侯爵様、その溺愛は違います!

みおな

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新たな侍女兼護衛たち。

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「レティシア様。右から、アネッサ、ダイアナ、ビビアンです。これから三人が交代ないし全員でレティシア様の護衛にあたります」

 ジゼルの紹介で、三人の女性が頭を下げた。

「「「よろしくお願いします、奥様」」」

「ええ、よろしくね」

 アネッサは、三人の中で一番年上で二十二歳。赤茶色の髪をポニーテールにしている。

 ダイアナは、十八歳で水色のセミロングヘア。

 ビビアンは、私と同い年で濃紺の髪をおさげにしている。

 この三人は、以前クロヴィス様から聞いていた私の侍女兼護衛だ。

 メインが護衛らしい。
しかも三人とも体型も身長も私と同じくらい。

 濃い紫色のかつらを被れば、後ろ姿なら見間違えるかも?というレベル。

 どうやら、そう言う目的で選ばれたらしい。

「外に出るときは、必ず護衛を伴え。出来れば、俺と共にが望ましいが、そういかない時もあるだろう」

「なるべくクロヴィス様とご一緒するようにします」

「ああ。ローウェンの方には、諜報を付けてある。アレは考え方が歪んでいるからな」

 クロヴィス様の言葉に、ウンウンと頷いてしまう。

 本当に、この世界のローウェンはある意味狂ってるわよね。

 どこの世界に、婚姻してる人妻に求婚する阿呆がいるのよ。

 そして絶対に自分が選ばれると思える自己肯定力の高さに、眩暈がするわ。

 たとえクロヴィス様の妻になっていなくても、ローウェンを選ぶことは絶対ないわ!

 ローウェンを選ぶくらいなら、カシオの愛妾にしてもらうわよ!

 カシオは嫌だって言うかもしれないけど・・・

「今のところ、外出の予定はありませんし、王太子殿下の新たな婚約者の件と妹のことはどうなりそうですか?」

「エリンジウム皇国第三皇女殿下との婚約は、ほぼ確定だ。皇国にも、少々問題のある王太子だと伝えてある。その上で、婚約を了承してくれた皇女だ。中々の女傑だと聞いている。レティシアと気が合うかもしれないな」

「そうなのですね。お会いするのが楽しみです」

「ダイアンサスの妹の方は、とりあえずは解消は保留とすることになった。まだ十四歳ということもあり、伸びしろがあるかもしれないからな」

 伸びしろねぇ・・・
今頃になっていちから淑女教育をしているのに、二年後にマスターしているかしら?

 まぁ、ダイアンサス伯爵家はおそらく没落か爵位返上になると思う。

 何せ、あの父親、ろくに領地経営してないみたいだし、王家の調査が入ったから、これからちゃんとやらないと爵位を取り上げられそう。

 となると、アンジェラには継ぐ家はなくなる。

 ちゃんと淑女教育をマスターしたなら、どこか伯爵家くらいの嫁入り先を探してあげてもいいわ。

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