入れ替わり転生〜生まれ変わったら、私を殺した婚約者の最愛になっていました〜

みおな

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色々とお聞きしました

「メトルファン皇国の皇女殿下には、婚約者はいらっしゃいませんの?」

 私がユエリティ皇女殿下のお体に入っていた時は婚約者はいらっしゃいませんでしたけど。

「ええ。ジュリアーノよりも二歳年下だからというのもあるでしょうけど、あの国の皇家はユエリティ皇女殿下のことを可愛がっていて婚約者が決まらなかったそうよ」

「・・・そうなのですね」

 皇帝陛下に皇帝妃殿下、お兄様お姉様はお元気でしょうか。

「ジュリアーノ王太子殿下と聖女様は、如何お過ごしですか?」

「聖女ユエ様は、頑張ろうという意思は感じられるわ。それに、ジュリアーノことをとても好いてくださっているのが分かるのよ。だけど、ジュリアーノが」

「殿下が?」

「父上・・・陛下が亡くなったのだから、王命は撤回されるべきだと。だから、貴女との婚約解消もと」

 王太子殿下が何を思ってそうおっしゃったのか、真実は私には分かりません。

 本当に私のことを好きなのだと、そうおっしゃるかもしれません。

 でも、セオドア様と出会い彼に恋をした私が、王太子殿下の婚約者に二度と戻ることはありません。

 聖女様の何が不満なのでしょうか。

 冤罪をかけて私を殺したいほど、聖女様のことを想われていたではないですか。

 一度目とは違うと言っても、眠ったままのウェンディのお見舞いにも行かなかったではないですか。

「別に、王太子殿下に認めていただかなくてもかまいません。私はセオドア・ウィンストン様をお慕いしております。もし彼との婚約を解消されたとしたなら、私はこの国を捨てて彼について行きます。彼以外と婚約も結婚もするつもりはありません」

「・・・恋をしたのね。そう、陛下のしたことで唯一褒められることね」

 王妃殿下は、私の、不敬にもあたる言葉を叱責するでもなく、むしろ嬉しそうに微笑ってくださいました。

「そのまま、ジュリアーノに言ってやってちょうだい。不敬にとったりしないわ。あの子がそう言ったとしても、わたくしが許します。あの子がそこまで愚かなのなら、

「王妃殿下・・・」

「貴女には嫌な思いばかりさせたわ。勝手に婚約を解消し、新たな婚約まで。でも、その婚約が貴女を幸せにするのなら、レンブラン公爵夫妻にこれ以上恨まれなくても良さそうね」

「ふふっ。両親は王妃殿下を恨んでなどいませんわ」

 国王陛下に関しては、知りませんけど。
 でももう、お亡くなりになったのですから、死者に鞭打つような真似はやめましょう。

 その時、王太子殿下の到着が知らされました。
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