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五 想い
side作之助6
しおりを挟む「あの高校の中で一番型が綺麗だったの司さんだから見てたけど……水都さんお願い。俺が司さん見たって総真に言わないで」
「総真くん?」
不思議そうに首を傾げる水都さん。
「総真に言われてんだ。司さんのこと見るな、って」
正直に言うと、水都さんは半眼になった。だよな。
「また総真くんはそういうことを……」
はあ……と深くため息をつく水都さん。
総真のことを俺より知っている水都さんだから、意味は全部わかってくれたんだろう。話が早い。
「じゃあ羽咲ちゃんが気になるから見てたわけじゃないんだ?」
「うん? そうだね」
俺にとって司さんは、水都さんの親友であり総真の大事な人だ。
気になるとか、そういう対象には絶対にならない。総真が怖いから。
「じゃあ作之助はどんな子が気になるの?」
なぜか水都さんは俺の返事だけでは引かず、更に質問を重ねてきた。
足も停まり、お互い道路に突っ立ったまま話す。
「……うーん……」
気になる……って、どんな感じだろう? 訊いてみるか。
「水都さんが言ってるのってどういう意味? 庇護対象的な気になり方か、恋愛的な気になり方か……水都さん?」
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