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38 もてなしの準備
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38 もてなしの準備
暫くの間、オルテガにグラシアールの相手を頼む事にして、俺はもてなしの準備をする為にその場を辞した。それに男同士話したい事が沢山あるだろうからな。
グラシアールは毎年今よりもう少し後の時期に国使としてやってきてローライツ王国で一月程過ごす。その間に様々な情報交換や視察なんかをするんだが、遊びに来ている訳ではないのでスケジュールもそれなりにハードだ。ゆっくり私的に話す時間を取る事はなかなか難しい。オルテガはオルテガで遠征やらなんやらで王都をあける事が多いからタイミングが悪いと顔を合わせることすら叶わないだろう。
ワイン数本と適当なつまみを持って行くように使用人に指示しつつ、大急ぎで客間の支度をさせる。オルテガの私物は適当に俺の部屋に突っ込んでおくように言えば、古くから仕えてくれているメイドが意味ありげににこやかな笑みを浮かべた。その笑みの意味がわからずにいれば、彼女はくすくすと笑みを零す。
「いえ、リア様にもようやく春が訪れたようで安心致しまして」
彼女の言葉でやっと自分が言った意味の重要性に気がつく。オルテガの私物を俺の部屋に置くという事は……!
オルテガが傍にいる事にすっかり慣れきっていて全然違和感がなかったが、普通客人を主人と同室には泊めないだろう。それこそ、恋人や婚約者なら話は別だろうが……。
言い訳しても今更だ。これまで散々オルテガは俺の部屋で夜を明かしてきたのだから。部屋を整えてくれる者達には色々バレているだろう。
ああくそ、急に恥ずかしくなってきた。オルテガと過ごせる事に俺も浮かれていたんだが、こうやって改めて現実を直視すると羞恥しかないな!
やっぱり今夜はお説教だ。俺の八つ当たりをくらうといい。
そんな風に羞恥に悶えながら着々とグラシアールにもてなしの準備を整え、食事の内容を指示するために次は厨房へと向かう。
ラソワ国では魚より肉が好まれるからそれを頼みに行くのだ。うちに来たなら是非魚を食べて欲しいところだが、豊かな森は野生動物や食用になる魔物をも育んでいる。
そう、この世界では魔物を食う。初めはどんなもんなんだと恐る恐るだったが、ちょっと野生みを感じるものの普通に美味いから驚きだ。食肉用に家畜を育てるのはごく一部だけで鶏や羊くらいらしい。牛や馬は酪農または農耕用か騎乗用として育て、老いたり怪我をして手の施しようがなくなったら潰して肉にし、家族や近隣の者で食べるそうだ。そうする事で死んだ馬や牛に対する感謝を示し、日本で言う「供養」をするらしい。
西洋の世界観なのに、妙な既視感を覚えたが、これもまたご都合主義だろう。たまに見知った物があったりするので完全に独立した世界観というよりは都合良く創られた世界という印象が強い。まあ、元がゲームの世界観なら致し方ないか。
ハイファンタジーの世界というのは設定を作り込もうと思えばいくらでも作れるが、そうするとひとつの物事に膨大な説明やらなんやらが必要になる。重要な事柄なら必要かもしれないが、他の事にいちいちそれをやっていたら際限なく話が長くなってしまう。
ゲームはあくまでもゲームだ。イケメンとの恋愛を楽しみたい顧客達にとってはそういう説明より推しのスチルの一枚、ボイスの一声が増えた方が良いに決まっている。
そんな訳でとっつき易い世界観にする為に現代日本にもある物がそこそこ存在していた。言葉でも英語の単語が出て来たりするのでたまにびっくりする事がある。この辺は本当にご都合主義だよな。
厨房に辿り着いた俺はシェフとあれこれ相談してメニューを決めていく。メインにはこの近くの森で獲れた鹿の肉を。前菜には魚を使い、今が旬の物をふんだんに取り入れたメニューにした。
屋敷のある辺りは街中から外れている田舎だが、レヴォネは交易都市だ。あちこちから美味い物が流通しているし、珍しい物も沢山ある。その中からグラシアールが好みそうな物をチョイスするのはなかなか骨が折れたが、これなら喜んでもらえるという自信作の献立が出来上がった。
シェフ達に後を任せて俺はリビングに戻る事にして、足早に廊下を行く。ふと外を見れば、湖畔でグラシアールが乗って来た黒いドラゴンが丸くなって眠っている。ドラゴンの餌もどうするか相談しないとな。ついでに少しくらい触らせてもらえないだろうか。
リビングのドアの前に辿り着けば、中からは楽しそうな話し声が聞こえて来た。どうやら随分と盛り上がっているらしい。
トラブルが起きていない事に内心でホッとしながらドアを開ければ、俺が戻った事に気がついたグラシアールが機嫌良さそうに片手を挙げる。
「リア! レヴォネのワインは美味いな! 買い付けは出来るか?」
「シュアン殿にお話しておこう。……それにしても随分呑んだな」
機嫌良さそうに買い付けの話をしてくれるのは有り難いが、テーブルの上はなかなかの光景だ。そんなに長い時間空けた訳ではないと思うんだが、ワインは既に2本空いているし、3本目ももうなくなりそうになっている。ラソワの者は酒豪が多いと聞いていたが、ここまでとは思わなかった。
「もっと酒精の強い物を用意しようか?」
「いや、これでいい。あまり飲み過ぎるとシュアンに叱られるからな」
苦笑しながら肩を竦めるグラシアールの様子を見る限り、シュアンには頭が上がらないようだ。それにいずれ宰相と国王となる上で仲が良いのは少し羨ましい。
ユリシーズ陛下とセイアッドは10歳差と年齢差が大きい。「私」が成人する前まで接する機会が多かったのは同い年である王弟リンゼヒースであり、ユリシーズと顔を合わせるのは父について謁見する時や催し物の時くらいだった。父の跡を継いで宰相になった後も、仕事の話くらいしかした事がない。
なので、グラシアールとシュアンの関係は羨ましいものだ。これくらい垣根無く話せたら今の状況にはなっていなかったのかもしれない。……いや、こんな事考えるなんて詮無き事だな。
「リア」
不意に低い声で名を呼ばれて思わずびくりと体が跳ねた。視線を声のした方に向ければ、グラシアールが薄氷色の瞳で真っ直ぐ俺を見ている。
「お前が気に病む事ではない」
僅かな間に俺の機微を読まれて、思わず苦笑する。どうやら彼に隠し事は出来ないようだ。
「……正直に言えば、陛下の事でまだ少し迷いはあるんだ。私がもっと上手く立ち回っていれば良かったんじゃないかと」
「はっ、お前一人がどう立ち回ったっていずれは同じ結果になっていただろうな。周りに及ぼす影響も考えずに自分の婚約者を追い遣ったボンクラ息子がいるんだ。アレが跡を継いだら遅かれ早かれ問題を起こしていただろう。なに、少しばかりいろんな事の時節が早くなっただけだ」
「……そうだな。そう思う事にしよう」
愚かではないが、愚直なライドハルトが即位した時のことを考えてうんざりする。その尻拭いをするのは間違いなくセイアッドの役目だ。継承順位が変わってもこれを機に成長して欲しいものだがどうだろうか。
「俺としても戦争は避けたい。せっかく終わらせる事が出来たんだからな」
戦争は長引けば長引く程にお互い疲弊する。ラソワとローライツ、長らくの戦禍がやっと収まったのはどちらの国にとっても重畳な事だ。グラシアールの言葉は本音だろう。
「国交がもっと回復すればお互いに行き来が簡単になるだろう。そうなったら騎竜を貸してやっても……」
「本当か!」
竜という単語に食い付いた俺の反応にグラシアールが驚いた顔をする。それもそうか。この世界でもドラゴンは恐怖の象徴だ。好き好んで接するのはラソワの猛者達くらいなのだから。
しかし、「俺」は違う。憧れの幻獣を得られるかもしれないという話に食い付かない訳がないだろう!
暫くの間、オルテガにグラシアールの相手を頼む事にして、俺はもてなしの準備をする為にその場を辞した。それに男同士話したい事が沢山あるだろうからな。
グラシアールは毎年今よりもう少し後の時期に国使としてやってきてローライツ王国で一月程過ごす。その間に様々な情報交換や視察なんかをするんだが、遊びに来ている訳ではないのでスケジュールもそれなりにハードだ。ゆっくり私的に話す時間を取る事はなかなか難しい。オルテガはオルテガで遠征やらなんやらで王都をあける事が多いからタイミングが悪いと顔を合わせることすら叶わないだろう。
ワイン数本と適当なつまみを持って行くように使用人に指示しつつ、大急ぎで客間の支度をさせる。オルテガの私物は適当に俺の部屋に突っ込んでおくように言えば、古くから仕えてくれているメイドが意味ありげににこやかな笑みを浮かべた。その笑みの意味がわからずにいれば、彼女はくすくすと笑みを零す。
「いえ、リア様にもようやく春が訪れたようで安心致しまして」
彼女の言葉でやっと自分が言った意味の重要性に気がつく。オルテガの私物を俺の部屋に置くという事は……!
オルテガが傍にいる事にすっかり慣れきっていて全然違和感がなかったが、普通客人を主人と同室には泊めないだろう。それこそ、恋人や婚約者なら話は別だろうが……。
言い訳しても今更だ。これまで散々オルテガは俺の部屋で夜を明かしてきたのだから。部屋を整えてくれる者達には色々バレているだろう。
ああくそ、急に恥ずかしくなってきた。オルテガと過ごせる事に俺も浮かれていたんだが、こうやって改めて現実を直視すると羞恥しかないな!
やっぱり今夜はお説教だ。俺の八つ当たりをくらうといい。
そんな風に羞恥に悶えながら着々とグラシアールにもてなしの準備を整え、食事の内容を指示するために次は厨房へと向かう。
ラソワ国では魚より肉が好まれるからそれを頼みに行くのだ。うちに来たなら是非魚を食べて欲しいところだが、豊かな森は野生動物や食用になる魔物をも育んでいる。
そう、この世界では魔物を食う。初めはどんなもんなんだと恐る恐るだったが、ちょっと野生みを感じるものの普通に美味いから驚きだ。食肉用に家畜を育てるのはごく一部だけで鶏や羊くらいらしい。牛や馬は酪農または農耕用か騎乗用として育て、老いたり怪我をして手の施しようがなくなったら潰して肉にし、家族や近隣の者で食べるそうだ。そうする事で死んだ馬や牛に対する感謝を示し、日本で言う「供養」をするらしい。
西洋の世界観なのに、妙な既視感を覚えたが、これもまたご都合主義だろう。たまに見知った物があったりするので完全に独立した世界観というよりは都合良く創られた世界という印象が強い。まあ、元がゲームの世界観なら致し方ないか。
ハイファンタジーの世界というのは設定を作り込もうと思えばいくらでも作れるが、そうするとひとつの物事に膨大な説明やらなんやらが必要になる。重要な事柄なら必要かもしれないが、他の事にいちいちそれをやっていたら際限なく話が長くなってしまう。
ゲームはあくまでもゲームだ。イケメンとの恋愛を楽しみたい顧客達にとってはそういう説明より推しのスチルの一枚、ボイスの一声が増えた方が良いに決まっている。
そんな訳でとっつき易い世界観にする為に現代日本にもある物がそこそこ存在していた。言葉でも英語の単語が出て来たりするのでたまにびっくりする事がある。この辺は本当にご都合主義だよな。
厨房に辿り着いた俺はシェフとあれこれ相談してメニューを決めていく。メインにはこの近くの森で獲れた鹿の肉を。前菜には魚を使い、今が旬の物をふんだんに取り入れたメニューにした。
屋敷のある辺りは街中から外れている田舎だが、レヴォネは交易都市だ。あちこちから美味い物が流通しているし、珍しい物も沢山ある。その中からグラシアールが好みそうな物をチョイスするのはなかなか骨が折れたが、これなら喜んでもらえるという自信作の献立が出来上がった。
シェフ達に後を任せて俺はリビングに戻る事にして、足早に廊下を行く。ふと外を見れば、湖畔でグラシアールが乗って来た黒いドラゴンが丸くなって眠っている。ドラゴンの餌もどうするか相談しないとな。ついでに少しくらい触らせてもらえないだろうか。
リビングのドアの前に辿り着けば、中からは楽しそうな話し声が聞こえて来た。どうやら随分と盛り上がっているらしい。
トラブルが起きていない事に内心でホッとしながらドアを開ければ、俺が戻った事に気がついたグラシアールが機嫌良さそうに片手を挙げる。
「リア! レヴォネのワインは美味いな! 買い付けは出来るか?」
「シュアン殿にお話しておこう。……それにしても随分呑んだな」
機嫌良さそうに買い付けの話をしてくれるのは有り難いが、テーブルの上はなかなかの光景だ。そんなに長い時間空けた訳ではないと思うんだが、ワインは既に2本空いているし、3本目ももうなくなりそうになっている。ラソワの者は酒豪が多いと聞いていたが、ここまでとは思わなかった。
「もっと酒精の強い物を用意しようか?」
「いや、これでいい。あまり飲み過ぎるとシュアンに叱られるからな」
苦笑しながら肩を竦めるグラシアールの様子を見る限り、シュアンには頭が上がらないようだ。それにいずれ宰相と国王となる上で仲が良いのは少し羨ましい。
ユリシーズ陛下とセイアッドは10歳差と年齢差が大きい。「私」が成人する前まで接する機会が多かったのは同い年である王弟リンゼヒースであり、ユリシーズと顔を合わせるのは父について謁見する時や催し物の時くらいだった。父の跡を継いで宰相になった後も、仕事の話くらいしかした事がない。
なので、グラシアールとシュアンの関係は羨ましいものだ。これくらい垣根無く話せたら今の状況にはなっていなかったのかもしれない。……いや、こんな事考えるなんて詮無き事だな。
「リア」
不意に低い声で名を呼ばれて思わずびくりと体が跳ねた。視線を声のした方に向ければ、グラシアールが薄氷色の瞳で真っ直ぐ俺を見ている。
「お前が気に病む事ではない」
僅かな間に俺の機微を読まれて、思わず苦笑する。どうやら彼に隠し事は出来ないようだ。
「……正直に言えば、陛下の事でまだ少し迷いはあるんだ。私がもっと上手く立ち回っていれば良かったんじゃないかと」
「はっ、お前一人がどう立ち回ったっていずれは同じ結果になっていただろうな。周りに及ぼす影響も考えずに自分の婚約者を追い遣ったボンクラ息子がいるんだ。アレが跡を継いだら遅かれ早かれ問題を起こしていただろう。なに、少しばかりいろんな事の時節が早くなっただけだ」
「……そうだな。そう思う事にしよう」
愚かではないが、愚直なライドハルトが即位した時のことを考えてうんざりする。その尻拭いをするのは間違いなくセイアッドの役目だ。継承順位が変わってもこれを機に成長して欲しいものだがどうだろうか。
「俺としても戦争は避けたい。せっかく終わらせる事が出来たんだからな」
戦争は長引けば長引く程にお互い疲弊する。ラソワとローライツ、長らくの戦禍がやっと収まったのはどちらの国にとっても重畳な事だ。グラシアールの言葉は本音だろう。
「国交がもっと回復すればお互いに行き来が簡単になるだろう。そうなったら騎竜を貸してやっても……」
「本当か!」
竜という単語に食い付いた俺の反応にグラシアールが驚いた顔をする。それもそうか。この世界でもドラゴンは恐怖の象徴だ。好き好んで接するのはラソワの猛者達くらいなのだから。
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