1 / 4
語り部×親友×最恐
1
しおりを挟む男女の友情は成立するか。
最初にそれを問わねばならない。
俺は成立すると思っているし、成立しないとも思っている。
俺は男だけど、小学校来の同級生の女子が唯一の親友だからだ。
そしてその親友を何かと構ってくるのが、俺の友達だ。
親友の名前は、御堂心(みどう こころ)。神社の参道にあるお茶屋さんの一人娘で、看板娘。ただし普段は不愛想。
友達の名前は、遠野龍(とおの りょう)。ワケあり家庭育ちで、現在中学では生徒会副会長を務める完璧野郎。ただし会長をこき使っている。
……ああ、俺のことを話していなかったか。失礼。名前は水瀬光詠(みなせ こうえい)。駆け落ち両親のもとに生まれた、まあ、今時の中学二年生だ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる