陽華の吸血鬼➁【完】

桜月真澄

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10 みう

side黎3

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「言ってないけど。梨実とそう話すほどの仲でもないし」

「そうか――

「でも真紅軽油では聞いてるかもな」

「盲点! お、お嬢さんから流れてる可能性あるのか……」

安堵した澪が再び何かに突き落とされたようだ。

「なんだ? じじいの命令だったんだから真紅は知っても問題ないだろ」

「海雨ちゃんに知られてたら最悪ってことだよ! 野郎が野郎に血ぃあげてたって相当気味悪い関係だよ! なんで俺がお前のために指切ってたんだよ今頃後悔が激しい!」

「お前の血は不味いからもういらねえ」

「てめえがもう吸血鬼じゃねえだろ! うわーやっちまったー……お嬢さん、海雨ちゃんに隠し事したくないみたいだから、絶対知られてる……」

そうだろうな。とは思ったけど、澪が珍しく本気で落ち込んでいるので言わないで置いた。

「お前、ガチで梨実に気ぃあるんだな」

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