はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな

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第六十一話

 日々、王太子妃教育を受けている中、アウラ様からあることを教えていただきました。

 教育も三ヶ月が過ぎ、最近はお名前で呼ぶことをお許しいただきましたの。

「それは・・・本当のことなのですか?」

 私が感情を出さないように、抑えめの声で尋ねると、アウラ様はホホホと上品に微笑まれました。

「あの、執着心が強くて、お互いに婚約者がいたのに諦めきれなかった殿下が、エリザベス様以外を見染める日が来ましたら、わたくしも天に召される日が近いということですわね」

 いえ。
まだまだアウラ様にはお元気で、できれば色んなことを教えていただきたいですから、儚くなられては困ります。

 それに、その・・・
アルバート様を忘れられなかったのは私も同じです。

 アルバート様は、次期国王陛下。
国のことを考え、王太子妃になる方を選んだとしても、それを責めるつもりはありません。

 それが殿決断だったから、私は受け入れました。

 でも、同じ轍を二度も踏むつもりはありません。

 クシュリナ王国の王家の子は、アルバート様のみ。

 ですが、王位継承権を持たれている方は他にもいますから、アルバート様の妻の座ではなく、王太子殿下の妃の座に他の方が就くことに文句を言うつもりはありませんわ。

 心変わりとかでないのなら・・・

 私は決して王太子妃になりたいわけではなく、出来ることならなりたくありません。

 アルバート様が王太子殿下だから、必然的に王太子妃を目指すことになっただけです。

 アルバート様が、王太子殿下としてとても努力し頑張られていたことを知っていますから、私もそんなアルバート様をお支えしようと思ったに過ぎません。

 ですから、その『噂』が真実だとしたら、アルバート様には王太子殿下の地位を諦めるか、それとも私との決別を取るか、選んでいただきますわ。

 私はカリスタ伯爵家の娘。

 愛する相手を信じたことで、カリスタ伯爵家を利用されるわけにはいきません。

「ふふふっ。大丈夫ですわ。孫娘がその噂を耳にしてから調査し、王太子殿下にはご報告しておりますから。すぐに対処されるでしょう。エリザベス様がクシュリナ王国に来られるまでには、ほぼは終わると思いますわ」

 アルバート様と私の婚約は、国王陛下や王妃殿下もお認め下さっているものです。

 ですが、この婚約・・・いえ、私を不満に思っている貴族家がいることも事実です。

 絶対に何かしらしてくるでしょうから、クシュリナ王国の学園に通うことをやめたのですが・・・



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