朧咲夜3-甦るは深き記憶の傷-【完】

桜月真澄

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三 いつまですきでいられるのかな。

side咲桜5

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「……あたしは、いつまですきでいられるのかな……」

「遙音先輩を?」

こくり。笑満は肯いた。

「あたしの家族が、遙音くんをどう思ってるのか、とか……全然わかんないから……」

「………」

笑満の家族は夏島の家にあった事件を直接的に知っている。

けれど、遙音先輩の助けにはなれなかった。

笑満は、家族はむしろ先輩の存在を忌避するのではないかと心配している。

……そのために、告白をする決心も至らない。

「そうだね」

隣に座る笑満の頭に手を廻し、軽く抱き寄せた。

「難しいよね」

難しい。

恋ごとだけでは収まらないのが、笑満と先輩の世界だ。

「……やっぱ咲桜って笑満の彼氏みてーだな」

「ええっ!? 笑満ちゃんって咲桜と付き合ってんの……!? ってか、咲桜が二股……!?」

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