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悪役令嬢は執事と婚約します
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王子と出会うのは、王妃様に呼ばれたお茶会である。
お茶会への招待状は、すでにお母様のもとに届いている。一刻の猶予もない。
私は、ベッドから飛び降りると、急いで鏡台へと向かった。
鏡に映った自分を確認する。うん。やっぱり10歳に戻ってる。15歳になった時腰まで長くなってる髪も、いまは肩より少し長い程度だ。
コンコン。
ドアがノックされ、侍女が部屋へと入ってきた。
「おはようございます、アイリス様。お召替えをいたしましょうか」
「うん。お願い」
私は次女であるけど、公爵家令嬢なので、身の回りのことは侍女がやってくれる。そして、10歳であるこの年から、着替えなどを手伝ってくれる侍女とは別に、私付きの従者がつくことが決まっていた。
「今日は、お父様いらっしゃるかしら?」
髪を梳かしてもらいながら尋ねると、侍女がクスクスと笑う。
「旦那様がアイリス様にお会いにならないで、お仕事に行かれるわけがありませんわ」
そう。うちのお父様は、私のことをとても溺愛してくれている。まぁ、お父様だけじゃないけど。
私は、そんなお父様に、ものすごい悲しい思いをさせてしまったんだわ。
王子に婚約破棄なんてされて国外追放になったら、公爵家としては家を守るために私を勘当するしかない。そんなこと、お父様にさせたくなかったけど、でも娘を死なせてしまったお父様の悲しみはどれほどだったんだろう。
やっぱり今回は、絶対婚約なんか回避してやるわ!
支度を終えた私は、淑女らしからぬ小走りで、お父様のいる執務室へと向かった。
「お父様、アイリスです。少しよろしいですか」
ノックのあと、声をかける。勝手に入ったりはしない。
お父様は国の宰相をされているので、お部屋でお仕事をされていることも多い。
別に入っても咎められたことはないけど、15歳の記憶のある私としては、その辺の配慮はしてみる。
中から、返事の前にドアが開けられた。姿を見せたのはー
「リュークお兄様!おはようございます」
「おはよう、アイリス。僕の天使は今日も愛らしいね」
リューク・クラウディア。
我がクラウディア家の嫡男で、現在19歳。私を溺愛してくれている人、その2である。
「おはよう、アイリス。朝からどうかしたのか?」
「おはようございます、お父様。私、お願いがあってきました」
執務机から立ち上がると、お父様も私のもとへ歩いてくる。私は、そのお父様に抱きついた。
前回まで、こんな風に甘えたことはなかったけど、今回は令嬢らしさとかそんなことを言ってる場合ではない。
みんなの溺愛を利用して、絶対に5年後の断罪を避けてみせる!
「う、うむ。何かな?」
案の定、お父様がデレる。お父様ってば、宰相としてとても優秀とお聞きしてたけど、私には本当甘いのよね。
そして、リュークお兄様、悔しそうにしないで。
「私、シキと婚約したいんです!」
「!!!」
私の一言で、空気が凍りつき、お父様もお兄様も固まっている。
まぁ、無理ないわよね。昨日までそんなこと全然言ってなかったのに、突然言われたら固まるわよね。
シキというのは、今年から私の従者になった15歳の少年である。
シキ・イザーク。
白銀の髪と、少し長めの前髪に隠された深青の瞳。
まだ従者だけど、前回私が死ぬ15歳の時には私付きの執事として常にそばにいてくれた。
前回までの私は、ナルシス王子のことが大好きだったから、シキをそういう目で見たことはない。
それ以前に、使用人を恋愛対象には見ないわよね。
だけど、シキはとても綺麗な顔をしている。少なくとも、今回の私にとってナルシス王子なんかより何倍も好意を持てる相手だ。
「あ、アイリス?突然何を・・・」
「私、シキに一目惚れしたんです!お願いします、お父様っ!」
私は、自分がどれだけお父様やお兄様たちに溺愛されているか、よくわかっている。だから、どうすればお父様を陥落出来るかも。
その瞳に涙を浮かべて、ウルウルした目でお父様を見つめる。
断罪されたときのことを思い浮かべれば簡単に涙が浮かんだ。
「ち、父上!アイリスが望んでいるのです」
「しかし、いきなり婚約など・・・」
「父上!!」
「わ、わかった。シキに話をしよう」
お兄様の援護もあり、お父様がうなづいた。ふっ。チョロいわ。
「ありがとう!お父様!お兄様!大好きっ」
満面の笑みで微笑めば、お父様もお兄様も、自分の判断が正しかったと、嬉しそうに笑う。
うーん、公爵家の当主と次期当主がこんなんで大丈夫かしら?
あとは、シキ次第だけど、その点は心配してない。使用人が雇い主の命令?に異議を唱えるわけがない。
うちは、使用人だからといって、理不尽な命令を下したり、迫害するようなことはしていない。
意見があれば何でも言わせるし、それが正しいことだったら、それに従うこともある。
ただ、シキは使用人になって間もないから、おそらく異議は唱えない。
お母様やお姉様たちにも許可を取るつもりだけど、お父様とリュークお兄様を陥落させてれば、あとは報告だけでも大丈夫だ。
「シキ、アイリスをお願いね」
「はい」
お母様に言われ、シキがコクリとうなづく。
案の定、お父様に言われたシキは婚約を了承し、お母様やお姉様も異議を唱えなかった。
シキがどう思ってるのかはわからないけど、前回までのシキは、少なくとも20歳になるまでお付き合いしている方はいなかった。
あとは、私が好かれるように努力すれば良いことだ。
これで、お茶会で王子と会っても、婚約なんか断ってやる!
お茶会への招待状は、すでにお母様のもとに届いている。一刻の猶予もない。
私は、ベッドから飛び降りると、急いで鏡台へと向かった。
鏡に映った自分を確認する。うん。やっぱり10歳に戻ってる。15歳になった時腰まで長くなってる髪も、いまは肩より少し長い程度だ。
コンコン。
ドアがノックされ、侍女が部屋へと入ってきた。
「おはようございます、アイリス様。お召替えをいたしましょうか」
「うん。お願い」
私は次女であるけど、公爵家令嬢なので、身の回りのことは侍女がやってくれる。そして、10歳であるこの年から、着替えなどを手伝ってくれる侍女とは別に、私付きの従者がつくことが決まっていた。
「今日は、お父様いらっしゃるかしら?」
髪を梳かしてもらいながら尋ねると、侍女がクスクスと笑う。
「旦那様がアイリス様にお会いにならないで、お仕事に行かれるわけがありませんわ」
そう。うちのお父様は、私のことをとても溺愛してくれている。まぁ、お父様だけじゃないけど。
私は、そんなお父様に、ものすごい悲しい思いをさせてしまったんだわ。
王子に婚約破棄なんてされて国外追放になったら、公爵家としては家を守るために私を勘当するしかない。そんなこと、お父様にさせたくなかったけど、でも娘を死なせてしまったお父様の悲しみはどれほどだったんだろう。
やっぱり今回は、絶対婚約なんか回避してやるわ!
支度を終えた私は、淑女らしからぬ小走りで、お父様のいる執務室へと向かった。
「お父様、アイリスです。少しよろしいですか」
ノックのあと、声をかける。勝手に入ったりはしない。
お父様は国の宰相をされているので、お部屋でお仕事をされていることも多い。
別に入っても咎められたことはないけど、15歳の記憶のある私としては、その辺の配慮はしてみる。
中から、返事の前にドアが開けられた。姿を見せたのはー
「リュークお兄様!おはようございます」
「おはよう、アイリス。僕の天使は今日も愛らしいね」
リューク・クラウディア。
我がクラウディア家の嫡男で、現在19歳。私を溺愛してくれている人、その2である。
「おはよう、アイリス。朝からどうかしたのか?」
「おはようございます、お父様。私、お願いがあってきました」
執務机から立ち上がると、お父様も私のもとへ歩いてくる。私は、そのお父様に抱きついた。
前回まで、こんな風に甘えたことはなかったけど、今回は令嬢らしさとかそんなことを言ってる場合ではない。
みんなの溺愛を利用して、絶対に5年後の断罪を避けてみせる!
「う、うむ。何かな?」
案の定、お父様がデレる。お父様ってば、宰相としてとても優秀とお聞きしてたけど、私には本当甘いのよね。
そして、リュークお兄様、悔しそうにしないで。
「私、シキと婚約したいんです!」
「!!!」
私の一言で、空気が凍りつき、お父様もお兄様も固まっている。
まぁ、無理ないわよね。昨日までそんなこと全然言ってなかったのに、突然言われたら固まるわよね。
シキというのは、今年から私の従者になった15歳の少年である。
シキ・イザーク。
白銀の髪と、少し長めの前髪に隠された深青の瞳。
まだ従者だけど、前回私が死ぬ15歳の時には私付きの執事として常にそばにいてくれた。
前回までの私は、ナルシス王子のことが大好きだったから、シキをそういう目で見たことはない。
それ以前に、使用人を恋愛対象には見ないわよね。
だけど、シキはとても綺麗な顔をしている。少なくとも、今回の私にとってナルシス王子なんかより何倍も好意を持てる相手だ。
「あ、アイリス?突然何を・・・」
「私、シキに一目惚れしたんです!お願いします、お父様っ!」
私は、自分がどれだけお父様やお兄様たちに溺愛されているか、よくわかっている。だから、どうすればお父様を陥落出来るかも。
その瞳に涙を浮かべて、ウルウルした目でお父様を見つめる。
断罪されたときのことを思い浮かべれば簡単に涙が浮かんだ。
「ち、父上!アイリスが望んでいるのです」
「しかし、いきなり婚約など・・・」
「父上!!」
「わ、わかった。シキに話をしよう」
お兄様の援護もあり、お父様がうなづいた。ふっ。チョロいわ。
「ありがとう!お父様!お兄様!大好きっ」
満面の笑みで微笑めば、お父様もお兄様も、自分の判断が正しかったと、嬉しそうに笑う。
うーん、公爵家の当主と次期当主がこんなんで大丈夫かしら?
あとは、シキ次第だけど、その点は心配してない。使用人が雇い主の命令?に異議を唱えるわけがない。
うちは、使用人だからといって、理不尽な命令を下したり、迫害するようなことはしていない。
意見があれば何でも言わせるし、それが正しいことだったら、それに従うこともある。
ただ、シキは使用人になって間もないから、おそらく異議は唱えない。
お母様やお姉様たちにも許可を取るつもりだけど、お父様とリュークお兄様を陥落させてれば、あとは報告だけでも大丈夫だ。
「シキ、アイリスをお願いね」
「はい」
お母様に言われ、シキがコクリとうなづく。
案の定、お父様に言われたシキは婚約を了承し、お母様やお姉様も異議を唱えなかった。
シキがどう思ってるのかはわからないけど、前回までのシキは、少なくとも20歳になるまでお付き合いしている方はいなかった。
あとは、私が好かれるように努力すれば良いことだ。
これで、お茶会で王子と会っても、婚約なんか断ってやる!
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