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四 なゆの名前は当然のように母さんとお揃い。
side那也15
しおりを挟む「うん? なに、学。今日は由羽くんと一緒って言ったよね?」
「あ、うん聞いてた。……那也、いつもと違くね?」
「いつも?」
………。
……そりゃあ相手は、置いて行く気持ちだと決めていても好きな人だ。
少しは可愛く見られたいから……千波の手を借りて女の子らしくしてみたよ。
結果、弟にヘンなものを見る目で見られるザマだけど。
それでも、本大好きで休日は一日市立図書館にこもりたい千波が休日返上で手伝ってくれたんだから、手伝ってくれてありがとうだよ……!
千波が好きな人と逢うときは私が全力でお手伝いするって誓ったよ! 役立たずだろうけど!
「えーと、那也……」
「なに?」
「……ナンパされないようにね……?」
「されるわけないよ。こんな剣道オタク」
なに言ってんだろ、学は。
何故か不安そうな顔をする学に見送られて、家を出た。
待ち合わせ場所は駅前で、私が着く前に由羽くんがいて、今日もキラキラ王子オーラを放っていた。
目が――――! ……私が近づいていいんだろうか不安になる……。
そう思っていたとき、由羽くんがこっちを見た。
そしていきなり花が満開になったみたいな笑顔を見せてくれた。
「那也!」
目が――――――! つぶれるよ!
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