暴君陛下の溺愛妻になります〜悪女だと言われたので、それなら本当に悪女になりますね〜

みおな

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令嬢、友達が出来る。

 わたくしは現在、感動しておりますわ。

 なんと!
フルール様が、わたくしとお友達になってくださると言ってくださいましたの。

 べ、別にわたくしは、シャムエル王国でぼっちだったわけではありませんわ。

 ありませんけど、あの方々がお友達だったかというと・・・

 ちょっと微妙ですわ。

 彼女たちは、あくまでも公爵令嬢で王太子殿下の婚約者だったわたくしにだけで、お友達とは違うと思いますの。

 シャムエル王国では、わたくしが令嬢の中で一番高位でしたし、対等とはいかないのは仕方のないことですけれど。

 ですが、ここジブリール帝国ではわたくしはただの侯爵令嬢。

 わたくしよりも高位のご令嬢はいらっしゃいます。フルール様のように。

 つまりは、今度はわたくしがになるわけですわね。

 それでも、フルール様とお友達になりたいですわ。

 だってわたくし・・・
お友達と呼べる方、いませんでしたもの。

「リルローズ様のように大人っぽいドレス、羨ましいですわ。私は全然似合わなくて」

「わたくしこそ、フルール様のような可愛らしいドレスが全く似合いませんの。まるで天使か花の妖精のようですわ」

 わたくしがそう言うと、周囲のご令嬢たちもうんうんと頷いています。

 フルール様は、本当にお可愛らしい容姿をされていますの。

 お名前といい、本当に花の妖精かもしれませんわ。

「でも、それを言うならリルローズ様は女神様ですわ。お綺麗ですし、所作もお美しくて。雰囲気は違いますけど、フルール様と並ぶと周囲が霞んでしまいますわね」

「まぁ!デリーン様ってば、お上手ですこと」

 わたくしがそう言うと、デリーン・イオフィエル公爵令嬢様はパタパタと手を振りました。

「お世辞などではありませんわ!私、いえみんなも心からそう思っておりますのよ」

「「「ええ!本当ですわ。私たち、リルローズ様とお友達になれて本当に嬉しく思っております!」」」

 嬉しいことに、五大公爵家のうちの二つの公爵家、二つの侯爵家、一つの伯爵家のご令嬢たちはわたくしのことを受け入れてくださったようです。

 ちなみに、残りの公爵家のうち一家にもご令嬢はいらっしゃいますけど、すでに嫁がれていてこのお茶会には招かれていません。

 それから、残り二家はご令嬢ではなくご令息しかいらっしゃらないのですわ。

 今日、イゼゼエル公爵家のお茶会には、わたくしと同い年のご令嬢ばかり招かれていますの。

 皆様、快く受け入れてくださったこと、本当に嬉しいですわ。
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