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10 みう
side真紅1
しおりを挟む私は知っている。
何故『始祖の転生』と呼ばれる魂があるか。
始祖の転生とは、そもそもなんであるか。
なんのために、生まれ変わり続けるのか――。
力を取り戻し過去世の記憶が芽生えた私は、総てを知った。
+++
朝。目が覚めると、のろのろとした動作で身体を起こしてから、枕元の二つのカゴを見た。
一つは式となった紅姫のもの。
もう一つは、変わらず私の傍にいてくれるるうちゃんのもの。
二基の仲は良好で、るうちゃんが私の右肩、紅姫が左肩によくいる。
両方とも重さを感じないから問題ないのだけど、触覚は有効なのか、しょうじきくすぐったい。
ぐっすり寝ている二基を見て、頬がゆるむ。可愛い……。
……紅姫が来た日に見た夢は、あの一度きりだ。
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