暴君陛下の溺愛妻になります〜悪女だと言われたので、それなら本当に悪女になりますね〜

みおな

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令嬢、赦しを与える。

 あの方々には、ジブリール帝国の皇帝妃として、ラルク様の妻として、サンダルフォン侯爵家の娘として、幸せなわたくしを見せつけてやらなければなりません。

 あの方々に不幸だと嘲笑われるなんて、冗談じゃありませんわ。

 幸せな姿を見せつけて、悔しがらせなければなりませんもの。

 わたくしのお披露目は、一ヶ月後と決まりました。

 ですから、ドレスや宝飾品の準備に肌のお手入れと大忙し・・・なはずなのですが。

 ラルク様が周囲国からに他国の名産品のドレスの生地や宝飾品を集められたので、ゆっくりと準備が進んでいます。

 シャムエル王国の友好国には知らせていませんが、ジブリール帝国と友好を結んでいる国にラルク様はお披露目をすると知らせたそうですわ。

 ええ。
シャムエル王国にも一応ありますのよ、友好国。

 それに、ジブリール帝国に敵対まではしなくても友好を結ばない国もありますわ。

 そのような国には知らせていないそうです。

 それでも多くの国から、お祝いが届きましたわ。

 そうそう。
ゲダエル侯爵令嬢ですが、別人のように反省しているそうですわ。

 どうやら、侯爵夫人に修道院に行けと言われたのが、ものすごくショックだったみたいです。

 侯爵様がずいぶんと甘やかしていたみたいですから、何をしても許されると勘違いされていたのでしょう。

 ああ。ちなみに侯爵様は離縁されて、ご実家に戻されたそうですわ。

 ゲダエル侯爵家は、夫人のご実家ですし、後継のご嫡男もいらっしゃるそうですから、問題ありませんわね。

 だって、侯爵に責任がありますもの。
甘やかしたりせずにちゃんと教育していれば、あのような言動はなさらなかったと思いますわ。

 侯爵夫人は修道院から戻すことに思うところがあったようですが、わたくしの意向ということで妥協して下さったみたいです。

 現在は、ゲダエル侯爵家の領地に行かれているそうですわ。

 友好国の中に、どこか嫁ぎ先があるといいのですけど。

 ゲダエル侯爵夫人が合格点を出したなら、どこか嫁ぎ先がないかお母様やフルール様に相談してみましょう。

 え?怒ってないのか、ですか?

 怒ってなどいませんわ。
可愛いものではないですか、あの程度の嫌味なんて。

 子猫がじゃれついて来ているようなものでしたわ。

 貴族令嬢としては正しくない言動でしたけど、元婚約者様や元家族の言動に比べれば、悪意の度合いが違いますもの。

 もちろん、反省した上に侯爵夫人の許可が出てからになりますけど、他国との縁を繋いでいただきたいと思いますわ。



 

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