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令嬢、本音を語る。
リッド様が退出され、少し後にメタトロン公爵夫人が入室されました。
もう離縁届は受理されていますから、お名前で呼ぶべきかしら。
「カタリーナ様とお呼びしても?」
「もちろんでございます、皇帝妃殿下」
「ふふっ。わたくしのこともリルローズとお呼びくださいませ」
これからキースの持つ公爵家の前公爵夫人として、領地経営や家政をしていただくのですもの。
わたくしとも親しくしていただきたいですわ。
「リッド様は、貴族家当主となる覚悟を持つとお約束下さいました。キララさんのこともお伝えしましたが、その結末を自分の罪として理解してくださったようですわ」
正直言って、ホッとしました。
わたくしは、リッド様とは今回のことがあるまで面識もありませんでした。
メタトロン公爵はまだ働き盛りの年齢だということと、わたくしが他国の令嬢だったということもあり、次期当主といえどお名前しか知りませんでした。
ですが、リッド様はラルク様の側近であるキース様の実弟。
全くの無縁というわけではありません。
キース様やフルール様は、納得したとおっしゃってくださいましたけど、心痛がないわけではないでしょう。
ですから、リッド様が前向きに頑張る意思を見せてくださり、心から安堵いたしましたの。
「そう・・・ですか。皇帝妃殿下・・・リルローズ様のお手を煩わせまして、申し訳ございません。心から、お詫びとお礼を申し上げます」
「いえ。わたくしは何も。まだ伯爵家に降爵する話はしていませんけど、あの様子なら受け入れてくださるでしょう。キララさんも修道院で真面目に頑張れば、わたくしが子を授かれば恩赦を受けることも叶います。あの女性は絶対に帝都には戻って来ないでしょうし、メタトロン公爵は国外追放いたしますから、会うこともないでしょう」
そう。
メタトロン公爵は、貴族籍剥奪の上で国外追放の予定ですの。
公爵家四家の当主の総意ですわ。
市井の女性と懇意になっただけなら当主交代程度で済んだのですけど、次期当主がその異母兄妹との交流で貴族家の婚約を壊し、それを当主が放置していたことで、貴族籍剥奪となりました。
その上、そのお子を成した行為が無理矢理ということもあり、帝国貴族いえ、帝国国民に相応しくないと判断されましたの。
もちろん抵抗するでしょうけど、彼はわたくしに嘘を吐いておりました。
わたくしが、女性に会いに行くとは思わなかったのかもしれません。
ですが、メタトロン公爵はわたくしが真意を問いに行った時に「リッド様が生まれて間もない頃に花屋で働く女性と出会い、恋に落ちた」と言いましたわ。
ですが、真実はメイドとして働く女性に無体を働いた、です。許せませんわ。
もう離縁届は受理されていますから、お名前で呼ぶべきかしら。
「カタリーナ様とお呼びしても?」
「もちろんでございます、皇帝妃殿下」
「ふふっ。わたくしのこともリルローズとお呼びくださいませ」
これからキースの持つ公爵家の前公爵夫人として、領地経営や家政をしていただくのですもの。
わたくしとも親しくしていただきたいですわ。
「リッド様は、貴族家当主となる覚悟を持つとお約束下さいました。キララさんのこともお伝えしましたが、その結末を自分の罪として理解してくださったようですわ」
正直言って、ホッとしました。
わたくしは、リッド様とは今回のことがあるまで面識もありませんでした。
メタトロン公爵はまだ働き盛りの年齢だということと、わたくしが他国の令嬢だったということもあり、次期当主といえどお名前しか知りませんでした。
ですが、リッド様はラルク様の側近であるキース様の実弟。
全くの無縁というわけではありません。
キース様やフルール様は、納得したとおっしゃってくださいましたけど、心痛がないわけではないでしょう。
ですから、リッド様が前向きに頑張る意思を見せてくださり、心から安堵いたしましたの。
「そう・・・ですか。皇帝妃殿下・・・リルローズ様のお手を煩わせまして、申し訳ございません。心から、お詫びとお礼を申し上げます」
「いえ。わたくしは何も。まだ伯爵家に降爵する話はしていませんけど、あの様子なら受け入れてくださるでしょう。キララさんも修道院で真面目に頑張れば、わたくしが子を授かれば恩赦を受けることも叶います。あの女性は絶対に帝都には戻って来ないでしょうし、メタトロン公爵は国外追放いたしますから、会うこともないでしょう」
そう。
メタトロン公爵は、貴族籍剥奪の上で国外追放の予定ですの。
公爵家四家の当主の総意ですわ。
市井の女性と懇意になっただけなら当主交代程度で済んだのですけど、次期当主がその異母兄妹との交流で貴族家の婚約を壊し、それを当主が放置していたことで、貴族籍剥奪となりました。
その上、そのお子を成した行為が無理矢理ということもあり、帝国貴族いえ、帝国国民に相応しくないと判断されましたの。
もちろん抵抗するでしょうけど、彼はわたくしに嘘を吐いておりました。
わたくしが、女性に会いに行くとは思わなかったのかもしれません。
ですが、メタトロン公爵はわたくしが真意を問いに行った時に「リッド様が生まれて間もない頃に花屋で働く女性と出会い、恋に落ちた」と言いましたわ。
ですが、真実はメイドとして働く女性に無体を働いた、です。許せませんわ。
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