はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな

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第三十六話

 イーサン様とドロシー王女殿下、そしてフォールス男爵令息と令嬢は、常に四人で行動しているそうです。

 え?もちろんダイアナ様情報ですわ。

 いつどんな形で冤罪をかけられるか分かりませんから、ダイアナ様は特Aクラスの皆様の協力の元、イーサン様とドロシー王女殿下を警戒しているそうです。

 どうやらお二人とも、フォールス様たちに夢中らしく、どうにかお二人の気を引こうとあれこれプレゼントしたりしているそうです。

 はぁ。
ブレンディ侯爵様は、ご子息の教育すらちゃんと出来ないのかしら?

 注意したら、それで終わりではありませんのよ?

 更生するまでが教育ですわ。
そもそも、融資がかかっている婚約ですのに、その息子を放置って物事を安易に考え過ぎではないですか?

 いえ、信用していたとしても、現在の愚行を知ったのでしょう?

 ならば、監視しておくべきではないでしょうか。

 ドロシー王女殿下の方は・・・
仕方ありませんわよね。親がアレですもの・・・

 どうしてああも、王女殿下を猫可愛がりなさるのかしら?

 第一王子殿下も第二王子殿下も、あのように穏やかでしかも優秀でいらっしゃるのに。

 もしかして、女の子だから可愛いというやつなのでしょうか?

 お気持ちは分からないわけではありません。

 うちもお父様もお母様も、私のことをとても大切にして下さいます。

 でも。

 国王陛下も王妃殿下も、普通の親ではないのです。

 お二人は、クレメンタイン王国全国民の親でもあるのです。

 全国民に対して、責任があるのです。

 なのに可愛い娘だからと、あのような常識を疑うような愚行を許しているなんて。

 クシュリナ王国に知られたら、どうするつもりなのでしょう。

 いえ。クシュリナ王国側が罠を仕掛けているのですけど、そしてその罠にものの見事にハマっているのですけど。

 フォールス男爵兄妹は、とても優秀な方々のようで、自分たちから擦り寄るのではなくイーサン様とドロシー王女殿下が追って来るように誘導しているみたいです。

 確かに、断罪する時に「罠だ」と言われたら困りますものね。

 ドロシー王女殿下自らが、アルバート様に対して裏切り行為をしたと証明できないと、クレメンタイン王国側有責で婚約解消ができません。

 そういえば、交流のお茶会も最近はブレンディ侯爵家から案内が来ませんね。

 交流していないことを侯爵様たちはご理解の上で、私との婚約を諦めたのかしら?

「別にあちらからの解消でも、私はかまわないのだけど」

 我が国には、婚約の破棄というものがありません。

 あくまでも解消。
どちらの有責かで、慰謝料が発生する場合もあります。

 名前が違うだけで、結果は破棄と同じですわね。

 
 
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