侯爵様、その溺愛は違います!

みおな

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相談します。

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 クロエから聞いたことを、クロヴィス様に相談することにした。

 私にできることなんて限られているというか、残念ながらほとんどない。

 クロヴィス様はローウェンに諜報を付けてると言っていたし、何か掴んでいるかもしれない。

 それに何も掴んでいなかったら、クロエの情報は役に立つし、国王陛下に警戒を促すことも出来る。

「というわけですの」

 隣に座るクロヴィス様に伝えると、クロヴィス様はそうか、と息を吐かれた。

「ローウェンが怪しげな薬を手に入れようとしていると、諜報から報告があった。飲むことでじわじわと心の臓を弱らせていく毒薬だ。ただ、その毒を入手するには、普通の伝手では手に入らない」

「・・・掴まれていたのですね」

「ああ。だが、狙いまでは分からなかった。まさか、自分の父親を蹴落とそうとしていたとは・・・」

 クロヴィス様の声に、苦しそうなものが混じっている気がした。

 クロヴィス様は、王家に戻そうとすることで国王陛下を避けているけど、決して嫌いなわけではないと思う。

 ローウェンのことも、一応身内としてそれなりには大切にしているのに。

 だけどとして、国王陛下を害しようとしていることを見逃すわけにはいかないと思う。

 そんなことが本当に起きてしまったら、国王陛下を殺した人間が国のトップに立つことになってしまう。

 もちろん、愚王を倒したりとか、反乱が起きたりとか、こういう権力世界は綺麗なものばかりじゃないことは理解している。

 実際あのアニメの中では、レティシアとローウェンは、クラリッサを修道院送りにしたんだから。

 あれもいわゆる独裁政治ってやつよね。

「陛下と話してみる」

「なら、クロエ様に連絡して、証言していただくようお願いしてみますわ」

 クロヴィス様贔屓の国王陛下だから大丈夫だと思うけど、ローウェンを陥れようと思われたら嫌だもの。

 私も、クロヴィス様と一緒に王宮に行こうかしら?

 オーキッド侯爵家は、鉄壁の守りと言われているけど、クロヴィス様とご一緒の方が安全な気がするし。

「クロヴィス様、私も王宮にご一緒してもよろしいでしょうか?」

「・・・そうだな。俺が留守のうちにローウェンが暴挙にでるかもしれない。分かった。一緒に行くか」

 そうよね。
そう考えてしまうわよね。

 今のローウェンは、私を手に入れるという目的のためなら、手段を選ばない気がする。

 私を守るために、アネッサやダイアナ、ビビアンが怪我をしたら嫌だし、王太子に逆らったとカシオやエミリアが罰を与えられるのも嫌。

 余計、嫌われるだけだって、どうして分からないのかしら。

 
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