることはなかった。
「冗談じゃないわ……あたしがあんな無能に謝罪をするなんて、ありえないって!」
「シャーロット、あまり彼を刺激するんじゃないわよ! これでアメリアの婚約が無くなったら、どうなると思ってるわけ!? こんなところまで来て、私の足を引っ張るんじゃないわよ!」
「媚びを売っても意味が無いって、わかりませんの? 母娘揃って愚かですこと」
「伯爵令嬢程度の分際で、侯爵子息様のことを偉そうに語ってるんじゃないわよ!」
……お母様、それは自分が伯爵家よりも身分が低い、男爵家だってわかっての発言なのかしら? 頭に血が上り過ぎて、その辺りの判断も出来ていなさそうだわ。
「醜い争いは後にしてもらえると助かります。そうそう、謝らないのなら……俺も父にこの件を話して、相応の対処を取ってもらうつもりです」
「そ、相応の対処とは……?」
「さあ、それは俺にはわかりません。一応伝えておくと、父は怒ると誰よりも恐ろしいとだけは言っておきます」
レオ様は、フフッと不敵に小さく笑いながら忠告をする。
ローガン様が怒ったら、確かに恐ろしいだろう。普通に振舞ってる時ですら、威厳があって少し恐ろしいくらいだもの。
「くっ……わかりましたわ。私は受け入れますわ」
「はぁ!? あんた、馬鹿なんじゃないの!?」
「私のせいで、家に迷惑をかけるわけにはいきませんわ……甚だ不本意ではありますが、致し方ないです」
「フローラ様は物分かりが良いようですね。後はあなた達母娘だけですよ?」
話を振られたシャーロットとお母様は、強く握り拳を作りながら、顔中に深いシワを刻み込んでいた。
「……わかり、ました」
「お母様まで!? あたしは絶対に嫌よ!」
「いつまで子供みたいなことを言っているの! ここで謝って許してもらえないようなら、家から追い出すわよ!」
「そ、それこそ冗談じゃないって!」
「それが嫌なら、謝るのよ!」
お母様に詰め寄られて逃げ場が無くなったシャーロットは、悔し涙を流しながら、ほんの僅かに頷いた。
……昔から私のことを見下して、嫌がらせを続けてきたシャーロットにとって、私に謝る屈辱は、想像を絶するものなんでしょうね。
「受け入れてもらえて安心しました。とはいえ、本人に会ったら何をするかわからないので、これで記録させてもらったものを彼女に見せます」
そう言うと、レオ様は再び手のひらの上に魔方陣を作ると、例の虫を出現させた。あの虫で記録を取って、私に見せるつもりだろう。
「アメリア、あなたに辛く当たってごめんなさい。お願いだから、うちに帰ってきてちょうだい……!」
「アメリア様、酷いことをずっとしてきて……申し訳ございませんでしたわ」
すごく嫌そうではあったものの、フローラは深々と頭を下げて謝罪をし、お母様に至っては、よほどレオ様に逆らいたくないのか、なんと土下座をして謝罪をした。
そんな中、シャーロットだけは立ったまま何も言わず、行動も起こさなかった。
「シャーロット! 早く謝罪をしなさい!」
「ぐっ……うっ……わ、悪かったわ……」
「あなたの謝罪は随分と面白いですね。俺が笑っているうちに、もう一度ちゃんとした謝罪をしてくれませんか?」
「ぐぐっ……も、もうしわけ、ありません……でし、た……」
シャーロットは、まるで錆びた金属のようにカクカクした動きではあったけど、確かに頭を下げて私に謝罪をした。
うん……なんていうか、全身から謝りたくないのにやらされてるって感じが凄いわね。レオ様が言いたくなる気持ちもわかる。
でも、私としては別に今後関わってこないのなら、謝罪なんていらない。だって、謝られたところで、彼女達から受けた傷は、治ることは無いもの。
「皆さんの意志はとても伝わりました。ですが残念ながら、既にもうこの情報は、他の貴族や報道機関に渡しているんですよ」
レオ様の衝撃の言葉に、その場にいた全員どころか、覗いている私まで固まってしまっていた。
今の言葉が正しいなら、レオ様は集める前から記録を流していたってことよね? だったら、この集まり自体をする必要は無かったんじゃ……?
「なっ……!? は、謀ったわね!?」
「随分な言いようですね、シャーロット様。俺は謝らないと流すとは言いましたが、謝ったら流さないなんて言ってませんよ?」
「ふざけんじゃないわよ!! あんた、頭おかしいんじゃないの!!」
「シャーロットの言う通りですわ! 私達は、謝りたくもないのに脅されて謝ったんですのよ!?」
「ふざけんな? ふざけるな、か……ふふっ、はははははっ!!」
鬼のような形相で詰め寄るシャーロットとフローラとお母様に対して、レオ様は何故か部屋の外にまで聞こえるくらい、大きな笑い声を上げ始めた。
きゅ、急に一体どうしちゃったのかしら……いつも良く笑う人なのは間違いないけど、この笑い方は明らかに普通じゃない。なんていうか、雰囲気がおかしいのよ。
「その台詞、そっくり返してやるよ! てめえら、アメリアが優しい性格なのを良いことに、やりたい放題しやがって、何様のつもりだ!? 天才男爵子女? 天才伯爵子女? アメリアの母? 名門の学園? 全部ふざけんな! どれだけ俺の大切なアメリアを虐めれば気が済むんだ!!」
乱暴な言葉でまくし立てるレオ様の姿は、あの森で出会った子供の時の姿と重なって見えた。
……自分のことじゃなくて、私のことであんなに怒ってくれるなんて……この気持ちをどう表現すればいいかわからない。嬉しいっていうのもおかしいけど、それに近い感情だ。
「……失礼、つい熱くなってしまった。恐らくですが、すぐに拡散され……スフォルツィ家とノビアーチェ家、アドミラル学園は多かれ少なかれ落ちぶれるでしょうね。でも仕方がありません。全て自分が蒔いた種……アメリアを虐めなければ起こらなかったこと。そんな残念なあなた達に、俺から最後に言っておきたいことが」
いつもの調子に戻ったレオ様は、全員の顔を見てから、会議室に置かれているテーブルに勢いよく手をついた。
「あんまり俺の女を舐めんなよ? 俺の世界一大切な女にまた手を出したら、これ以上のことをするからな。いいか、その腐りきった頭の中に刻み込んでおけ。二度と俺達の……アメリアの幸せの邪魔をするな。二度とだ!!」
その言葉が最後だったのか、レオ様は全員に背を向けて部屋を後にしようとした。その際に、覗いていた私と目が合ってしまった。
「え、アメリア……? どうして……!?」
「し、しまった……あっ!!」
「ふー……ふー……!!」
レオ様が私に気が行っていた一瞬の隙に、レオ様の背後でシャーロットが怒りで鼻息を荒くさせながら、杖を取り出していた。
「許さない……あんただけは、絶対に許さない! 死ねぇぇぇぇ!!!!」
シャーロットは、魔力を込めに込めた水の槍を作り出すと、それを思い切り突き出してきた。
不幸にも、私とレオ様は直線状にいるせいで、このままでは二人揃って貫かれてしまう。
別に私なんて、どうなったっていい。それよりも、レオ様を助けなければ――それしか頭になかった私は、無意識に体が動いていた。
「レオ様ぁぁぁぁ!!!!」
「あ、アメリアっ!!」
私は、レオ様の名前を叫びながら彼の所に飛び込むと、少しでも槍の軌道からずれるように、横に行くように押し倒した。レオ様も瞬時にそれをわかってくれたのか、私を抱きしめながら、横に倒れた。
……しかし。
「がはっ……」
現実はあまりにも無常だった。私の判断が一瞬遅かったのか、それともそもそも間に合わなかったのか。シャーロットの水の槍は、レオ様の背中に突き刺さっていた。
あなたにおすすめの小説
「愛があれば十分だ」と私を捨てた婚約者へ――では、その婚約破棄の条件から確認いたしましょう
師走
恋愛
伯爵令嬢リディア・エーヴェルは、貴族たちの婚約や離縁、持参金や相続に関わる条件調整を陰でまとめてきた実務家だった。
だがある夜会で、婚約者である王太子側近ユリウス・グランツから「君は条件ばかりで冷たい。愛があれば契約などいらない」と一方的に婚約破棄されてしまう。
静かに婚約破棄を受理したリディアは、その場で持参金返還、贈与品、名誉回復の文言など必要事項の確認を始めるが、誰もその意味を理解しない。
けれど彼女が婚約から外れた直後から、王都では縁談、婚約、離縁の調整が次々と滞り始める。今まで多くの案件を陰でまとめていたのは、ほかでもないリディアだったのだ。
そんな中、法務局の裁定官補佐セオドア・ヴァレントから、王女ヘレナの婚姻条件を見直してほしいと依頼が舞い込む。
北方大公家との政略結婚。けれど提示された条件は、婚姻ではなく人質の引き渡しに等しいものだった。
「条件は愛の代わりではありません。ですが、愛が壊れたときに人を守ることはできます」
傷つきながらも再び交渉の場に立つリディアは、王女の未来を守るため、そして自分自身の人生を取り戻すため、契約と誠意を武器に王都最大の婚姻交渉へ挑む。
一方、自分を支えていたものの大きさに気づいた元婚約者は、今更になって復縁を望み始めるが――。
小説家になろう様でも掲載中
これまでは悉く妹に幸せを邪魔されていました。今後は違いますよ?
satomi
恋愛
ディラーノ侯爵家の義姉妹の姉・サマンサとユアノ。二人は同じ侯爵家のアーロン=ジェンキンスとの縁談に臨む。もともとはサマンサに来た縁談話だったのだが、姉のモノを悉く奪う義妹ユアノがお父様に「見合いの席に同席したい」と懇願し、何故かディラーノ家からは二人の娘が見合いの席に。
結果、ユアノがアーロンと婚約することになるのだが…
『姉に全部奪われた私、今度は自分の幸せを選びます ~姉の栄光を支える嘘を、私は一枚ずつ剥がす~』
六角
恋愛
復讐はしない。——ただ「嘘」を回収する。 礼儀と帳簿で宮廷の偽りを詰ませる“監査官令嬢”の華麗なる逆転劇。
王家献上宝飾の紛失事件で濡れ衣を着せられ、家族にも婚約者にも捨てられて追放された子爵家次女リリア。 数年後、彼女は王妃直属の「臨時監査官」として、再び宮廷の土を踏む。
そこで待っていたのは、「慈愛の聖女」として崇められる姉セシリアと、彼女に心酔する愚かな貴族たち。しかし、姉の栄光の裏には、横領、洗脳、そして国を揺るがす「偽造魔石」の陰謀が隠されていた。
「復讐? いいえ、これは正当な監査です」
リリアは感情に流されず、帳簿と証拠、そして真実を映す「プリズム」を武器に、姉が築き上げた嘘の城を一枚ずつ剥がしていく。 孤立無援の彼女を支えるのは、氷のように冷徹な宰相補佐レオンハルトと、豪快な近衛騎士団長カミュ。 やがてリリアは、国中を巻き込んだ姉の洗脳計画を打ち砕き、自分自身の幸せと、不器用な宰相補佐からの溺愛を手に入れる——。
妹のことが好き過ぎて婚約破棄をしたいそうですが、後悔しても知りませんよ?
カミツドリ
ファンタジー
侯爵令嬢のフリージアは婚約者である第四王子殿下のボルドーに、彼女の妹のことが好きになったという理由で婚約破棄をされてしまう。
フリージアは逆らうことが出来ずに受け入れる以外に、選択肢はなかった。ただし最後に、「後悔しないでくださいね?」という言葉だけを残して去って行く……。
妹に婚約者を奪われた上に断罪されていたのですが、それが公爵様からの溺愛と逆転劇の始まりでした
水上
恋愛
濡れ衣を着せられ婚約破棄を宣言された裁縫好きの地味令嬢ソフィア。
絶望する彼女を救ったのは、偏屈で有名な公爵のアレックスだった。
「君の嘘は、安物のレースのように穴だらけだね」
彼は圧倒的な知識と論理で、ソフィアを陥れた悪役たちの嘘を次々と暴いていく。
これが、彼からの溺愛と逆転劇の始まりだった……。
婚約者の幼馴染に殺されそうになりました。私は彼女の秘密を知ってしまったようです【完結】
小平ニコ
恋愛
選ばれた貴族の令嬢・令息のみが通うことを許される王立高等貴族院で、私は婚約者のチェスタスと共に楽しい学園生活を謳歌していた。
しかし、ある日突然転入してきたチェスタスの幼馴染――エミリーナによって、私の生活は一変してしまう。それまで、どんな時も私を第一に考えてくれていたチェスタスが、目に見えてエミリーナを優先するようになったのだ。
チェスタスが言うには、『まだ王立高等貴族院の生活に慣れてないエミリーナを気遣ってやりたい』とのことだったが、彼のエミリーナに対する特別扱いは、一週間経っても、二週間経っても続き、私はどこか釈然としない気持ちで日々を過ごすしかなかった。
そんなある日、エミリーナの転入が、不正な方法を使った裏口入学であることを私は知ってしまう。私は間違いを正すため、王立高等貴族院で最も信頼できる若い教師――メイナード先生に、不正の報告をしようとした。
しかし、その行動に気がついたエミリーナは、私を屋上に連れて行き、口封じのために、地面に向かって突き落としたのだった……
捨てられた私は遠くで幸せになります
高坂ナツキ
恋愛
ペルヴィス子爵家の娘であるマリー・ド・ペルヴィスは来る日も来る日もポーションづくりに明け暮れている。
父親であるペルヴィス子爵はマリーの作ったポーションや美容品を王都の貴族に売りつけて大金を稼いでいるからだ。
そんな苦しい生活をしていたマリーは、義家族の企みによって家から追い出されることに。
本当に家から出られるの? だったら、この機会を逃すわけにはいかない!
これは強制的にポーションを作らせられていた少女が、家族から逃げて幸せを探す物語。
8/9~11は7:00と17:00の2回投稿。8/12~26は毎日7:00に投稿。全21話予約投稿済みです。
偽りの家族を辞めます!私は本当に愛する人と生きて行く!
ユウ
恋愛
伯爵令嬢のオリヴィアは平凡な令嬢だった。
社交界の華及ばれる姉と、国内でも随一の魔力を持つ妹を持つ。
対するオリヴィアは魔力は低く、容姿も平々凡々だった。
それでも家族を心から愛する優しい少女だったが、家族は常に姉を最優先にして、蔑ろにされ続けていた。
けれど、長女であり、第一王子殿下の婚約者である姉が特別視されるのは当然だと思っていた。
…ある大事件が起きるまで。
姉がある日突然婚約者に婚約破棄を告げられてしまったことにより、姉のマリアナを守るようになり、婚約者までもマリアナを優先するようになる。
両親や婚約者は傷心の姉の為ならば当然だと言う様に、蔑ろにするも耐え続けるが最中。
姉の婚約者を奪った噂の悪女と出会ってしまう。
しかしその少女は噂のような悪女ではなく…
***
タイトルを変更しました。
指摘を下さった皆さん、ありがとうございます。