暴君陛下の溺愛妻になります〜悪女だと言われたので、それなら本当に悪女になりますね〜

みおな

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令嬢、警告する。

「貴女のお気持ちは理解しましたわ。もし、王都から離れたいというなら、どこか紹介しましょう。これは決定事項ですからお話しますけどメタトロン公爵は爵位剥奪になりますの。貴女にまとわりつく可能性がありますわ。ですから、貴女が関わりたくないなら王都を離れることをおすすめします」

 この女性に罪がないことは、はっきりしました。

 ただ、このままご息女が暴走された場合、親としての責任が発生しますのよね。

 もちろん本人を罰しますけど、この少女はまだ成人していませんから。

 せめて下位貴族でしたら、まだ大事になりませんでしたのに。

 皇帝陛下の側近の実家となると、こっそり処理するわけにはいきません。

 女性は、辛そうにご息女を見つめています。

 ごめんなさいね。ご息女を無罪放免には出来ませんの。

 メタトロン公爵とリッド様を罰するだけ、というわけにはいかないのです。

 この少女が反省して、おとなしくお母様と田舎へ行くというのなら、まだどうにか出来ると思うのですが、多分無理ですわよね。

「キララ、娘は・・・どうなりますか?」

「悪いことをしたと、ちゃんと理解して反省されるのでしたら、王都追放だけで治めることもできますわ。ですが、このまま引いて下さらないなら、修道院へ行っていただきます」

 とにかく、リッド様と離れていただかなければ。

 異母兄妹ではありますが、リッド様は貴族。

 彼が平民になってでも妹と暮らしたいというならば、まとめて王都追放してもかまいませんけど。

 その際は、リッド様にはキースと縁を切っていただきますわ。

「ちょっと待ってよ!私はリッド様と結婚して公爵夫人に・・・」

「なれませんわよ?まず、今回のことでメタトロン公爵家は降爵。伯爵家になります。リッド様は伯爵となりますが、妻は当然貴族令嬢から迎えることになりますわ。貴族の婚約を壊したのです。当然、貴女にも罰は与えられます。未成年ですから、修道院で済みますのよ。成人していたなら、労働刑になっていたでしょう」

「は?伯爵?罰?え、なんで・・・」

 平民の方には分からないことかもしれませんが、貴族の婚約は家と家の契約。

 それを壊したのですから、罰があって当たり前ですわ。

 貴族家同士なら慰謝料で済む場合もありますけど、平民の方では無理でしょうし。

 それに、家がまずかったですわ。
キースの、皇帝陛下の側近の実家ですもの。

「娘は・・・キララは修道院に行かせます。この子に自分の過ちに気付かせるためにも、それがいいと思います。出来れば、田舎の修道院へ。私もこの子の入る修道院のある町で暮らしたいと思います」
 
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