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7 兄弟
side黎10
しおりを挟む「……恨んでるか?」
「……誰を?」
「俺」
「……兄貴から言う様な話じゃないだろ。言うなら、母さんから聞くべきだ。だから、今日のことでいいと思ってる」
架は、真っ直ぐ前を見ながら言う。
強くなったな、なんて、兄として思う。
「――俺は真紅ちゃんにつくって決めた。だから、せっかく叶ったんだから、逃がさないでよ」
「当然」
逃がす気なんて、さらさらない。
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兄と道を分かれて、架はしばらくその背を見ていた。
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