死に戻りの魔女は溺愛幼女に生まれ変わります

みおな

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第1章

今いる場所

 目覚めてから2日経ちました、私は図書室に通っています。皇宮内にあるのです。

 あれから、私の名前やこの国のことがわかりました。

 私の名前はセレスティーナ・アルバム。現在5歳です。
 このアルバム皇国の皇女で、皇帝陛下と皇妃陛下の1人娘です。

 そう。アレクシス皇太子殿下はお兄様ではなく、従兄でした。
 アル兄様は皇帝陛下であるお父様のお兄様、つまりセレスティーナの伯父様の息子だそうです。

 ですが、お父様と年の離れた伯父様と伯母様は事故でお亡くなりになってしまい、皇弟であったお父様が即位、アル兄様が大人になられたら譲位されるそうです。

 それからー
このアルバム皇国のことを私が知らないのも無理はありませんでした。

 このアルバム皇国は、私グレイス・シュラットが死んだ後に出来た国だったのです。

 グレイスである私が毒を噛んだあの後、マーベラス王国は王太子殿下を処刑、国王陛下と王妃様は王家の取り潰しを決断されたそうです。

 書物で、アルバム皇国の建国の歴史を探していた時に、それを知りました。

 そして、新たに建国したのが、マーベラス国王陛下の遠い親戚筋、アルバム皇帝陛下のお兄様だったのです。

 穏やかに暮らしている民に、王族の尻拭いをさせるわけにはいかないと、国王陛下が頼まれたのだとか。

 ですから、この国はグレイス・シュラットが生きていた国なのです。
 王宮が様変わりしていたので気づきませんでした。

 正確に言うなら、あの時から20年の時が流れています。

 シュラット侯爵家は、どこか他の国へと行ってしまったそうです。聖女であるディアナと共に。

 建国に関する書物には、『稀代の魔女を失うきっかけを作ったマーベラス王家は、国が滅びるのを避けるためにアルバム家に全てを譲り、聖女と共にこの国から去った』と書かれていました。

 この国から去った・・・のですね。
もう、お父様やお母様、ディアナと会えないのですね。
 いえ、会っても今の私の姿ではグレイスと分かってもらえませんが、それでも元気な姿を見たかったと思います。

 しかし、稀代の魔女とは私のことでしょうか?灰色の魔女と蔑まれ、疎まれた記憶しかありません。
 文面的には私のことのようですし、確かに魔力は多かったですが、何だかあまりピンときません。

 そして、この少女セレスティーナのことも少しですがわかりました。

 彼女は、10日ほど前にいきなり倒れたのだそうです。意識を失い、眠ったままの状態が続いたのだとか。
 それまで、特別何かを口にしたとかはなく、医師の診察でも理由がわからなかったようです。

 これは推測ですが、その時に憑依したのではないでしょうか?
 ならば、セレスティーナの精神は体の中にあるはずです。
 早く彼女を起こして、私はここから消えなければと思います。







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