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四 なゆの名前は当然のように母さんとお揃い。
side由羽2
しおりを挟む「けっ⁉⁉」
「とするような、真剣な付き合い」
俺の言葉を全部聞いて、那也は唇を噛んだ。
「……ってことは、冗談やからかいで言ってるわけじゃ……」
「もちろん、本気。那也のこと、ずっと一番に大事にするって約束する」
「………」
那也はまた黙り込んだ。そして、
「……少し、頭の中を整理する時間をもらってもいい……?」
やっぱり困った顔をする那也にそう言われて、肯いた。
「うん。那也の気持ちにも整理がついてからでいい。……本音の答えを、聞きたい」
那也は戸惑うように視線を泳がせたあと少し下を向いて。
軽く、頭を上下させた。
――那也の家が見える場所まで送って、そこで別れた。
さすがに告白の返事待ちをしている状態で家まで……って言うのは、少し気が引けて。
終始、那也が考えているのもわかったから。
――そして母さんと羽咲にもそのことを軽くだけど話す羽目になって。
「お兄ちゃんが初恋かあ~、いやぁ妹ながら照れますなあ」
「……何言ってんだ? 総真のストーカー」
父さんも帰って来た夕食後のリビングのソファで、羽咲がニヤニヤしだした。
俺はノーパソで仕事の続き、羽咲はローテブルに勉強道具を広げているところだ。
父さんと母さんはダイニングテーブルにいる。
「ストーカーはしょうがないよ。私、お父さん似だもん。いいよね、お兄ちゃんはお母さん似で」
「ツラは反対だけどな」
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