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四 なゆの名前は当然のように母さんとお揃い。
side那也27
しおりを挟む「はじめまして。遠江那也です。由羽くんの同級生です」
「同級生? 大人っぽいね」
「あ、ありがとうございます?」
そう言う碓氷くんは、最初に見えた冷えた雰囲気が消えて、人のよさそうな笑顔で詐欺に遭いそうな心配が出て来た。ツボ買わされそうとか思ってしまった。
「総真一人? 玲哉(れいや)は?」
「あれ? うーから聞いてない? 今日はうーと一緒だよ」
「え? …………………ああ、だから羽咲のやつ一週間前からテンション高かったのか。悪いな、いつも」
「一週間前!? って、デートですか?」
どうやら『うー』と言うのは由羽くんの妹さんの呼び名のようだ。
碓氷くん、由羽くんの妹さんの彼氏さんなのかなあ。
そんなに楽しみにしてたんだ。なんか私がまたほっこりしてしまう。
「そんなんじゃないよ。うーに、定期テストで満点一位取れたら一日付き合うって言ったら本当に取ってきたんだ」
「満点一位!?」
ただの一位じゃなくて!?
驚く私とは裏腹に、由羽くんはため息をついた。
「お前、よく羽咲に付き合ってくれるよなあ。あ、那也。総真は羽咲の家庭教師してくれてんの」
「そうなんですか」
「それで、羽咲はどうしたの? 待ち合わせ前?」
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