はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな

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第十七話

「第二王子殿下に、協力の要請をしてしまいました。勝手に申し訳ありません」

 私の勝手な行動で、お父様たちの予定が狂ってしまうかもしれません。

 婚約解消できないかもと焦ってしまいました。

 こんな判断ミスするようでは、カリスタ伯爵家の後継として失格ですわ。

「第二王子殿下と第一王子殿下なら、きっとこちらの意を汲んでくれるだろう。だが、不安だからといって先走ってはいけない。一旦立ち止まって、周囲を見る余裕を持ちなさい。お前の判断で、カリスタ伯爵家に関わる多くの人間の人生が左右されるんだ。それがカリスタ伯爵家を継ぐということだよ」

「はい、お父様。肝に銘じます」

「ふふっ。リズ、お父様は怒っているわけではないのよ。むしろ、リズに人をみる目があることを誇っているの」

 お母様がクスクスと笑いながらそうおっしゃってくださるけど、先にお父様に相談するべきだったのは事実。

 もし、王子殿下たちが父親である国王陛下のお味方をすれば、全てが水の泡となるところだったのです。

「明日、殿下たちにお話しよう。殿下たちの協力があれば、陛下たちに悟らせずことが進めやすくなる」

「リズ、婚約解消まであと少しよ。頑張りましょうね」

「はい、お母様」

 殿下たちの協力があれば、玉璽の件もどうにかなるかもしれません。

 翌朝お父様の許可を得て、学園でカタロニア公爵令嬢であるダイアナ様にお話することにしました。

 私が直接第二王子殿下にご連絡を差し上げれば、陛下たちに怪しまれる可能性があります。

 殿下方はすでに学園を卒業されていますが、ダイアナ様なら婚約者として「お会いしたい」と連絡をされても怪しまれません。

 私は月に一度は学園に通う必要がありますが、どの日に通うかは試験日以外は自由なので、今日でも問題ありません。

 お手紙を出すよりも確実ですし、情報の漏洩も防げます。

「おはようございます、カタロニア様」

「おはようございます、カリスタ様。昨日は楽しかったですわ、ありがとうございました」

「いいえ、お菓子が手に入りましたの。お時間がありましたらいらしてくださいますか?」

「まぁ!必ずお伺いしますわ!」

 さすがダイアナ様です。
すぐに何が言いたいのか、ご理解くださいましたわ。

 今日は、第二王子殿下がダイアナ様を学園までお迎えに来てくださることになっています。

 ダイアナ様をお誘いした形ならば、帰りにお二人揃って我が家に訪れても問題ありません。

 
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