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悪役令嬢は全てを告白します
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「シキ、私が突拍子もないことを言っても、信じてくれる?」
いや、この聞き方はズルいわ。シキが信じると答えるのは当たり前だ。
それに、信じてくれなくても話さなければ話は進まない。
「ううん、シキ。答えなくていい。シキが私のこと信じてくれないなんて思ってない」
私の言葉に、シキが私を抱きしめる。
そう。シキはいつだって私の味方だ。前回までの、断罪される私のことだって最後まで味方でいてくれた。
ナルシス王子に断罪され、泉に身を投げたこと。気付いたら、婚約する10歳に戻っていたこと。何度繰り返しても断罪され、だから今回は婚約を避けようとしたこと。そして、断罪したナルシス王子の隣に、ナナミ男爵令嬢が常にいたこと。
全てを正直に話した。
シキは、私が話し終わるまで黙って聞いてくれていた。
そして、しばらくの沈黙の後、抱きしめていた私の背中を優しく撫でた。
「アイリス様、よくがんばりましたね」
シキは、辛かったねではなく、がんばりましたねと言ってくれた。
そう。私は、確かに辛かった。大好きだった王子に断罪され、死ぬほど辛かった。だけど、それを3回繰り返した今の私は、その辛さ云々より生きるために頑張ったのだ。
それを、シキは理解ってくれた。言葉にしなくても、わかってくれた。
「シキ、ありがとう」
「しかし、その男爵令嬢ー胡散臭いですね」
「うん・・・今考えると、前回までのナルシス様の状態と、今のマイルズ様たちの状態、似てるのよね」
ナナミ様が全てで、彼女が白だと言えば黒も白という始末。ナルシス様だけなら、恋にのぼせ上がっているのかもと思うところだが、さすがに4人はおかしい。
「確か、ヴィオラ様のご友人に魔法に詳しい方がいましたね」
「え?あ、うん。ラクトフェン様ね」
ヤーコブのお姉様で、ユリシア・ラクトフェン伯爵令嬢様。魔術士団長のご長女で、ヴィオラお姉様のご友人だ。
「ご連絡は取れますでしょうか?」
「お姉様にお願いしたら取れると思う。早い方がいい?」
「ええ。出来るだけ」
シキがそこまで言うほどだ。私は、うなづくと、お姉様に会うために部屋を出たー
いや、この聞き方はズルいわ。シキが信じると答えるのは当たり前だ。
それに、信じてくれなくても話さなければ話は進まない。
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そう。シキはいつだって私の味方だ。前回までの、断罪される私のことだって最後まで味方でいてくれた。
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シキは、私が話し終わるまで黙って聞いてくれていた。
そして、しばらくの沈黙の後、抱きしめていた私の背中を優しく撫でた。
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それを、シキは理解ってくれた。言葉にしなくても、わかってくれた。
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「ご連絡は取れますでしょうか?」
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