暴君陛下の溺愛妻になります〜悪女だと言われたので、それなら本当に悪女になりますね〜

みおな

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令嬢、反論する。

「お姉様、もうお帰りになりますの?よろしければ、お茶をしませんか?」

 ネアリ様のお誘いですが、首を横に振ります。

「ありがたいのですが、せっかくのお花が萎れてしまいますから失礼させていただきますわ。今度は是非、サンダルフォン侯爵家にいらしてくださいませ」

 ネアリ様とフルール様ににっこり微笑んでそう言うと、例のご令嬢が割入って来ました。

「皇女殿下がお誘いくださっているのに、不敬でしてよ!何て図々しい!」

「貴女こそ礼儀がなっていないのではなくて?殿下とわたくしの話に、割入るなどそれこそ不敬でしてよ」

「ッ!お、お聞きになりましたか?フルール様!皇女殿下!この方、さっきからこのような態度で・・・」

「お黙りなさい!」

 フルール様の、キツい叱責の声が響きました。

 フルール様がそのお可愛らしいお顔で、令嬢を睨まれています。

 お隣のネアリ様はわかりやすく、プンプンと怒っていらっしゃいますわ。

 まぁ、可愛い。

「ふっ、フルール様?」

「私が貴女に名前を呼ぶ許可を与えましたか?ゲダエル侯爵令嬢。私はイゼゼエル公爵家の娘。そして、リルローズ様はサンダルフォン侯爵家のご令嬢。貴女よりもの身分ですわ。身分を振りかざすつもりはありませんでしたけど、そのような態度を取るのなら、私にも考えがありましてよ」

「そうですわ!そもそもどうして私のことを代弁するような真似をするのですか。私はお姉様のことを不敬だなんて思ったことはないわ!」

 お二人がわたくしの味方になってくださるのは嬉しいのですが、お二人が味方になればなるほど、ご令嬢たちはわたくしを睨んでいましてよ。

 まぁ別に、ご令嬢に睨まれても痛くも痒くもありませんけど。

 慣れておりますもの。

 わたくし、婚約者にも両親にも兄にも同じような目で見られてまいりましたわ。

 あのご令嬢、侯爵令嬢でしたのね。

 フルール様のお言葉によると、同じ侯爵家でもサンダルフォン侯爵家よりは下のようですけど。

「イゼゼエル様、皇女殿下、わたくしは平気ですわ。ですから、その辺で。ゲダエル侯爵令嬢でしたかしら?わたくしは決して皇女殿下を利用するつもりも、皇帝陛下にすり寄るつもりもありませんわ。イゼゼエル様、そして皇女殿下もありがたいことにお友達になって下さっただけですわ。陛下に至っては、幼馴染ですの。貴女が邪推するような関係ではありませんわ」

 わたくしの初恋ですけれど、いう必要はありませんわね。

 それに、もし今もそういう感情があったとしても、のご令嬢に何か言われる覚えはありませんわ。
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