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第1章
灰色の魔女の死んだ日
セレスティーナの誕生日が私の死んだ日?そのことに驚きが隠せません。
その日、セレスティーナは王家の霊廟へ墓参していたそうです。そして、戻って1時間ほどで倒れた・・・
何か霊廟であったということでしょうか。今の私なら霊廟に入ることができます。
その意思が顔に出ていたのでしょう。アル兄様が頷かれました。
「仕方ない。10日後の朝の墓参にセレと行きたいと叔父上たちに言ってみるよ。10日後はちょうど僕の父上母上の命日だ」
「え・・・」
アル兄様のお父様とお母様の命日。
そんな日に私がご一緒してもいいのでしょうか。私はセレスティーナではないのに。
「あ、の、他の日でも・・・」
「いくら王族といっても、なんでもない日に霊廟へは入れないよ。セレが知りもしないマーベラス王家の墓参りに行くのはおかしいだろう。構わない。毎年花を手向けるだけだから」
考えなしだった自分が嫌になります。そうですよね。命日以外で行ってもおかしくはないと思いますが、墓守がいますからお墓は常に、綺麗にされ花も供えられているそうですし。
それに10日間、他のことを調べてから行った方がいいかもしれません。
セレスティーナの誕生日と私が死んだ日が同じということですから、去年の誕生日はどうだったのでしょうか?
「あの、去年の誕生日は墓参しなかったのですか?」
「・・・もう少し子供っぽい話し方をする方がいい。僕はもうキミをセレではないと認識しているから大人びた話し方でも違和感は感じないが、他の・・・メイドたちに聞かれたりしたら怪しまれる」
「あ、はい。いえ・・・うん」
そうですね。念のためにガゼボまで来ましたが、離れた位置には護衛の人とメイドの姿が見えます。
セレスティーナにこの体を返すまで、怪しまれるわけにはいきません。
しかし、自分で言っておきながら、アル兄様は順応性が高いですね。私とセレスティーナを別と認識してくださっているのですね。
「セレは、僕に甘えてくれていた。恥ずかしがることも拒否することもなかった」
「そ、それは怪しまれたでしょうか?」
「いや。僕もおかしいなと思いながらも、少し大人に近づいたのかなと思ったんだ。思春期には早いけど、女の子はおませだし」
よかったです。しかし、言葉遣いといい、もう少し気をつけないとですね。
「さて。そろそろ戻ろう。叔母上たちが心配する。とりあえずは僕がグレイスが死んだ後のことや色々調べてみる。キミはセレとして過ごしていてくれ」
「あ。私も手伝い・・・」
「手伝いが必要な時は言うよ。なるべく怪しまれないように、叔母上にくっついていて欲しい。セレは甘えん坊だったから」
「わかりま・・・わかったわ」
甘えん坊ですか。私、うまく甘えられるでしょうか。
その日、セレスティーナは王家の霊廟へ墓参していたそうです。そして、戻って1時間ほどで倒れた・・・
何か霊廟であったということでしょうか。今の私なら霊廟に入ることができます。
その意思が顔に出ていたのでしょう。アル兄様が頷かれました。
「仕方ない。10日後の朝の墓参にセレと行きたいと叔父上たちに言ってみるよ。10日後はちょうど僕の父上母上の命日だ」
「え・・・」
アル兄様のお父様とお母様の命日。
そんな日に私がご一緒してもいいのでしょうか。私はセレスティーナではないのに。
「あ、の、他の日でも・・・」
「いくら王族といっても、なんでもない日に霊廟へは入れないよ。セレが知りもしないマーベラス王家の墓参りに行くのはおかしいだろう。構わない。毎年花を手向けるだけだから」
考えなしだった自分が嫌になります。そうですよね。命日以外で行ってもおかしくはないと思いますが、墓守がいますからお墓は常に、綺麗にされ花も供えられているそうですし。
それに10日間、他のことを調べてから行った方がいいかもしれません。
セレスティーナの誕生日と私が死んだ日が同じということですから、去年の誕生日はどうだったのでしょうか?
「あの、去年の誕生日は墓参しなかったのですか?」
「・・・もう少し子供っぽい話し方をする方がいい。僕はもうキミをセレではないと認識しているから大人びた話し方でも違和感は感じないが、他の・・・メイドたちに聞かれたりしたら怪しまれる」
「あ、はい。いえ・・・うん」
そうですね。念のためにガゼボまで来ましたが、離れた位置には護衛の人とメイドの姿が見えます。
セレスティーナにこの体を返すまで、怪しまれるわけにはいきません。
しかし、自分で言っておきながら、アル兄様は順応性が高いですね。私とセレスティーナを別と認識してくださっているのですね。
「セレは、僕に甘えてくれていた。恥ずかしがることも拒否することもなかった」
「そ、それは怪しまれたでしょうか?」
「いや。僕もおかしいなと思いながらも、少し大人に近づいたのかなと思ったんだ。思春期には早いけど、女の子はおませだし」
よかったです。しかし、言葉遣いといい、もう少し気をつけないとですね。
「さて。そろそろ戻ろう。叔母上たちが心配する。とりあえずは僕がグレイスが死んだ後のことや色々調べてみる。キミはセレとして過ごしていてくれ」
「あ。私も手伝い・・・」
「手伝いが必要な時は言うよ。なるべく怪しまれないように、叔母上にくっついていて欲しい。セレは甘えん坊だったから」
「わかりま・・・わかったわ」
甘えん坊ですか。私、うまく甘えられるでしょうか。
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