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相談という名の〜ラグノア公爵令嬢シャルロット視点〜
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これは、このままジークハルト殿下とアリスティア様本人たちにお任せしていたら、まとまるものもまとまらない。
そう感じました。
それで、アリスティア様のお兄様であるイングリス公爵家嫡男のライアン様。
ライアン様の婚約者であるキャスリーン様。
そして私の婚約者であるカール様に相談することにいたしました。
「アリスティアは、幼い頃から自分の感情を殺すように、セオドア王家に強要されて来た。婚約者である王太子も、アリスティアのことを政略結婚相手としか見ておらず、男爵令嬢なんかにうつつを抜かす始末だった」
ライアン様のおっしゃることは理解できます。
その男爵令嬢はおそらくユリア様。ヒロインだと思います。
でも、物語ではアリスティア様はエリック殿下のことを好きだったのだけど。
「アリスティアは、婚約者の心変わりに婚約解消を望んだ。細かいところは話せないが、両親が動いて婚約は白紙撤回となった。アリスティアとの縁をまた結ぼうとされても困るから、我々は母の故郷であるこの国に来たというわけだ」
「よく王家が白紙撤回を受け入れたね」
「不貞の証拠も揃えたし、キャスリーンのお父上も兄上たちも協力してくれたからな」
キャスリーン様のお父様は、セオドア王国で宰相をされていて、お兄様方は騎士団長と文官長をされていたとか。
それは逆らえば、国が立ちいかなくなると考えるでしょうね。
でも結局、その宰相も騎士団長も文官長も、セオドア王国は失ったわけです。
皆様、ローゼンタール王国に家族で移住されたのですから。
「ジークハルトが幼い頃から、アリスティアを好きだったことは知っていた。アリスティアには生まれながらの婚約があったから、ジークハルトがずっと我慢していたことも。だが、王命での婚約はまずかった。ずっと王命での婚約に縛られていたアリスティアが自由に生きることを両親も僕も望んでいた。だから、母上とそして伯母上の手で、その王命はすぐに取り消されてしまったんだ」
「それは・・・」
「ジークハルトは、本当はちゃんとした奴だ。多分、あの時はやっとアリスティアを婚約者にできるという喜びと、早く手に入れなければアリスティアがまた誰かに奪われるという焦燥から暴走してしまったのだろう。王命の取り消しということで、ジークハルトは多分もう婚約を申し込むことはない。母上や伯母上の叱責がキツすぎたんだ」
そんな。
あんなにお互いに想いあっているのに。
確かにもっと他にやり方があったのかもしれませんが、ずっと想っていた人に手が届くと思ったら、暴走してしまうことだってあるでしょう?
そう感じました。
それで、アリスティア様のお兄様であるイングリス公爵家嫡男のライアン様。
ライアン様の婚約者であるキャスリーン様。
そして私の婚約者であるカール様に相談することにいたしました。
「アリスティアは、幼い頃から自分の感情を殺すように、セオドア王家に強要されて来た。婚約者である王太子も、アリスティアのことを政略結婚相手としか見ておらず、男爵令嬢なんかにうつつを抜かす始末だった」
ライアン様のおっしゃることは理解できます。
その男爵令嬢はおそらくユリア様。ヒロインだと思います。
でも、物語ではアリスティア様はエリック殿下のことを好きだったのだけど。
「アリスティアは、婚約者の心変わりに婚約解消を望んだ。細かいところは話せないが、両親が動いて婚約は白紙撤回となった。アリスティアとの縁をまた結ぼうとされても困るから、我々は母の故郷であるこの国に来たというわけだ」
「よく王家が白紙撤回を受け入れたね」
「不貞の証拠も揃えたし、キャスリーンのお父上も兄上たちも協力してくれたからな」
キャスリーン様のお父様は、セオドア王国で宰相をされていて、お兄様方は騎士団長と文官長をされていたとか。
それは逆らえば、国が立ちいかなくなると考えるでしょうね。
でも結局、その宰相も騎士団長も文官長も、セオドア王国は失ったわけです。
皆様、ローゼンタール王国に家族で移住されたのですから。
「ジークハルトが幼い頃から、アリスティアを好きだったことは知っていた。アリスティアには生まれながらの婚約があったから、ジークハルトがずっと我慢していたことも。だが、王命での婚約はまずかった。ずっと王命での婚約に縛られていたアリスティアが自由に生きることを両親も僕も望んでいた。だから、母上とそして伯母上の手で、その王命はすぐに取り消されてしまったんだ」
「それは・・・」
「ジークハルトは、本当はちゃんとした奴だ。多分、あの時はやっとアリスティアを婚約者にできるという喜びと、早く手に入れなければアリスティアがまた誰かに奪われるという焦燥から暴走してしまったのだろう。王命の取り消しということで、ジークハルトは多分もう婚約を申し込むことはない。母上や伯母上の叱責がキツすぎたんだ」
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あんなにお互いに想いあっているのに。
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